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米国のジャン・ユンカーマン監督制作の映画「日本国憲法」を見た時は、とても感動しました。
成立の背景、憲法に込められた思い。中でも、最も印象深かったのは、この憲法が(特に九条に込められた思いは)被害をもたらしたとりわけアジアの国々、そして世界への、二度と戦争はしないという約束、誓いを示すものだという事でした。それを変えるという事は、約束の破棄を意味するのです。 同監督による本作では、こんなに様々なフィルムがあったのかと思わせる程に、当時の貴重な記録映像が適宜に挿入され、沖縄のこれまでと今とが描き出されていました。 戦後70年を経た現在も平和を求めて不屈の戦いを続ける沖縄の人々。先月鑑賞して涙した「戦場ぬ止どぅみ」に繋がる思いを作品に感じました。監督の視線は、常に沖縄の人々と同じ位置にありました。 「12週間の地上戦で4人に1人の住民が命を落とした沖縄戦」。どれ程壮絶であったか…想像を絶します。 その後も続く「占領政策」から途切れることなく続く「基地」による沖縄支配。沖縄の人々への差別と抑圧、それに対する怒りの思いと行動、沖縄の“終わらない戦後”と向き合った4部構成によるドキュメンタリーです。 <第2部 占領>1945年 6月 23日の組織的戦闘の終結を待たず、4月1日の沖縄本島上陸直後から始まっていた米軍による差別的な沖縄占領政策の実態と米軍基地建設。そして、占領下での沖縄の人々の平和を求める反基地闘争を中心に追う。 <第3部 凌辱>読谷村でのチビチリガマ集団自決“集団強制死”に関する証言。米軍基地の存在によってもたらされる沖縄の女性たちに対する性暴力の実態を、被害者側だけでなく、加害者である元米兵まで、双方への取材を通して明らかにする。さらに、基地周辺の住民に対する被害だけでなく、米軍内でも女性兵士たちが同僚の男性兵士から性的被害を受けている実態が、アメリカでの取材から見えてくる。 <第4部 明日へ>辺野古への新たな米軍基地建設を巡る日本政府の強引な対応と、沖縄への差別的な扱いを許している私たちの無関心に対し、沖縄の人たちの深い失望と怒りが語られる。 (movie walkerより) もう一つ驚いたのは。映画の冒頭で紹介されたのですが、ペリーがまだ鎖国状態の日本へやって来た時、既に沖縄占領の意思を持っていたという事でした。沖縄に向けて語られる中での「捨て石」と言う言葉の繰り返しには胸が痛みました。 圧倒的な戦力の差。沖縄上陸時の記録フィルムは、正にその言葉と重なる沖縄の惨状を映しています。 過去の沖縄も、そして今の沖縄で起こっていることも、単に沖縄だけの問題ではないことを理解し、問題解決に向けて、私たちみんなで考えて行かなければならない事を再認識させてくれた作品です。 インタビューで、監督は「平和の礎」を訪れた時の想いを語っておられますが↓、私も、そこに刻まれている戦没者名が、沖縄の方々だけではなく、外国の方も含めた、沖縄戦での全戦没者名であることに、沖縄の方々の命に対する、敬虔な思いを感じ、いつも心打たれます。 その穏やかで包容力ある願いと思いは、今の辺野古を含む、基地反対運動にも反映されていると感じます。 ユンカーマン監督は、2年前の6月23日に、国籍や軍人・民間人の区別なく、沖縄戦などで命を落とした全ての人々の氏名を刻んだ祈念碑『平和の礎(いしじ)』での慰霊祭に参加した際の事を振り返り、「あちこちの小さい集落で慰霊祭が行われていた。各集落に沖縄戦が及んで、犠牲が出たということを実感しました」。さらに、「最後に米軍の基地と戦地を空撮した日、また『平和の礎』を撮影し、思わず涙が出てきました。少しでも礎の魂を呼び起こす映画になっていればいいと思います。その魂が今でも沖縄には生きている。その魂が沖縄の力になっていると思います」と沖縄の現状に思いを馳せていた。 |

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こういう人たちの体験証言を
なくしてはならない。
2015/9/5(土) 午前 7:07 [ baldman ]
> bald manさん
早速コメント頂き、有難うございます。
伝えていくことの大切さをこの作品でも感じました。
アメリカの監督がアメリカ目線ではなく、沖縄の人々に寄り添う気持ちで作られた事にも
感銘を受けました。
2015/9/5(土) 午前 7:11
沖縄の友だちが,「仲良くしてもらってた,近所のお姉さんが,米兵に強姦されて殺された」と,話してくれたときは,其の淡々とした話し方からより一層其の悲しみを感じました。
今でも,沖縄は抑圧された社会では,そこへ観光だけで行く人たちが,ほんの少しでも,米軍のことを考えてくれたら良いなぁって思ってます。
2015/9/5(土) 午前 7:22
> 電脳写真工房さん
沖縄のお友達のお話、辛いです。
軍隊と女性への性暴力は、どうしてこうも密接に絡み合っているのだろうと思いました。
性被害を表沙汰にしたくない女性もいると思いますので
米兵の女性への暴行事件は、報告件数の数倍に当たるのではないかと思いました。
電脳さんの最後の言葉、私も同じ気持ちです。
2015/9/5(土) 午前 7:29
沖縄の方々、PTSDにならないほうがおかしいくらいの
経験をされたんですね。。
1人の女性として、性的暴力は、許せないものがあります。。
話はそれますが、
日本兵も、また中国や韓国で、そういう行為をしたことを、
きちんと謝罪すべきです。
沖縄は捨て石。。
今や、沖縄だけでなく、日本全土が、「アメリカの捨て石」に
なっていることをご存じないのが官僚ですが、
なんでこんな風に憎み合う戦争の結果、苦しみ続けるのが民間人、とくに女性であることか。。
ペリーがすでにそう思っていたとは、知りませんでした。
外交とは、怖いものですね。
今や、地球に住む種族として、一体とならなければならない時なのに、こんなことがあってはならない。
私が軽い気持ちでずいぶん前に抱いてた観光名所の沖縄は、
地獄絵だったことでしょう。。
何も知らなかった私は、バカでした。。
2015/9/5(土) 午前 7:58 [ カンコ ]
おはようございます。
記事は極めて良識溢れる内容なので、記事とは関係ありませんがww隠れ自民の共産党と第二自民の民主党を称賛する動きにストレスを感じています。
行政改革をする政治家は「白い猫でも黒い猫でも良い猫だ」と達観しております。
2015/9/5(土) 午前 8:15 [ 西行法師 ]
> カンコさん
「PTSDにならないほうがおかしいくらいの経験をされた」
…仰る通りです。私は南京大虐殺を目の当たりにした旧日本軍の兵士たちにも
それはあったのではないかと思います。
「うりずんの雨」の季節には今でも体調を崩す方がおられるという事は
それを物語るものです。
中国や韓国への謝罪、相手が心から納得するまで、続けるべきものです。
現首相のような政治家が出て来るから、誠意が伝わらないのです。
結局彼には、謝罪の意思など毛頭ない事がよく分かります。
子どもが幼い頃に一度家族で沖縄を旅し(「平和学習」の意味で夫の職場の方々と)、
多くのことを学んできたつもりでしたが、翁長知事の「これまで沖縄が
自ら基地を提供したことは一度もない」という発言の意味を少し前に漸く理解しました。
まだまだ、学ばねばならないことが多くあります。
丁寧にいつもコメントして下さって、有難うございます。
2015/9/5(土) 午前 9:01
> 西行法師さん、
記事とは直接関係なくとも、構いません。
コメント頂き、有難うございます。
行政改革をする政治家は「白い猫でも黒い猫でも良い猫だ」。私もそう思います。
ただ、今は共産であれ、民主であれ、安保法案廃止に向けて協働してほしいと思っています。
2015/9/5(土) 午前 9:13
ジャン・ユンカーマン監督制作の映画「日本国憲法」よかったですよね。同じ監督作品でしたか。
ペリーの時から沖縄狙っていましたね。
この映画も観たかったのですが…
「少女は自転車に乗って」観ました。泣けました。
alfmonさんのこの映画の記事が見つかりません。もう一度読ませていただきたいのですが。
女性器切除の「母たちの村」や「イラン式料理本」観た時にもこんなこんなに耐える女性たちがいるのだと思いました。女性教師の嫌な顔、演技上手いですね。同じ女性が縛る!
インドでは「女盗賊プーラン」
アメリカ映画「プリティ・リーグ」でも黒人女性がボールを投げ返し、リーグの女性がびっくりするほどの腕前とわかるのですが、そのままで終わります。今ならならそこでスカウトでしょうが当時は黒人女性と一緒にプレイするなんて考えられなかったのでしょうね。
映画の世界でもジャズの女王ビリーホリディでも映画に出るときはメイド役でしかなかったです!
2015/9/5(土) 午後 6:22
先日、NHKで放送された記録映画は、沖縄の戦いでまだ隠されている事実があるという内容でした。
重い内容でまだ途中しか見ていませんが、民間人に爆弾を背負わせて特攻させて自爆させる、ということがあったとのことでした。
「沖縄戦での被害者」は「地震で死亡した人々」とほとんど同じで、そのあまりに酷い実態を隠すものである。
犯罪者にとっては、責任者にとっては、このうえなく便利な、魔法の、有難い、ウルトラ婉曲表現であろう。
「なんか戦争になっちゃって、12万も死人が出ちゃいました」
江戸城無血開城という言葉があるが、ちっぽけな南の島で何故これほどメガ人数の死者が出るのか?余程アホでない限りこんなことは起きない。
先月は花火大会が各地であったようだが、永六輔が「沖縄の人は花火の音が今でも怖い」と言ってました
この地に軍事関係のものは、ひとかけらもあるべきではないだろう。
敗戦前の言語道断な戦争犯罪の地に、軍事基地なんて置かれていいわけはない。人間らしい情のかけらがあるなら、それが許されるわけがないだろう
2015/9/5(土) 午後 8:26
> hitomiさん
「日本国憲法」に続いて、よくこの国の思いを感じながら映画を作って頂いたと思います。
「少女は自転車に…」、ご覧になったのですね。
文化や風習の違い。その違いの大きさ。それを尊重することの大切さを考えつつ
併せて女性の生き方についても考えながらの鑑賞でした。
記事は、こちらです→http://blogs.yahoo.co.jp/alfmom29/39320439.html
女性差別・人種差別をテーマにした海外作品、多くあるのですね。
教えて下さって、有難うございます。
2015/9/5(土) 午後 8:49
> Schwangerschaftさん、
「敗戦前の言語道断な戦争犯罪の地に、軍事基地なんて置かれていいわけはない。人間らしい情のかけらがあるなら、それが許されるわけがないだろう」
…沖縄の歴史を知れば知る程、現状を知れば知るほど
その思いは強くなります。
「民間人に爆弾を背負わせて特攻させて自爆させる、ということ」も聞いたことがありました。
永さんが仰ったことですが
私の知人も幼い頃、広島で被爆されていますが、今でも花火の音に恐怖を感じる
と仰っていました。
2015/9/5(土) 午後 8:59
素晴らしい作品ですね。是非見てみたいと思いまう。外国の良識ある人は、ちゃんと日本のことを見ていると思うと、自信も力も沸いてきますね。
2015/9/6(日) 午前 9:59 [ できごと・つぶやき ]
チョムスキーもこの監督作品でしたね。昔感心してみました。
今日TBSの8時からの番組でキング牧師の言葉にさすがと思いました。
とうとう今年はあいち国際女性映画祭に行けなくて残念でした。
2015/9/6(日) 午後 8:48
> できごと・つぶやきさん
沖縄の過去と今を丁寧に描いてありました。
「外国の良識ある人は、ちゃんと日本のことを見ている」…同じ思いです。
同監督の「日本国憲法」も素晴らしかったです。
2015/9/6(日) 午後 9:04
> hitomiさん、
チョムスキー氏は「日本国憲法」にも出演されていました。
日本に対して色々な提言をして下さる方です。
「あいち国際女性映画祭」、行けなくて残念でしたね。
でも、休養も必要。また来年があります。
2015/9/6(日) 午後 9:06
私は字幕なしではわからないので、この映画も見たいのですが、どうしたものかと思っていました。> alf's momさん
のていねいな説明で、内容を想像することができ感謝しています。
沖縄の人たちの歴史をひととおり知ると、とても基地まで押し付けるのが申し訳なく感じます。嫌なことや都合の悪いことは弱者に押し付けて平気でいる日本政府のやり方は、あまりにひどいですね。
「平和の礎」に刻まれている戦没者名が、沖縄の方々だけではなく、外国の方も含めた、沖縄戦での全戦没者名であることに、沖縄の方々の命に対する、敬虔な思いを感じ・・、
私はまだ沖縄に行ったことがないのですが、沖縄人の懐の大きさを感じました。そういえば、がまに遺された骨を拾い続けたおばあさんも、アメリカや日本の区別をしなかったと聞いています。
見たい映画です。
2015/9/8(火) 午前 0:14
> mimiさん
アメリカの監督が、よくここまで沖縄の心に寄り添って映画を作って下さったと
まずそのことに感動しました。
やや長い、という印象はありましたが、歴史と今生きる人々の声がよく聞きとられていました。
沖縄に関して、同じ日本人でいながら、知らなかったことが多くあります。
またいい学びの時間を得ることができました。
「嫌なことや都合の悪いことは弱者に押し付けて平気でいる日本政府のやり方」
…福島についても同じことを思います。
平和の礎に込められた沖縄の方々の想い、現政権の横暴はそれを否定するものです。
遺骨を拾い続けられたおばあさんのこと。思っただけで胸がいっぱいになります。
2015/9/8(火) 午前 8:54
スクリーンで観ました。ペリーの時代までさかのぼり考える視点は、盲点で自分には欠けていた視点でした。
そして貴重なシーンの数々に、米軍との圧倒的な物流の差を感じました。今でも、沖縄は侵略され続けているんだなと感じました。
2016/4/11(月) 午前 2:32 [ datechibu ]
> datechibuさん
良くアメリカ人監督が、ここまで掘り下げて
沖縄の過去と今を描いて下さったなと感慨深い思いになりました。
翁長さんが知事になって発言された様々な「沖縄の戦後」に関することを聞くまで
「これまで沖縄はアメリカに基地としての土地を提供したことはない」
と言う言葉の意味を理解できていませんでした。そのことをとても恥じました。
沖縄差別。それ以外の言葉では表現できません。「縄は侵略され続けている」…その通りだと思います。
今回もお忙しい中、たくさんのナイスとコメントを頂き、本当に有難うございました。
お子さんの「成長記」、いつも微笑ましく楽しく読ませて頂いています。
2016/4/11(月) 午前 9:46