“わが谷は緑なりき”〜私の映画ノート

原発のない、戦争のない世界に。そして「縮小社会」に向かう覚悟を。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
沖縄県うるま市の女性会社員(20)が強姦され、殺害され、遺体が遺棄された事件は、沖縄県警の捜査関係者からのリークがなければ、サミット前に明るみに出ることはなかったかもしれません。
政府関係者は、この事件を「悪いタイミング」と発言。殺害女性の無念とご遺族の悲しみを踏みにじる、非情過ぎる言葉です。

60年前の由美子ちゃん事件をご存知でしょうか。私は昨日皆忘先生の記事で初めて知りました。

夕方1人で映画を観に行ったまま、6歳の永山由美子ちゃんが、行方不明に。
由美子ちゃんは、翌日死体で発見されます。犯人は、由美子ちゃんを車で拉致して、嘉手納基地に連れ込み、軍の施設内で何度も何度もレイプし、最後には殺し、その遺体を嘉手納の米軍部隊のゴミ捨て場に捨てた。由美子ちゃんの死体は、まるで鋭利な刃物で下腹部から肛門にかけて切り裂かれたようだった。

今朝読んだacaluliaさんの記事で見た沖縄の女性グループ「基地軍隊を許さない行動する女たち」がまとめた【米兵による戦後沖縄の女性に対する犯罪】リスト(記事の最後に掲載)は衝撃的でした。これだけ多くの女性に対する性犯罪が沖縄で起こっていたことを私は知りませんでした。

その内容を読み進むうちに、余りの悲惨さに全部を読み通すことが不可能になりました。


これだけの犯罪を認識しながら政府は何故「綱紀粛正」や「再発防止」を米軍に呼びかけるだけで何もして来なかったのか。事件の背景に米軍の「被征服者」への差別意識と「征服者」としての優越意識を感じます。

翁長知事の、政府やアメリカに対する毅然とした態度に、「もうこの事件を最後に」という強い意思を感じます。
「できる事は全てやるという首相の言葉は、やれないことは全てやらないとしか聞こえ無い」。そう仰った翁長知事。首相に沖縄の声に寄り添う行動ができるとは、到底思えません。
戦後70年。日米の関係が「対等」になるのはいつのことなのでしょう。


うるま市の事件を受け、うるま市議会は24日午前、米軍基地の整理・縮小を含めた日米地位協定の抜本的な見直しなどを求める抗議決議案を全会一致で可決。また那覇、名護両市議会も相次いで抗議決議などを可決 。同趣旨の抗議決議や意見書を可決する動きは県内各市町村に広がっています。

うるま市議会が抗議決議可決 那覇、名護も 毎日新聞 5/24

米軍属の事件に抗議する決議案などを可決した那覇市議会
うるま市議会の抗議決議は「米軍人・軍属による事件事故が発生する度に再発防止策と綱紀粛正を訴えてきたにもかかわらず、またしても市民が犠牲となる凶悪事件が発生したことは断じて許せず、激しい憤りを覚える」と指摘。その上で「日米両政府はこうした凶悪な事件が戦後70年余も幾度となく繰り返されている事態を重く受け止め、これ以上の沖縄県民の犠牲を断ち切るべく、実効性ある抜本的な対策を講じるべきだ」と求めた。決議の宛先はオバマ米大統領など。

24日にはうるま、那覇、名護3市のほかに、金武町、西原町、南風原町でも可決する見通し。25日以降も沖縄市、宜野湾市、糸満市、浦添市、読谷村、嘉手納町、北谷町、北中城村、中城村、今帰仁村で、それぞれ抗議決議案などが可決される見通しだ。
遺体の発見現場となった恩納村では23日に「再三抗議要請しているにもかかわらず、事件が繰り返されることに激しい憤りを禁じ得ない」などとして、米軍人・軍属の綱紀粛正の徹底などを求める抗議決議案を全会一致で可決。石垣市議会も20日に抗議決議案を可決している。【佐藤敬一、比嘉洋】


沖縄の女性グループ「基地軍隊を許さない行動する女たち」がまとめた
【米兵による戦後沖縄の女性に対する犯罪】
年代
月 日
事  項
処罰の方法
出典
19453.26沖縄戦で米軍が初めて座間味村に上陸。数カ月後、米兵による強姦事件が発生。拉致してボートで連れ出し、裏海岸で強姦した後、放置。不明8
 4月米軍上陸後、強姦が多発し、各地域で住民による自警団が結成される。 8
 8.20祖母と食料探しのため海岸に出た32歳の女性、米兵につかまり強姦される。翌年4月、混血の男児を出産。(玉城村)不明10
 8.21友人2人と、子どもをおぶって薪取りに出かけた31歳の女性、米兵3人に拉致され消息を絶つ。(座間味村)不明2
 9.8子どもをおぶってヨモギを摘んでいた39歳の女性、4人乗りの米兵のジープに拉致され、カーブで道ばたに放り出される。背中の子どもは死亡。(羽地市)不明2
 9.24男性2人と石川の収容所に親戚を訪ねていく途中の19歳の女性、子どもをおぶったまま3人の米兵に拉致される。男性2人は米兵に銃を向けたれ、抵抗不可能。母子は2年後に白骨死体で見つかった。(石川市)不明2
 10.2446歳の女性、道路で米兵2人に襲われそうになり、がけ下に飛び降りて大腿骨折。その後、追ってきた2人に強姦される。(本部町)不明10
 10.25家具を失って岩の下で居住していた35歳の女性、夜トイレからの帰りに米兵2人に強姦される。翌年8月、男児を出産。(知念村)不明 
この年 宜野座米軍野戦病院に収容された重傷の女性を、MPが強姦するのを沖縄人労働者が目撃。不明4
19461.21草刈り作業中の23歳の女性、米兵に森の中に連れ込まれ、ナイフでほおを切られたあと強姦される。その後、妊娠、出産する。(兼城村)不明10
 1.草刈り作業をしていた19歳の女性、米兵にすすき林の中に連れ込まれ、強姦される。混血の女児を出産。(糸満町)不明10
  この月から、沖縄の女性たちに混血児が生まれる。(沖縄本島上陸から10カ月) 5
 3.10農作業中の30歳の女性、米兵3人に拉致、強姦される。12月に男児を出産。彼女の姉も、前年、出産直後、寝ていたところを米兵に拉致されそうになったが、住民の騒ぎで未遂に終わった。(具志川村)不明
2
10
 7.26川に洗濯に出かけた34歳の女性、行方不明になる。8月1日に死体で発見されるが、口にぼろ切れが詰め込まれていたことと、住民の立入禁止地区で発見されたことから、米兵による強姦、殺害と推定された。(北谷村)不明10
 8.30芋の積み込み作業をしていた24歳の女性、米兵に捕まって強姦されそうになったところを抵抗。ナイフで切りつけられ重傷を負う。数人の男性の騒ぎで米兵は逃げてしまう。(具志川村)不明10
 10.農作業中の39歳の女性、米兵3人に山中に連れ込まれて強姦される。(具志川村)不明 
46〜47 本土や海外からの引揚者が収容されていたキャンプのテント村では、米兵が進入して女性を強姦した。乱暴された後、自殺する娘も多かった。母、娘とも強姦されたケースもある。 9
473.大勢の人たちと農作業をしていた女性、逃げ遅れて3人の米兵に拉致、強姦される。後に赤毛の男児を出産。(具志川村)不明2
 5.834歳の女性給仕、所用で出かけて戻る途中、米兵に拉致され、浜辺で強姦される。農作業中の人たちに助けを求めたが助けられなかった。
(大宜味村)
不明10
 8.20外出から帰ってきた24歳の女性、屋敷に潜んでいたフィリピン兵に強姦されそうになり、抵抗したところをナイフで刺殺される。(コザ市)不明10
 9.928歳の女性、自宅にピストルを持った米兵が侵入したため、一旦逃げるが、生後6カ月の子どものことが気になり、戻ってきたところを畑に引きずり込まれて強姦され、ピストルで殴打されて死亡。(コザ市)逮捕されるがその後、不明 
 10.畑を開墾中の42歳の女性、フィリピン兵らに強姦される。(具志川村)不明10
19487.中部農林高校の寄宿舎が台風で破壊されたため、民家に下宿していた女子高生、家主の知り合いの米兵に強姦される。助けようとした家主はナイフで切りつけられる。(具志川村)不明10
 8.フィリピン兵の集団に女性が拉致される。救出に行った地元の男性2人のうち、一人は殺され、一人は負傷。不明9
  このころ、米兵が基地のまわりの民家に昼夜なく現れ、片言の日本語で女性の名を呼びながら、うろつく。(沖縄本島中部)不明6
 9.14生後9カ月の赤ちゃんが米兵によって強姦される。不明3
19499月
混血児人口450人
(那覇94人、前原50人、コザ73人など)
米国の「タイム」誌(1949.11.28)は、沖縄に駐留する米兵が「米軍の才能のないものや、のけ者のていのよいはきだめになっていた。9月までの6カ月間に米兵は18件の犯罪を犯罪を犯した」と論述する。(抜粋)
 
7
1
 12米軍部隊のメイドとして、働いていた17歳の女性、兵隊宿舎の中で米兵に強姦される。翌年、混血の女児を出産。(具志川村)不明2
  1945年の上陸から、この年までの米軍人による沖縄住民に対する強姦、及び致死傷76件(うち強姦致死4人、拉致をおそれて車または崖からの転落死7人)-表沙汰になったもの 5
19502.17夜11時頃、那覇市内で芝居見物帰りの2人の女性が米兵にカービン銃で脅迫されて連れ去られ、一人の女性は6人の米兵に、またもう一人は8人の米兵に強姦される。不明1
 7.5民家にフィリピン兵が侵入してピストルを乱射。主婦が捕まって強姦される。(具志川村)不明10
  この年の朝鮮戦争勃発で沖縄における米軍基地建設はピークに達し、沖縄は朝鮮への発進基地となって米兵があふれる。 6
19515.戦後6年間の強姦事件は278件 1
19523.25那覇市内の民家に米兵がCIDと偽って入り込み、21歳の女性を強姦。さらに1時間後に引き返してきて逃げ回る女性を殴りつけ、再び強姦する。米兵はエンジニア部隊所属。不明1
19559.3永山由美子ちゃん(6歳)が、嘉手納高射砲隊所属の米兵に拉致され、強姦された上、惨殺される。(石川市)死刑判決後、45年の重労働に減刑
1
3
 9.99歳の少女が就寝中に海兵隊所属の一等兵に強姦拉致され、重傷を負う。(具志川村)終身刑
1
3
19569.23特飲街でホステスが海兵隊伍長に惨殺される。変態性欲者の犯罪といわれる。(宜野湾村)懲役8年1
19593.1720歳のハウスメイドが那覇航空隊近くで一等兵に強姦される。陪審員合議で懲役10年、
平籍はく奪
1
 10.2822歳のホステスが米兵に強姦、絞殺される。死体は全裸で発見される。(コザ市)懲役3年1
3
19617.1147歳のホステスが部隊を脱走した19歳の海兵隊員によって殺される。逮捕され、一人は無期懲役1
3
19637.322歳のホステスが那覇航空隊所属の上等兵に惨殺される。ふられた腹いせによるもの。  
 10.120歳のホステス、キャンプ・シュワーブ所属の米兵2人に野原に引き出されて強姦される。犯人はMPに現行犯逮捕される。(久志村)不明10
19651.2428歳の女性のホステス、自宅で殺害される。米兵が容疑者として、取り調べを受ける。(金武村)不明3
19667.21勤め先から帰宅途中の31歳のホステス、米兵に強姦、殺害され、全裸死体となって下水溝で発見される。(金武村)迷宮入り1
19671.2432歳のホステスが18歳の海兵隊員によって絞殺、全裸で発見される。(金武村)重労働35年の判決1
3
 4.234歳のホステスが米兵に強姦、絞殺される。(コザ市)不明1
 11.2020歳のホステス、自宅で就寝中に米兵にハンマーで頭を殴られ死亡。(金武町)迷宮入り1
  
この年、ベトナム戦争からの帰還兵による強盗、ホステス殺しが続発する。
このころ、米兵相手のバーでは、女性が一人でトイレに行くのは自殺行為だと言われた。
 
1
9
19683.29浦添村の米軍施設内に努めていた35歳のメイドが同施設内に勤務する米人女教師に殺される。米軍当局の許可で本国帰還1
 5.1952歳の主婦、自宅前の路上でミサイル基地所属の上等兵に強姦、殺害される。(読谷村)韓国へ出動させるが沖縄県警の捜査で逮捕。終身刑。
1
10
 6.2023歳のホステス、海兵隊MPに強姦される。その後短銃で殴りつけられたため、重体。宜野座村)逮捕後不明1
19692.2221歳のホステス、砲兵連隊所属の二等兵に絞殺、全裸死体で見つかる。(コザ市)逮捕後不明1
 3.320歳のホステスが死体で発見される。司法解剖の結果から米兵の犯行と断定。(那覇市)迷宮入り1
 11.21アルバイト帰りの25歳の女性を路上で上等兵が強姦。抵抗するたびにナイフで切りつける。(那覇市)俸給二カ月分の罰金、降等10
19705.28出勤途中の21歳の軍雇用女性、米兵に襲われる。(浦添村)証拠不十分で無罪3
 5.30下校途中の女子高生が軍曹に襲われ、腹部、頭などめった刺しにされる。強姦が目的だったようだが、騒がれて未遂。教職員会、女性団体、高校生らの抗議で逮捕。(具志川市)懲役3年の重労働、降等 
この年 朝7時半頃、高校3年の女性とが登校中に、突然体が宙に浮き、上半身裸の3人の米兵に腕を捕まれたままジープで数秒間引きずられた。(宮古)  
この頃 バーを経営していた女性が、カウンター内に入り込んで来た米兵に強姦される。その際、足と首に大けがをし、働けなくなる。犯人は裁判中に配置転換9
19714.2322歳の女性ホステスの全裸死体が墓地で見つかる。目撃者の証言で海兵隊所属の伍長が逮捕される。(宜野湾市)血液型が被害者と同じため証拠不十分で無罪1
 5.141歳の女性が海兵隊二等兵にドライバーで刺殺される。指紋体液の血液型などの証拠で逮捕。(金武村)不明。本人は否認1
 5.21女子中学生が米兵に強姦される。(コザ市)犯人あがらず1
 5.23出勤途中のホステスが米兵に空き家に連れ込まれ、強姦される。(コザ市)迷宮入り1
 7.10自宅前で遊んでいた12歳の精薄児を3人の米兵が輪姦。(宜野湾市)逮捕後不明1
19724.1025歳のホステスを陸軍軍曹が殺害。排水溝に投げ捨てる。(泡瀬ゴルフ場横)懲役18年1
 8.437歳のホステスが二等兵によって強姦、絞殺される。(宜野湾市)無期懲役1
3
 12.122歳のサウナ嬢を海兵隊二等兵が強姦、シミーズのひもで絞殺。(コザ市)無期懲役1
19733.1842歳のホステスが全裸絞殺死体で発見。第二兵たん所属の兵隊の血液型、指紋が現場のものと一致したが、物的証拠がなく、逮捕不可能。地元警察の米軍側への申し入れにも関わらず容疑者は二ヶ月後に除隊し、本国に帰る。(コザ市)迷宮入り1
19745.8叔父と共に農道を歩いていた17歳の少女が、米少年兵3人に全裸にされたうえ輪姦される。叔父が殴られて気絶していたときの犯行で、叔父の訴えにより、犯人が判明。(金武村)不明1
19754.19海水浴に来ていた二人の女子中学生をキャンプ・ハンセン所属の二等兵が石で殴って気絶させ強姦。米軍は容疑者の身柄引き渡しを拒否したが、地元住民、県議会の抗議行動で地元警察に引き渡す。(金武村)懲役6年
3
10
19828.133歳の女性ホステス、新築工事中の部屋で、上等兵に絞殺される。強姦しようとしたところを抵抗され、殺す。(名護市)懲役13年1
19849.3019歳の米軍一等兵女性、一等兵と二等兵に強姦され、車ごと焼かれて死亡。(宜野湾市)懲役13年1
198510.2940代の女性が帰宅途中、キャンプ・ハンセン所属の二等兵と上等兵に拉致・強姦される。(金武町)現行犯逮捕刑は不明1
19935.19歳の女性が陸軍軍曹に拉致、強姦される。被害者は告訴取り下げ。除隊3
19955.1024歳の保険外交員の女性、米兵にハンマーで顔面を殴られ死亡。(宜野湾市)係争中3
 9.4米兵3人による小学生拉致、強姦事件発生2人懲役7年・1人6.5年3
地震が子どもたちの心に残した爪痕の大きさを思います。
私たち大人は色々な怖ろしい体験を経てきたことで、今回の地震の怖さも、その一つとして
薄く記憶に残すだけですが、生れて初めてあれ程の恐怖を味わった子どもたちにとっては、
その思いが消えないのは当然だと思います。
また、避難所でのプライバシーのない生活、閉塞した空間での暮らしは、
心の平穏と心身の自由な動きを奪っていく事でしょう。
一日も早い、新たな住まいでの、家族だけでの生活の開始が望まれます。

<熊本地震>子供の心、深い傷…乱暴な言葉、赤ちゃん返りも

毎日新聞 5月21日(土)

「おい、クソジジイ」。熊本県益城町の避難所の小学生の口から、次々ときつい言葉が飛び出す園児は赤ちゃん返りし、いつまでたっても泣きやまない。震度7の激震を2度経験した子供たち。避難所で約5時間一緒に過ごし、深い心の傷を見つめた。【福岡賢正】

避難所には約20人の子供がいた。中3女子生徒に背負われた小4女児が、私(記者)に延々と攻撃的な言葉をぶつける。「おい、クソジジイ。お前、えらそうだな。えらそうに、このオッサン」。小3男児も体が触れただけなのに「おい、足蹴るなよな。コラ」と突っかかる。

児童虐待の取材をした際に接した被虐待児が里親などに示す「試し行動」とそっくりだ。心に深い傷を負って不安や恐怖を抱え込んだ子が、大人がどこまで許容するのかを試す無意識の行動だ。

「ごめんごめん、痛かったやろ」と言いつつ、あまり相手にせず、女子生徒に知人について書かれた新聞記事を見せていると、「ジイサン、ジイサン、オジサン、オジイサン。コラ、俺にも見せろ」と小3男児がわめく。

近くに座る高1女子生徒の膝の上に幼稚園年中の男児がいた。和やかだったが、年中男児は何かを要求し、女子生徒に断られると、地面に突っ伏して泣き出した。10分たっても泣きやまない。典型的な赤ちゃん返りだ。

年中男児が怒ってぶちまけた遊び道具を私が片付けようとすると、中1の男子が「いいよ。自分で片付けさせる」と止める。この男子生徒に「この1カ月、どうだった」と尋ねる。「まっ、いろいろ大変ですよね。でも俺は大人だから。友達と電話で『お前、生きとる?』みたいな。余裕余裕。楽勝楽勝」。懸命に背伸びしているように見える。

攻撃的な言動の2人の小学生について、それぞれの母親に話を聞くと、「みんなと一緒だと偉そうにしてるけど、夜になると怖がって。絶対1人になれないし、トイレも1人じゃ行けない」と口をそろえる。

2人の母親のうち1人は、自宅が片付き、避難所を出られるのだが、ここで過ごす。子供が自宅を怖がるからだ。もう1人は最近家に帰ったが、昼間は避難所にいる。「夜はあの子、毛布かぶって縮こまって寝てます」

2人の夫は一方が単身赴任中、もう一方が4月16日の本震の翌日から休みなしだ。2人は「生活するのに稼いでもらわんといかんから」と笑った。
イメージ 1


周りは余裕持って

トラウマを負った子のケアに詳しい井上登生医師(発達行動小児科学)の話 心に恐怖を抱えると、自分を勇気づけるため攻撃的な言動をよく取るし、赤ちゃん返りや逆に頑張りすぎる子も。周りの大人が余裕を持って、大丈夫だよというメッセージを送り続ければ、時間はかかるが次第に症状は治まっていく



憲法前文にある様々な「恐怖と欠乏」から免れるよう心を砕かねばならないのは、繊細な心の子どもたちの為なのだと改めて思いました。

在尾張さんの記事にあった吉川晃司の言葉

イメージ 1


聞き手)吉川晃司として感じる、今の日本はどんな感じ?

吉川) 閉塞感とか未来に陰りが見えるというか。このままいくと大して素敵な未来は待ってない感は満載だよね。俺らよりも、もっと若い世代のほうが強く感じてるだろうし。

でも、だからこそ頑張んないとさ。弱肉強食というのはどうしてもあるからね。生まれや育ちで人を差別することは絶対イカンし、カッコ悪いことだと思うんで俺は一切しないけど、生きざま、生き方によってどうしても個人に差ができるのは仕方がないんだよね。

あとはね、今の日本の人間社会に存在する、一部の既得権益層を太らせるために俺らが汗水垂らして働かされている構図というのが、大人になればなるほど見えてきた。そういう現実をちゃんと考えたほうがいいと思うね。

若い連中は政治家は誰がなっても一緒だと思ってるかもしれないけど、「キミたちの将来は今決められちゃうんだよ、もっと危機感を持とうよ」ってことを言いたいね。

聞き手)それを強く感じ始めたのは、いつ頃から?

吉川) ちゃんと声を大にしはじめたのは東北の大震災がきっかけでね。あの時の支援復旧の仕方とか、原発うんぬんの情報でも、一部のマスコミや既得権益層に騙されてたなっていうのを痛感させられたわけ。俺は愚かだったなと。その後悔と反省は大きかったし。

そもそもね、ロックをやりたいなんて思考する人間ってのはさ、マイノリティな立ち位置から体制の不純や、その建前の裏の噓に嚙みつくってのが本望であるわけで。それはやっぱり見得を切って生きていきたい類いの人種なわけだよね?

だったら、己の国が一番大変な時に圧力とか損得勘定で黙っちまったんじゃあ、本末転倒だろってなもんで。安全地帯ならポーズ決めて見得切ってるのに、それが戦場じゃ穴にこもってダンマリ決めてました、じゃあね。一度見得を切ったからにはまっとうしないとさ。


ドラマをそう真剣に見た訳ではありませんが、「下町ロケット」での存在感、実にカッコ良かった。
上の発言も、芯が通っています。そして被爆2世の吉川さんは以下のような活動も。

吉川晃司さん、イマジン独唱 原爆の日に、広島−阪神戦で

「原爆の日」の6日夜、マツダスタジアムで行われたプロ野球広島−阪神戦で、被爆2世の歌手、吉川晃司さんが始球式を行った。五回終了時には爆心地から1.8キロで被爆したピアノの伴奏でジョン・レノンの「イマジン」を独唱。スタジアムは大歓声に包まれた。

吉川さんは広島県府中町出身。2012年年には母校の町立府中小学校の児童から依頼を受け、核兵器廃絶と平和を願う歌「あの夏を忘れない」を一緒に制作した。平和への思いが強く、この日の始球式を引き受けたという。
 始球式で吉川さんは「8.6」の背番号が入った広島東洋カープのユニホームを着て登板。ノーバウンドで捕手のミットに投げ込み、「一球入魂で平和を祈願した。この日に始球式をできたことは意義深い」と語った。(産経新聞・2013・8/6)
TVでは相変わらず、舛添知事の「会計不正処理疑惑」をやり玉に挙げています。あの執拗な追及。暴かれる「不正行為」は日を追うごとに増えて行きます。誰が聞いても「それはおかしい」と思うような、非常に分かりやすいニュースだから、余計に報道に拍車がかかるのでしょう。もっと大事なことを報道させないための、国民の目をそれらからそらすための「生け贄」にされているとしか思えません。

3日前のニュースのメインは「清原問題」でした。夜の報道番組でもトップニュースはそれ。もっと伝えるべき大事な事柄があるのに、と思うと、使命感を失ったマスコミの迷走に失望感は広がるばかり。

一昨日はバレーのオリンピック最終予選「日本ータイ」」戦を見ていました。接戦を制して日本が勝ち、ホッとしたのですが、フルセットまでもつれた試合の最終セットには疑念が湧きました。試合の遅延行為として、タイの監督が2回の警告を受け、そのことで「2得点」が日本側に加えられたのです。

確かに試合が何度も中断し、もたつき、選手の意識に悪影響を及ぼすのではと心配になる程でしたが、タイの監督にも言い分があるのは理解できました。審判の試合進行の拙さも、目に付きました。驚いたのはこの試合結果を伝える報道内容。第5セットで途中まで負けていた日本が勢いを取り戻すきっかけになったのはタイからもらった「警告」による2点。それはその晩のどのスポーツニュースでも、翌日の新聞でも全く触れられていませんでした。

イメージ 1

そしてこのニュース。5日前に読んだ記事ですが、その後これに関する報道は
ほとんど目にすることができませんでした。大事な原発政策の表明であるにも拘らず。


イメージ 2

政府、もんじゅ存続表明へ 機構に代わる受け皿探しは難航

産経新聞 5月15日(日)7時55分配信

原子力規制委員会が廃炉も含めた運転主体の見直しを勧告していた高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)について、政府が存続の方針を表明することが14日、分かった。文部科学省の有識者検討会が月内にも報告書をまとめた後になる見込み。規制委が文科相に対し勧告の回答期限のめどとしていた「半年」はすでに過ぎているが、いまだ現在の日本原子力研究開発機構に代わる受け皿の具体案は出ておらず、実際の存続は不透明な状況にある。

もんじゅをめぐっては、規制委が昨年11月13日、原子力機構について「運転を安全に行う資質がない」と断定。機構に代わる運転主体を具体的に特定し、新たな受け皿が見つからない場合はもんじゅの抜本的な見直しをするよう、機構を主管する馳浩文科相に勧告した。その回答期限を「半年をめど」にしている。

もんじゅはナトリウムを冷却材に使う特殊な炉で、受け皿探しは難航。文科省は受け皿を議論する検討会を発足させ、4月末までに計7回の会合を開いた。検討会では「新主体が備えるべき要件」や「理想的な体制」の議論にとどまり、具体名を取り上げるには至っていない。

一方、政府はもんじゅの存続を堅持する方針を固めている。政府関係者によると、平成26年4月に決定したエネルギー基本計画で、もんじゅを「国際的な研究拠点」と位置付け、「国の責任の下」で維持することを決めたためという。

また、使い道のないプルトニウムが約48トンあり、国際社会から疑念を示されているため、高速増殖炉で消費することも重要視されている。政府がもんじゅ存続を表明することで廃炉への懸念を払拭するという。


もんじゅ ウランとプルトニウムを燃料に、消費した以上のプルトニウムを生む高速増殖炉の原型炉。これまでに約1兆円が投じられ、維持管理に年間約200億円かかっている。1995年のナトリウム漏れ事故後、ほとんど動いておらず、実用化の見通しも立っていない。(2016-05-18 朝日新聞 )

高速増殖炉開発の歴史は事故の歴史であり、実用化は遅々として進まず、後から開発された軽水炉が主流となり、結局主要先進国はすべて増殖炉開発に見切りをつけて中止しました。

高速増殖炉が無用の長物であることは、これまでの20年の歴史が証明しています。同じことをリニアにも五輪にも思います。一度始めたことが「無理」「不要」と分かった時に何故きっぱりとそれを止めることができないのか。
もんじゅ・リニア・五輪。全てオワコンです。(オマケ/東京都知事選が行われた場合の候補のトップに挙げられているあのH氏も)

細雪

30分ほど視聴後、続きは翌日に、と思っていた所、突然襲った地震。その後映画鑑賞の気分にはなれず、そのまま返却。地震後ひと月を経て、漸く続きを見たい気分になり、再レンタル。
美しい4人姉妹(岸惠子・佐久間良子・吉永小百合・古手川祐子)の物語に引き込まれて行きました。

谷崎潤一郎の同名小説を市川崑監督が映画化。ある旧家の4姉妹それぞれの一年間の物語が、三女の縁談話を中心に、四季折々の風物を織り交ぜて描かれていきます。4人の、日本を代表する主役級の女優たちの、日本の風景に溶け込んだ素晴らしい「和の美」。市川監督の映像美に魅了されました。

イメージ 1

1983年。監督:市川崑、原作:谷崎潤一郎『細雪』、脚本:日高真也、市川崑、撮影:長谷川清、美術:村木忍。出演:岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子、伊丹十三、石坂浩二、岸部一徳、桂小米朝、江本孟紀、小林昭二、常田富士男、浜村純、小坂一也、横山道代、三宅邦子、細川俊之、上原ゆかり、三條美紀、根岸明美、白石加代子、仙道敦子、頭師孝雄、橋爪淳。


大阪・船場で長く力を誇って来た由緒ある商家蒔岡家。主人が奔放な経営をしたために家運が衰え、斜陽化、家業はもう人手に渡っています。

両親が亡くなったその旧家に残された4人姉妹。映画の舞台となるのは昭和13年の大阪。長女は銀行員と結婚して本家に暮らし、次女も結婚して分家となり、夫と子どもたちに加え、妹二人(雪子・妙子)を引き取って暮らしています。姉妹にとっての一番の問題は三女雪子の結婚問題。

沢山の縁談が持ち込まれるのに、中々雪子の意に沿う話は舞い込みません。
一方四女の妙子は、5年前に駆け落ち事件を起こし、姉妹を慌てさせたことがありました。その後も、妙子は自由な生き方を貫きます。

京都嵯峨の料亭での4人姉妹の花見の場面から始まった本作。雪子の縁談話を軸に、姉妹に起こる様々な出来事が日本の美しい四季の情景を背景に描かれて行きます。



谷崎潤一郎の小説は一冊も読んだことがありません。どのような筆致で彼の文学世界が作られているのかを知りませんので、この映画は市川崑監督の美意識が反映された作品だと思って鑑賞しました。男の目線によって描かれた女たちの生き方の選択と心のありよう。女性監督が描いていれば、この「世界」は全く異なったものになっていたろうと思いました。

女優たちの和服姿。その着こなしは勿論のこと、選ばれた着物の美しさ…。また室内の調度品の味わい深い芸術性、襖絵などにも繊細な配慮が…。衣装、美術担当の方々の素晴らしいセンスを感じました。

旧家の過渡期を年長者として受け止め、決断し、見守って来た長女。しかし、重責を担う程の思考力の深みを感じさせず、どこか自己中心的。

「家」の存続と姉妹の将来。そのバランスを熟慮の下に整えて行こうとする次女。自分の生き方以上に4人の今後を思う存在。

最も不可解な存在の三女。とても純真であるかのように見えながら、お見合いを繰り返す中、納得いく答えを探しつつ「わが道」を行き、意志を貫く。

10代の頃駆け落ち騒動を起こし、自立心の強い四女。収入を得るべく、手に職を持つ彼女。上の3人の姉たちのように「旧家」の人間としての生き方に全くとらわれない反抗心と奔放さを持つ。

最も印象深かったのは、三女吉永小百合。彼女の映画はほどんど見たことがなく、ブログを始めてから見たのですが(『キューポラのある街』『おとうと』『北のカナリアたち』)、私にはどれも(当たり前ですが)「吉永小百合」にしか見えませんでした。しかし、この映画の中の彼女は、確かに旧家の三女「雪子」でありました。

開く トラックバック(4)


.
alf's mom
alf's mom
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事