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一人っ子政策が行われていた中国で実際に起こった「誘拐事件」を基に制作された映画です。
【北京時事】中国の全国人民代表大会常務委員会は昨秋、「人口・計画出産法」改正案を可決。これで1979年から続いた人口抑制の国策「一人っ子政策」は正式に廃止された。改正法は今年から施行。同法は「国家は夫婦に子供2人の出産を提唱する」と明記しており、中国は「二人っ子」が奨励される時代に入った。 国家が産児制限をするのは異常な事。しかし、人口抑制の為には苦肉の策なのだろうと思っていました。 ただ第二子出産が認められるようになっても、そうしたい夫婦の割合がとても低いことを昨年の新聞で読みました。経済状況の悪化がそうさせているよう。 2014年、中国・香港合作映画。監督・製作:ピーター・チャン、音楽:レオン・コー。出演:ビッキー・チャオ、ホアン・ボー、トン・ダーウェイ、ハオ・レイ、チャン・イー、キティ・チャン。 2009年7月、中国・深センの下町で寂れたネットカフェを経営するティエン(ホアン・ボー)は3歳の息子ポンポンと二人暮らし。離婚した元妻ジュアン(ハオ・レイ)は、週に一度だけポンポンと一緒に過ごす時間を作っていました。 ある日、近所の子どもたちと遊びに出かけた時、母ジョアンの車が彼の前を通り過ぎたことに気付きあとを追ったポンポンでしたが、車を見失います。その直後、立ち尽くすポンポンを何者かが連れ去ります。 警察に通報するもすぐには対応してもらえず。父親ティエンは、その後自力で息子ポンポンを色々な手段を講じて探し続けます。子どもを誘拐された親達の会にもティエンは元妻と一緒に入会します。警察の協力も得てはいましたが、ティエンがネットで発信した情報に反応して来るのは報奨金目当ての詐欺やいたずら電話がほとんど。 しかし失踪から3年後の2012年、信頼できる情報がティエンの元に届きます。 親の会のメンバー、元妻と共に伝えらえれた場所に向かったティエンがそこで目にした情景は… 3歳の息子ポンポンを必死の思いで、危ない目に遭いながらも探し続ける父親。息子への愛が胸に迫りました。一方、亡くなった夫が誘拐した子とは知らずにポンポンが3歳から6歳までを育てた「育ての」母親。子どもを奪われまいと必死に追いかける様子に、例え実子ではなくとも、子どもに注いだ愛情の深さが伝わりました。 あれ程広大な中国と言う国。農村地域と都市部の恐ろしい程の格差は、これまで見た中国映画で感じてきたことでした。戸籍もどれ程精密に作られているのだろうと思いました。 誘拐された子を持つ親の会が組織されていました。この映画で描かれたことは、それ程特殊な事例ではないのかもしれません。 「育ての親」を演じたビッキー・チャオの、子どもを親元に返された後に見せ続けた涙で潤んだ瞳が彼女の哀しみを伝えていました。 |

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日本は一人っ子政策以前に、子供を産め無い経済的な状況が生まれて仕舞いました。又、欲しい人には恵まれず、ただ、産みでネグレストの親の多い事、そんな親たちに見せたい映画ですね〜
2016/3/7(月) 午前 9:35 [ 短足おじさん ]
だから中国は〜、などと見当違いの意見も見受けられますが、そうではなく普通の親子の情はさほど変わりなく、普通に暮らせない社会に問題ありですね、それは日本も同じで、悲惨なニュースにいたたまれなくなります。
ビッキー・チャオさん、とても美しいです、内面から輝き出るパッションに心奪われました。
2016/3/7(月) 午前 9:43
> 短足おじさんさん
中国が様々な問題を抱えていることを改めて考えました。
色々な厳しい問題に直面していることはどの国にも、日本にも言えることですが。
ネグレスト親、報道されることが多いから余計に敏感になっているのかもしれませんが
私には信じられない状況が余りに多いです。
2016/3/7(月) 午前 10:45
> じゃむとまるこさん
じゃむとまるこさんの記事を読んで、見ようと思った作品です。
辛い思いが2時間余り、ずっと続きました。
決してhappy endingとはならなかった結末。
仰る通り「普通に暮らせない社会に問題あり」です。
じゃむまるさんも記事に書かれていましたが、ビッキー・チャオさん、とても綺麗な方ですね…
2016/3/7(月) 午前 10:47
私の住んでいる近所では、団地が多いせいか、子育て2人・3人がざら。。だから、少子化と言われても、あまりピンとはきません。
わざわざ「公園デビュー」しなくとも、
子供たちは、それぞれ勝手に友達になり、
あっちこっちで、わあわあ騒いでいます。。
ですがその一方で、育児休暇がとれず、2人目を産むことができない所も。。
男性中心の考え方、安倍さんあたり、考えて欲しいものです。。
赤ちゃんは産まれたては働けません。泣いてお乳を欲しがるのが仕事。
また、女子の身体を、「子供製造機」と勘違いしないで欲しい。
恋愛なし、お見合いだけ、フランス人を見習って欲しいです。
2016/3/7(月) 午後 0:57 [ カンコ ]
ウサギ用の檻に入れられたなどの虐待のニュースは辛くてたまりません。それなら赤ちゃんポストや病院等に置き去りにしてくれた方がよいと思います。
結婚も出来ない若者たちも多いのに。
この映画、予告編だけ映画館で観ました。
2016/3/7(月) 午後 3:01
Alf.momさん、こんばんは♪
映画音痴の僕(苦笑)は、勿論、この映画のことは知りませんでしたが、
以前、本かテレビで、このお話と似たような実話を知りました。
それは、ある若い女性が路上で老夫婦に、道の路上でヒッチハイクされ、
その後、20年近く、夫妻の家に監禁されて、食事とトイレの時以外は、
鋼鉄の箱に入れられるか、ベッドの下に手足を拘束される、というような
内容だったと、漠然と記憶しています。
最後は、その夫妻の元を脱走するのですが、裁判で証言に立った時の
彼女の映像は衝撃的で、全身は痩せ細り、生気の色は欠けらもなく、
「非人間的な生活」が、いかに人間の魂を決定的に破壊するのかを
その“亡霊のような姿”が、どんな言葉よりも雄弁に物語っていました。
それを思い出し、たとえ無事に生還できたとしても、
この子と両親の心には、一生消せない苦悩の傷跡が
刻印されたはずで、こうした事件を引き起こす個々の犯人の
背後に重くのしかかる構造的な社会問題の根深さにフォーカスした、
娯楽の域を超えた、ジャーナリスティックな作品のように感じました。
2016/3/7(月) 午後 7:36 [ 木枯 ]
> カンコさん
カンコさんのお住まいのところは子どもさんが多いのですね。
「公園デビュー」の必要もない。自然でいいですね。
待機児童が増え(女性が働こうとするようになった)ことを「嬉しい悲鳴」
と表現した総理の認識の浅さ…軽薄さ極まれりです。
女子の身体を「子供製造機」と失言した大臣がいました。
自民の中にはそう言う差別主義者が多いのではないかと思います。
2016/3/7(月) 午後 10:23
> hitomiさん
親による、乳幼児の虐待死亡事件を聞く度に辛くてなりませんでした。
それを思うと、hitomiさんも書いておられますが、「赤ちゃんポスト」が持つ意味の深さを感じていました。
最緒から最後まで「親」の気持ちで見ました。
苦しい気持ちはラストまで続きました。
2016/3/7(月) 午後 10:27
> 木枯さん
確かに娯楽作品では全くありませんでした。
書いて下さった若い女性の誘拐・監禁事件は知りませんでした。
そう言う環境下に置かれると、「そう」なってしまうのだと思います。
なぜ、監禁したのか、目的は何だったのだろと思います。
この映画の場合は、そう言う状況に置かれていた訳ではなく、愛情いっぱいの「育ての」親の元ですくすくと成長していました。
それゆえに、3歳までの実の親と過ごした記憶が完全に欠落してしまっていたのです。
その点では子どもにとっての6歳までの3年間は幸せだったのだと思います。
2016/3/7(月) 午後 10:41
3歳から6歳までの間って,子供の情操形成の最も大切な時期ですよね。そして,子供も最も可愛い盛り……不幸な事件とはいえ、引き離されることになった育ての母と子の悲哀を感じました。『大地の子 』にも、大きくなってからだけど、似た場面がありましたね。
私はこの映画は全く見ていませんが、愛情をかけて育てた子供は、血の繋がりがあろうとなかろうと、引き離されるのはつらいだろうなと、思います。この映画では、お父さんも必死に我が子を探しているので、彼の我が子への愛情も否定はしません。でも、日本で虐待されるのをわかっていながら子供を血縁の親に返し、その子をみすみす死なせてしまった事件もありました。血の繋がりではなく、子供にとっての幸福という観点を大事に判断してほしいものだと思います。
この映画では双方の親から、最愛の子として探し求められ、また育てられて子供としてはしては幸せ子供ですね。幸福に育てられた3年間の思い出は貴重なものになると思います。子ども自身は引き離されてもとの親に戻ることどうだったくのでしょう?お母さん役の女優さん、ほんとうに綺麗ですね、精神的な美しさも感じます。✨
2016/3/8(火) 午前 8:23
> mimiさん
「愛情をかけて育てた子供は、血の繋がりがあろうとなかろうと、引き離されるのはつらいだろう」…本当にそう思います。
「育ての親」が愛情をこめて育ててきたことは、子どもの表情、母の表情から十分に伝わりました。
子どもへの愛情の深さは、引き離された3年間、命の危険にも遭い乍ら、
必死の思いで息子を探し続けた父親の姿からも痛い程よく伝わりました。
子どもにとっての3年間の思い出、残った方がいいのか消えた方がいいのか、思いは複雑です。
「育ての親」を演じられた女優さん、寒村の農民女性の役でしたが、なり切って愛情いっぱいの表情を子どもに対して注ぎ続けておられました。最後まで重苦しい気持ちが心を圧し続けた作品。
お忙しい時間にコメント頂き、有難うございました。
2016/3/8(火) 午前 10:20
ナイショさん、
不安定な「環境」からの発信、
有難うございます。全部OKでした。
2016/3/8(火) 午前 10:22