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原題は「Lady in a Cage」。
かごの鳥ならぬ、かごの女性。「不意打ち」という邦題も分からないではありませんが
(確かにあの場面は不意打ちでしたから)、もっと適切なものがあったのではという気がしました。 タイトルバックから、非常な緊張感をもたらす、刺激的な雰囲気を漂わせていました。
ヒルヤード夫人(オリビア・デ・ハビランド)は息子マルカム(ウィリアム・スワン)と高価な調度品に囲まれた大邸宅で暮らしています。夏のある日、出かける準備をしていた息子は置手紙を書き、母に言葉を掛けて外出。 母親は腰を痛めて、二階への移動が困難になった為に、屋内にはエレベーターが設置されていました。息子を玄関で見送った母は自室に戻ろうとエレベーターに乗ります。数十秒で着くはずの2階のフロア。ところが様々な不幸な偶然が重なって、電気を送る配線に不具合が。そのため、突然エレベーターは3メートルほど上昇したところで停止。 母親は屋外に繋がっている緊急ボタンを何度も押しますが、外は車が行きかう大通り。また近所づきあいも無かったせいか、緊急のベルの音が鳴っても誰も気に留める者もなく。そんな状態の家に浮浪者が侵入。状況を把握した彼は、家の中を物色し、トースターとワインをまず持ち出します。そして質屋でそれを換金。その場面を見ていたごろつき三人組の若者。金づるをどこかで見つけたらしいと見るや、三人は浮浪者を尾行。 馴染みの売春婦を連れて再び豪邸に侵入した浮浪者を痛めつけて、金目の物全てを自分たちのものとして外に持ち出そうと三人組は企み、それを実行します。盗み実行場面と顔を見られた彼らは、浮浪者と売春婦、そして母親殺害を企図。懸命にそれから逃れようとする三人を執拗に追い詰める若者ら。そして始まった惨劇… 子どもの頃は、あまり複雑な人間関係が絡まない、こう言うサスペンスがとても好きでした。 そのサスペンスファン心を満足させる展開。ジェームズ・カーンが非情・冷酷・狂暴な犯人役を上手く演じていました。ラストで起こる「不意打ち」は少し前に見た「清作の妻」を思い出させました。 ただ、母親が最後まで思っていたのは自分の命が助かることばかりではなかったはず。 もう一つのいのちの「行方」が告げられなかったラストには、中途半端な印象が残りました。 |

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聞いたことのない作品です。観ている方のイライラ感は『何がジェーンに起こったか』(タイトル間違っているかも知れません)に通じるものがありそうですね。製作年代も同じ頃のような気がします。
2016/4/6(水) 午前 9:57 [ Farida ]
> Faridaさん
友人の映画ブロガーさんの記事を読んで知った映画です。
時々余り深く考え込まなくて済むサスペンスを見たくなる時があります。
本作はちょっと重たくはありましたがとても単純なストーリーでした。
『何がジェーンに起こったか』に近い、場面転換の少ない作品であり
イライラ感には最後までつき合わされました。制作年もほぼ同じです。
『…ジェーン…』の二人のと同じく、主役のオリビア・デ・ハビランドも実に表情豊かな演技でした。
wiki検索したところ、現在99歳とのこと。
2016/4/6(水) 午後 3:14
こんばんは。
これは観ようとおもっていながらいつの間にか時間がたってしまいました。
おそらくシンプルな展開の物語なのでしょうね。この時代のサスペンスにはいろいろな
作品があるのでしょうね。ちょっと物足りないかもしれませんが再評価してもいいと思います。
2016/4/7(木) 午後 7:57 [ hisa24 ]
> hisa24さん
とってもシンプルな展開です。
「不意打ち」というタイトルですから、最後にきっと何かあるな
と思っていましたが、途中からかなり見るのがきつくなるような展開になって行きました。
単純な流れですが、それでも満足の内容。ただラストだけは、私は「これで終わりですか」と思ってしまいましたが。
2016/4/7(木) 午後 9:06