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本作レヴュー、本当は昨晩書いて今朝upしようと思っていたのですが、原節子さんの訃報を聞いた後は、文章が書けなくなってしまていました。ようやく回復です。 本作は増村保造の初監督作品です。「黒の試走車」で独特の暗さとスピード感、スタイリッシュな雰囲気を堪能したのですが、この作品でもそれを十分に味わうことができました。 1957年。監督:増村保造、脚色:舟橋和郎、原作:川口松太郎、製作永田秀雅。出演:川口浩、小沢栄太郎、 三益愛子、野添ひとみ、村瀬幸子、若松健、入江洋佑、山口健、見明凡太朗。 大学生の欽一(川口)と絵画のヌードモデルの章子(野添)は、それぞれの父親が拘留されている拘置所で出合います。欽一の父は選挙違反、章子の父は公金横領の罪で服役中。 入院している章子の母。入院費の請求も章子の肩に重くのしかかっています。10万の保釈金が調達できれば父親二人はそれぞれ自由の身になれるのです。 その日、拘置所で初めて出会った2人は、競輪場で一儲け。その後食事をし、オートバイで海水浴場まで出かけます。欽一が買った水着を章子が着ると、何と綺麗なプロポーション。でも欽一の反応は極めてドライ。 そのビーチ近くで、欽一は車を運転してホテルに向かう母を発見。母は離婚して数年前に家を出ていました。 近況を聞き合った母と息子はそこで別れ、章子ともそのビーチで喧嘩別れをします。 数日後、母に保釈金を無心。母は息子欽一を「担保」にお金を出します。そのお金を章子に、と思う欽一。一方章子は、モデルをしている裕福な画家の息子からの強烈な「接近」を嫌悪しながらも、体を「売る」事で、お金を得ようとします…。 川口浩のスレンダーな後ろ姿。若い時は、こんなにカッコ良かったのだと改めて認識。 実母である三益愛子が、劇中でも川口の母親役。私の記憶の中の三益愛子は「お婆さん」でしたから、その母親役が三益愛子であることは映画が随分進んでから分かりました。 意味ありげな雰囲気の母親。欽一(川口)の家にはお手伝いさんがいて、章子(野添)に乞われると、彼はピアノも弾きます。(多分本当に彼が弾いていたのでは)育った家庭の裕福さが伝わります。 バイクに二人乗りして道路を走る二人。そのスピード感が実に爽やかでした。 この映画のあと、二人は実生活でも恋人同士になり結婚。本作の原作が川口浩の父・川口松太郎、共演者が実母・三益愛子、そしてのちに妻となる野添ひとみ。正に、川口ファミリーによる作品。でも、映画にユルさや甘さは全くなく、ドライでスピーディな展開。二人の瑞々しい若さと30年代の社会が懐かしく描かれた作品でした。 ただ、レンタルCDのケースには時間が95分と書かれていたのに(この時間、間違っていたのです)、71分で終わってしまったので、「え…」と思うような幕切れに感じてしました。 |

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こんばんは。
ぼくは野添ひとみさんと三益愛子さんは分かります。小沢さんと川口浩さんはおぼろげですね。
野添さん、そう本当に清潔感とスタイルの良さが記憶にあります。
DVD?見てみたくなりましたよー。
2015/11/26(木) 午後 7:30 [ Kiyoshiroo ]
永遠の処女(実は女性を蔑視する言葉)
でも、カリスマ性は、永遠に維持しておりましたね。
2015/11/26(木) 午後 7:41 [ 短足おじさん ]
> Kiyoshirooさん
川口さんの映画の出演作は10作余り。そんなに少なかったのだと思いました。
川口さんは51歳で亡くなられています。野添さんも58歳で。
もっと活躍できる年齢でした。
1時間と少しのとても短い作品です。
希望としては、もう少し、これからの二人を見てみたかったです。
2015/11/26(木) 午後 8:21
> 短足おじさんさん
彼女をそう称する言葉はよく目にしますが、
私も好きではありません。
男の人に、同じようなことは言いませんものね。
とても好きな女優さんでした。
2015/11/26(木) 午後 8:24
川口さんは特に好きな俳優さんで、若尾文子さんとのコンビが良かったです。
この映画もよさそうですが、レンタルでありましたか?
2015/11/26(木) 午後 9:30
> じゃむとまるこさん
川口さん、お好きだったのですね。
「浮草」での川口さん・若尾さんの共演、とても印象に残っています。
「おとうと」もいい作品でしたが、原作を読んでいましたので、年齢的にやや無理を感じました。
本作は、レンタル店で見つけましたよ。
2015/11/26(木) 午後 9:51
こんにちは
増村作品は「赤い天使」が印象に残っていますが「くちづけ」は以前からぜひ観たいと
思っている作品です。DVDがなかなか見つかりません。ご覧になれてよかったですね。
2015/11/28(土) 午前 10:13 [ hisa24 ]
> hisa24さん
予想より短くて、「あ…ここで終わってしまうのか」、という幕切れでしたが
増村監督のタッチが良く出ていた作品でした。
「若さ」がとても美しかったです。かつドライなところが気に入りました。
「赤い天使」。戦中の話なのですね。タイトルは初めて聞きました。
これも増村さんらしい作品のようですね。
2015/11/28(土) 午前 11:09
ありがとうございます♪ レンタル店で見つけられたのですね。気に入っていただけたかどうか。。。増村監督らしいスピーディな展開、バイクシーンの疾走する爽やかさは印象に残ります。野添ひとみは可愛かったし、工事現場の告白シーンも好きです。この後二人はどうなったか気になりますね。
2015/11/30(月) 午後 8:42
> shi_rakansuさん
shirakansuさんの記事を読んでいなければ、多分見ることはなかった映画です。
とてもいい映画でした。スピード感もあり、爽やかな若さがほとばしり、
野添ひとみも川口浩もとても良く演じていました。
あんなに短い映画でしたので、その後をもっと見たいと思いました。
でも、そう言う気持ちにさせる意味では、いい幕切れでした。
2015/11/30(月) 午後 11:49