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刑期を終えた祖父・グランパが石原さとみの家族の許へ戻ったことで繰り広げられる穏やかではなくなってしまった日常が、時折ユーモラスな展開も交えながら描かれた物語。祖父と孫娘の情の通い合いが素晴らしい…。 グランパ役は菅原文太。その存在感、そして重く響く低音voice,、最高でした。 父(平田)母(宮崎)、中一の娘珠子(石原ひとみ)の三人家族の許へ、殺人罪で服役していた祖父(菅原文太)が戻って来ます。直前まで祖母(波野)が同居していたのですが、祖父と一緒に暮らすのはゴメンと家を出ます。 13年前に服役した祖父。珠子にとっては初対面の「祖父」でした。珠子は、祖父をグランパと呼ぶことに決めます。ただ、初めて一緒に暮らすのですから、グランパとの会話に珠子は「敬語」を使いました。 地元の商店街の人たちはグランパを温かく迎えますが、珠子のクラスメートらは、刑務所帰りの祖父がいることで、珠子をいびります。しかし決して怯まない珠子。 ある時不良グループに絡まれている珠子とその友人がいる場面に遭遇したグランパは、絡む少年たちに手痛い「指導」をしたことで、それから珠子と友人が狙われることは無くなります。 平穏に推移していた「社会復帰」後の祖父との暮らしでしたが、出所後程なくして、珠子の家の前にヤクザ達が出没するようになります。それは13年前、祖父が起こした事件と関係していました。珠子と友人は、ヤクザと祖父の取引の「カード」として扱われることになってしまいます… 菅原文太や波野久里子(祖母役)を相手にしても、全く動じることなく、堂々と演技していた石原さとみ。その繋がりの滑らかさ、三者の間に作られていた信頼感がとても心地よかったです。 ラストでは沖縄の集会で、壇上にゆっくり上られた菅原さんの姿と声が蘇り、胸がいっぱいになりました。 突然の訃報にとてもショックを受けています。 デビュー作『わたしのグランパ』でご一緒させていただきまして、芝居を全く知らない私に菅原さんはとても温かく接してくださいました。横顔だけのシーンがあって、その時、私には、そこにいるだけで伝わる、人としての生き方が、存在が、何よりもの説得力なのだと子供ながらにはっきり分かりました。 いつまでもそのままの君でいなさい、と撮影終わりに声をかけて下さったことを鮮明に覚えています。 菅原さん演じる“グランパ”が亡くなったのを知って孫役の私が涙するシーンでは、最初はなかなか泣けなかったのですが、メイクさんに今まで優しく接してくれた菅原さんが本当にいなくなったと思えばいいんじゃない?と言われ、すぐに泣けたことを覚えています。 あの、柔らかい笑顔とジーンとする声のグランパにもう会えないと思うと本当に悲しいです。成長した姿で再会したかった… 心からご冥福をお祈り申し上げます。 |

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こんばんは〜
文太さん、今でもあの沖縄でのスピーチが思い出されます。
若い頃はぶっ飛んだ役をされていましたが、こんないい映画もあったのですね。
いつもいい記事をありがとうございます。
2016/3/10(木) 午後 8:48
ええ人は早く逝く。
いつの世も。
2016/3/10(木) 午後 8:55 [ baldman ]
> *nya〜*さん
あれだけ政治の役割を的確に述べられた言葉はない気がします。
若い頃の菅原さんはギラギラしていて特に「極道」ものは、とても見ることができませんでした。
「太陽を盗んだ男」での菅原さんの凄まじさは感動的でしたが。
この落ち着いた雰囲気、佇まいだけで魅せる演技に出会えて本当に良かったです。
2016/3/10(木) 午後 9:02
> bald manさん
いい方は本当に早く逝ってしまわれます。
筑紫さん、忌野さん、ジョンレノン…もっと長く生きて
多くのメッセージを届けて欲しかったです。
2016/3/10(木) 午後 9:10
沖縄、スピーチ、菅原で検索かけて視聴しましたが、初めて見ましたがこれは凄いと思いました。外国人蔑視にも強い反対をする姿は相当立派です。ここまで来た俳優は疑いなく2000年以降誰もいないでしょう。戦後でも最高かもしれません。グランパ以上の演説でした
2016/3/10(木) 午後 9:19
今井絵理子という人は沖縄出身らしいんですよね。この演説聞いてないのかな。乙武氏は周囲が勝手に進めたかもしれず、取り消しも一応はあるような気がします。真逆過ぎますからね。そうじゃなかったら本当にバカです。
2016/3/10(木) 午後 9:26
> Schwangerschaftさん
本当に素晴らしいスピーチです。
こんな明瞭な声で、心に響いた俳優の演説は初めてです。
2年前に聞いた時は本当に感動しました。
この映画は札束さんから頂いた、以前のコメントて紹介されていましたので見た作品です。
今井さんもあの集会に参加してこの演説を聞いたかもしれません。
結局、生活のために自民の提案を受け入れたのかもと言う気もします。
乙武さんも、取り消してほしいです。
今井さんへ「思いとどまるよう」願うネット署名がありましたので
私もしましたが、乙武さんの件でも同様の署名が始まりました。
2016/3/10(木) 午後 9:42
文太さんのトラックは、私の家の近所にございます。
又、イベントの時は、記事にします。
2016/3/10(木) 午後 9:50 [ 短足おじさん ]
> 短足おじさんさん
そうなのですね。
極道物は無理ですが「トラック野郎」であれば見ることが出来そうです。イベントの時の記事、楽しみにします!
2016/3/10(木) 午後 9:52
こんばんは。
コメディタッチの映画でしたね。ちょっと現実離れした物語だったように思います。
やはり原作のほうが良かったように思いました。
2016/3/10(木) 午後 10:27 [ hisa24 ]
高齢になってからの文太兄貴
「白旗の少女」「私のグランパ」・・ほんとうに好演でした。
沖縄での演説。これは亡くなる直前でした。この動画を保管して何ども見ています。僕も、こうありたいとの気持ちからです。
・・・
それにしても、
安倍の知性の腹立たしさは大変なものですね。
最近の安倍の癖
・国会質疑での質問者に対する逆批判
これは議院内閣制を理解してない男の所業です。
・法哲学への無知無思考
表現・思考の自由と経済的自由のどちらが優越するかとの山尾議員への幼児のような答弁は、まさに「ミットモナイ総理」です。憲法議論は当然、法哲学の一歩から始まるものなのに、「クイズのような質問は困る」などと恥知らずな答弁を繰り返す安倍を見ると絶望を感じるこの頃です。
2016/3/11(金) 午前 6:35 [ 皆忘先生 ]
> hisa24さん
現実離れした物語でした。
菅原文太さんに会うために鑑賞した物語。
もう会えただけで満足でした。以前であればhisaさんと同じ感想だったと思います。
原作は読んでいませんが。
2016/3/11(金) 午前 6:38
> 皆忘先生さん
文太さん、「白旗の少女」のおじいさん役もされていたのですね。
「・国会質疑での質問者に対する逆批判←これは議院内閣制を理解してない男の所業です。
・法哲学への無知無思考」
こんなにみっともないソウリは初めてです。
クイズ形式にしないと、問われていることの意味をソウリが理解できないからされている事なのに。
何かあるとすぐに民主政権時代を引き合いに出す。
こんな議論のできない首相は未だ一人もいなかったと思います。
2016/3/11(金) 午前 6:42