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気楽に見られたベルイマン作品です。
56年カンヌ映画祭「誌的ユーモア賞」を受賞しています。
1955年、スウェーデン。監督・脚本:イングマール・ベルイマン,,撮影:グンナール・フィッシャー。出演:ウラ・ヤコブソン、エヴァ・ダールベック、ハリエット・アンデルソン、マルギット・カールキスト、グンナール・ビヨルンストランド、ヤール・キューレ、オーケ・フリーデル、ビヨルン・ビェルヴヴェンスタム。 20世紀初頭のスウェーデンの小都市で弁護士を開業するフレデリック・エーゲルマン(グンナール・ビヨルンストランド)には年頃の一人息子がいます。またフレデリックには16歳の若い後妻アンも。しかし、2人の間は今も「清い」まま。 家には若い女中のぺトラも暮らしています。「外見上」は平穏に見える家庭生活が続いていましたが、それぞれの中には葛藤がありました。実はフレデリックにはかつて関係のあった舞台女優デシレへの思いが消えてはいなかったのです。 ある晩、数年ぶりに町に戻ったデシレの舞台を若妻と鑑賞に行ったフレデリックでしたが、妻はデジレと夫との関係に薄々気づいていました。劇場で体調不良になった妻を自宅に送ると、フレデリックは公演の終わったデジレの自宅へ。 そこで彼はデジレの現在のパトロンマルコルム伯爵と鉢合わせ。フレデリックは寝巻のまま帰宅ということになります。その後、デジレはフレデリック家族、マルコム伯爵夫妻ら自宅に招きパーティを計画。 そこで、それぞれの家族は収まるべきところに収まって行きます。その過程の巧みな、ユーモアあふれる展開。明るいタッチで、軽ろやかに物語は進んで行きました。 真夏には「白夜」となる北欧地域。夜が更けない独特の情景の中で物語は進行。 夜が闇に包まれる国と、そうではない季節を持つ国とでは、もしかすると暮らしぶりばかりではなく、心情にも違いが生れるのかもしない…そんなことを少し考えました。 同じ北欧の監督フィンランドのカウリスマキ作品に登場する人物たちの無表情とは大いに異なり、本作の人物たちの表情は言葉と同じ位に雄弁でした。 写真は、フレデリックが妻に舞台劇のチケットを示し、観劇に誘っているところ。それを横で聞く息子。 その息子が私にはずっと岡田准一に見えていました。 |

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コメディらしいから,捜してみてみようかなぁ。
2016/3/31(木) 午後 1:22
ベルイマンがこんなコメディを撮っていたとは知らなかったので、驚きました。
登場してくる4人の女優さんがそれぞれにきれいでしたね。
TBさせてください。
2016/3/31(木) 午後 2:14 [ あきりん ]
昔々の縁のない世界!
ですね。
こんな感じの世界もあるんだよ。
かな?
2016/3/31(木) 午後 2:19 [ baldman ]
ベルイマンの心理劇は面白いですね〜、ちょっと前「ペルソナ」というのを観ましたが、これ、レンタルで3度かりました、これも面白そうです。レンタルであるのでしょうか?
2016/3/31(木) 午後 5:57
こんばんは。
ずいぶん前に観たことがありますがすっかり忘れています。夜明けのシーンが記憶に
のこっています。もう一度みなおしたいですね。
2016/3/31(木) 午後 8:53 [ hisa24 ]
> 電脳写真工房さん
大人の喜劇、楽しいですよ。
みんな大真面目に演じているのですが、
そこが喜劇的で、余計に楽しいのです。
機会があればご覧になって下さい。
2016/3/31(木) 午後 9:36
> あきりんさん
私もベルイマン作品に喜劇があるとは思っていませんでした。
女優さんたち、本当に4人とも綺麗でした。
強い意志を感じさせる表情をしていました。
TB、有難うございます。
2016/3/31(木) 午後 9:38
> bald manさん
私にも縁のない世界でしたが
楽しく鑑賞しました。
無駄のない画面構成、
その整った映画の佇まい、楽しめた作品でした。
2016/3/31(木) 午後 9:41
> じゃむとまるこさん
心理劇、面白いですね。
出演者みんなが憎めない可愛さを持っていました。
『ペルソナ』も心理劇なのですね。シリアスな映画の感じがして
まだレンタルしていないのですが、じゃむまるさんが3度も見ておられるのですから
私も見てみようと思います。
本作は、TSUTAYAにありました。
2016/3/31(木) 午後 9:45
> hisa24さん
闇に包まれない夜は不思議な感覚を起こさせました。
「夜明け」のシーン、太陽が沈まない空は印象的でした。
登場人物がみんな、それ程事態を深刻に考えない、善良な人たちに見えました。
2016/3/31(木) 午後 9:51