“わが谷は緑なりき”〜私の映画ノート

原発のない、戦争のない世界に。そして「縮小社会」に向かう覚悟を。

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日本国憲法前文には「普遍」と言う言葉が二度登場する。主権が国民に在るということは「人類普遍の原理であり」、「自国のことのみに専念してはならない」という政治道徳の法則もまた「普遍的」という。

 普遍(広辞苑より)「あまねくゆきわたること。すべてのものに共通すること」

関西大・木下智文教授(憲法学)は言う。「日本は戦前、独特の国体概念に基づく明治憲法下で、非常に特殊な道を歩み、侵略戦争をするに至った。この憲法は、そこからまた『普遍』の道に戻りますよ、という決意表明だった。

朝日新聞(4/28)の「憲法を考える」シリーズに、「すごい日本人」像 私を縛ると題した記事が掲載されていました。昨今のTVなどでよく見かける「ここが凄いよ日本人」的番組。自民憲法草案にある「日本人像」はその固定イメージを念頭に置いて書かれ、私たちの生き方までをも規定しようとしているように見えます。以下、記事のまとめ。


―――主権は「万世一系」の天皇にあるとし、日本の独自性を強調した明治憲法は「天皇の臣民である日本人は他民族と違う」という優越意識を生み、戦争を支えた

日本はその過去を反省、国民主権や他国の尊重などを普遍的価値と考える国として再出発する。憲法にはそう国外にアピールする意味もあったのだという。

だが、自民草案では、この「普遍」が二つとも消え、代わりに「日本国は、長い歴史と固有の文化」を持っているとまず宣言、「日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重すると共に、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する」と続く。

―――「この草案は和を尊ぶことが人権に優先するように読める」と米国エール大の憲法学者ブルース・アッカマン教授は懸念する

誇りと気概を持って。和を尊び。互いに助け合って。
「普遍」が消えた草案に新たに現れた言葉を眺めていると、日本人としての生き方が示されているような気がしてくる。それは近年、TVや雑誌が盛んに取り上げる「すごい日本人」像にどこか重なる。行列に整然と並び、礼儀正しく、よくごみ拾いする。そんな世界に賞賛される生き方をするのが日本人なのだ、と。

―――みんながそんなに「すごい日本人」でなければならないのだろうか

その和の中に、「だらだらしたいからごみ拾いはしない」という私がいたらいけないのだろうか。そう言うそれぞれの個人の生き方を国家が妨げない様、保障してくれるのが憲法ではなかったのか

普遍」から「固有」へ。「個人」から「」へ。変わる言葉は、ほんの少しでも、その数文字が、日本人の、いや、私の生き方を大きく変える可能性があるhttp://www.asahi.com/articles/DA3S12332104.html


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女王陛下に最大の敬意を表す。

年長な方を自然と敬う。
相手を敬い、細かい心配りができない日本人



GWも終わりが見えてきました。家族全員そろっての、夫再就職祝いを果たせなかったのは残念でしたが、みんなが無事震災を乗り切って、ほぼ平常通りの生活を取り戻せたことはしあわせなことでした。
大変な被害を受けられた方々の生活再建も一日も早く軌道に乗っていく事を願っています。

多くの人が体を休め、中にはレジャーも楽しめた一週間の休日。しかし、公務員である娘の連れ合いには休日が全くありませんでした。そう言う県や市の職員は多かったのではないかと思います。「日常」を取り戻すためにとにかく迅速に職務を果たせねばならなかった震災後の日々。「緊張感」で持っていた体も、非常な疲れを蓄積しているはず。交代での休養を是非取らせてほしいです。


5月3日は「憲法記念日」。護憲集会は熊本では震災の影響で中止になりましたが、
全国では多くの集会が行われ、人々が憲法について考える日となりました。
その大切な日のことを「笑点」では、こんな風に軽妙に、「含蓄ある」名回答で答えた噺家がいました。



歌丸「父ちゃん、GWにどっか連れてってよ」
木久扇「こういう時代だ、憲法集会にでも行くか」 #笑点 #憲法集会

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〜憲法集会を伝える記事より〜

「憲法は私たちが支えてきた」 江東の公園 集会に5万人 東京新聞5/4

集会では、安全保障関連法反対や脱原発、沖縄の米軍基地の建設反対など、さまざまな立場の人たちがマイクを握った。安保法に反対する若者グループ「SEALDs」の奥田愛基さん(23)は「憲法の主権者は私たち一人一人。これまでの不断の努力がこれを支えてきた。こんなところで終わるわけがない」と述べた。

高校時代、核兵器の廃絶を求める署名運動に取り組んだ大学一年白鳥亜美さん(18)は、今夏の参院選から投票権を得る。「憲法九条を変えようとする動きがある中、そのままにしておけない。私たちが行動を起こすことが大切」と語った。

従軍記者を経験した101歳のジャーナリストむのたけじさんは「国連に加盟しているどこの国の憲法にも九条と同じ条文はない。日本だけが理想を高く掲げ、必ず実現する」と主張。会場に集まった若者や女性の姿に希望を感じたとして「新しい歴史が大地から動きだした。とことん頑張りましょう」と呼び掛けた。参加者は集会後、会場周辺をデモ行進した。


平和といのちと人権を!憲法を壊すな! 戦争法を廃止へ!5・3おおさか総がかり集会

 2016年5月3日、大阪府大阪市の扇町公園にて、戦争をさせない1000人委員会・大阪が主催する「平和といのちと人権を!憲法を壊すな! 戦争法を廃止へ!5・3おおさか総がかり集会」が行われた。参加者は2万人


今年の憲法記念日は、昨年までとどこか違い、
壊憲に対抗する多くの人たちの強い力の結集が感じられました。

旅行から帰宅後読んだ5/5の朝日朝刊にあったのは「『核なき世界』カナダから〜吉永小百合さん朗読・坂本龍一さん伴奏〜」の記事。安らかな思いになりました。その様子を伝えるバンクーバー新報http://www.v-shinpo.com/local/2280-110-16247844の記事を下にまとめます

平和な世界を願って 原爆詩朗読会 吉永小百合さん ピアノ伴奏 坂本龍一さん

 5月3日、UBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)のチャンセンターで、女優の吉永小百合さんによる原爆詩朗読会が開催された。音楽家、坂本龍一さんのピアノ伴奏とともに語られる言葉は、核兵器のない平和な世界を願う祈りのように会場を満たした。 
 
坂本龍一さん(左)のピアノ演奏をバックに詩を朗読する吉永小百合さん
詩とピアノの美しい共演
催しは、UBC日本研究センター、Liu Institute for Global Issues、The Simons Foundationの主催、朝日新聞社とNHK他の共催で行われた。会場のテラス・スタジオ・シアターはUBCの学生を中心とした観客でほぼ満席に。開会の挨拶や核兵器廃絶を訴えるスピーチの後、UBCアジアン・スタディーの学生4人が、佐藤紫華子さんの東日本大震災による原発事故の詩4編をそれぞれ英訳し朗読した。

「カナダにおける『第二楽章』」という公演のタイトルは、30年にわたって広島と長崎の原爆詩、福島の原発事故に関する詩の朗読を続けている吉永さんがCD化した『第二楽章〜The Second Movement』に因むもの。
坂本龍一さんはスピーチで、武器であろうと電力であろうと核と人間は共存しないということを強く訴えた

吉永さんは、『序』(峠三吉)では日本語と英語、『生ましめんかな』(栗原貞子)は英語で、というように変化をつけながら朗読。美智子皇后が英訳をしたという『降りつむ』(永瀬清子)は、UBCのコースを修了したクララ・クマガイさんが英語で、続けて吉永さんが日本語で読んだ。坂本さんのピアノ独奏のあと、福島の詩(『詩ノ黙礼』(和合亮一)から3編、『ふるさと』(佐藤紫華子)、高校生や小学生が書いた詩2編などが朗読された。

学生たちとの交流も
〜参加者の感想より〜
・「2人のコラボがとても良くて感激しました。もっと日本の各地でこういうイベントが活発におこなわれればいいと思います」(岩瀬正幸さん・UBCで教育研究の博士課程)。

・「すごく感動しました。最初の言葉からちょっと泣き出してしまいました。『こどもをかえせ』という言葉は意味深いです」(シンシアさん・UBCで日本語を学んでいる学生)。

・「原発が福島の人たちの生活を破壊してしまったことがよくわかり、胸に迫ってきました」(アランさん・同上)。

・「坂本さんのピアノがゆったりと穏やかなのと、吉永さんの圧倒的な詩の表現のコンビネーションが良かったです。子どもの詩は純粋なだけに胸にぐさりときました」(田尻碧さん・UBCで心理学専攻)。〜引用以上



アベノミクスは明らかな失敗であるのに、誇らしげにヨーロッパで「世界の経済政策」についてスピーチする日本の首相の厚顔無恥。見ていて、こちらの方が気恥ずかしくなります。
それに対して吉永さんの地道な、反戦を訴える静かな活動は多くの人の心にその思いが届きます。坂本さんとのコラボで、それは更に深く、聴き手の心に沁みて行ったことでしょう。
渋滞に巻き込まれることなく、長崎・佐賀旅行から5日の夕方戻りました。島原半島を訪ねるのは3回目でしたが、前の2回は通過しただけ。今回は小浜温泉に一泊して半島を回りました。

島原半島2009年8月、中国で開催の世界ジオパーク事務局会議において、「島原半島ジオパーク」「糸魚川ジオパーク」「洞爺湖有珠山ジオパーク」の3つが、日本国内で初めて世界ジオパークネットワークへの加盟が認められ、「世界ジオパーク」として認定されました。

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1991年に噴火し、平成新山が形成された普賢岳
自然の猛威を前にした人間の無力さを思いました。

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雲仙温泉の湯けむり

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仁田峠 妙見山から雲仙温泉街を見下ろす
(山肌に作られた、一気に500mの傾斜を8分で駆け上がるロープウェイ。
見上げただけで恐怖心がわき、しり込みしましたが、末っ子が「行こう」と言うので、
夫と共に、妙見山頂へ。残るという長男に「遺言」を託して)

島原半島ジオパーク

島原半島ジオパークが位置するのは日本の西端、長崎県南部。雲仙火山を中心とした三市(島原・雲仙・南島原)の行政区域全てがジオパークの認定を受けています。その特徴は、雲仙火山による地形や、千々石断層などのダイナミックな断層地形を初めとした地質的多様性を持つ点、加えて2つの大きな火山災害を経験した地域でもあること。「島原大変肥後迷惑」「雲仙・普賢岳噴火災害」と呼ばれるこれらの災害では、この地域に甚大な被害を与えましたが、現在地域には15 万人の人口があり、火山とともに暮らしています。

また、雲仙普賢岳は平成噴火(1990-1995)の際、溶岩ドームの生成過程など噴火の一部始終が科学的に詳細に観察された初めての火山であることでも知られています。また、原城に代表される「島原の乱」史跡や、小浜、雲仙、島原、原城温泉といった、それぞれ泉質の全く異なる温泉群も特筆できます。このように2つの大きな噴火災害からの復興と、人々の生活の中に火山の恵みである温泉や湧水を取り入れた「火山と人間との共生する」ジオパークであります。〜日本ジオパークネットワークよりhttp://geopark.jp/geopark/shimabara/index.html


島原半島を後にして佐賀の鳥栖へ。
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大興善寺つつじ寺として有名ですが、花の時期はもう過ぎていました。
本堂へは100段余りの石段を上らねばなりません。「体調の悪い方はう回路を」とのことでしたので
迷っていると、末っ子が「おんぶしてのぼってやるよ」と優しく言葉かけ。
母の日を前にしての、何よりの温かな心の贈り物でした。

その言葉に励まされて、上ろうと「決意」。無事に自力でのぼりきりました。


―――島原半島は、温泉、地形、歴史…どれもとても興味を抱かせる魅力的な場所でした。いつか再訪したいと思います。

小浜温泉に宿泊した際、たまたまTVをつけるとニュースが。日頃見ない日テレ系の番組でした。伝えられたのは「加湿器から毒が 95人死亡、韓国騒然」という内容。驚きました!画面からは泣き叫ぶ女性の声。
別の局に切り替えると篠原信一柔道家の滑稽なメイク姿が。オリンピック時の柔道解説依頼が来ない、と述べている場面でした。これも日頃は見ないフジ系。

TBSやテレ朝の報道内容との違いに愕然としました。「とにかく『わぁーっ』と驚かせてセンセーショナルに伝える(日本とは関わりない内容でも)」「面白おかしく、軽い話題を提供」…。フジ・日テレ系の報道を見ていたら、ニュースとはそう言うものだと思い、深く考えさせるものは頭が受け付けなくなるのではと思いました。

憲法記念日には「報ステ」で、憲法九条が米国からの押し付けではなく、当時の幣原総理が進言したものであったことを丁寧に伝えていましたが、あのような内容はフジ・日テレファンには受け入れられないのではないかと。

愚民化計画」。そうやって進められてきたのだと思いました。
一番の書き入れ時の被災。九州の観光地は大きな打撃を受けています。
まだ完全に余震が収まっていませんので、不安に思われるのは当然です。
しかし、回数と規模は確実に減少しています。
九州経済の為に、観光が再び軌道に乗ってくれることを願います。

熊本地震 56万8000泊キャンセル 九州周遊ツアー「大打撃」

産経新聞 5月3日(火)7時55分配信


大型連休を前に起きた熊本地震で、九州全体の宿泊施設のキャンセルが少なくとも56万8千泊に上っていることが2日、各県や自治体などへの取材で分かった。九州新幹線の開業などで好調だった九州観光だが、書き入れ時を前に大きな痛手を受けた格好だ。九州観光は県をまたいで九州各地を回る周遊型ツアーも多く、影響は被害の大きかった熊本、大分両県以外にも広がっている。

県別でみると、最も多くのキャンセルがあったのは熊本県で約18万泊。以下、大分県約15万泊▽鹿児島県約7万6千泊▽長崎県約7万3千泊▽宮崎県約4万7千泊▽福岡県約3万泊▽佐賀県約1万1千泊−と続いた。

一方、温泉地として知られ、4月16日の地震で震度6弱を観測した大分県別府市や由布市は、一部の温泉施設で被害を受けたものの、5月2日時点で別府市はほぼ全て、由布市も約9割の営業を再開。それでもキャンセルが相次いでいることに、同県観光地域局の岡本天津男局長は「県にとっても大きい打撃」とため息をつく。
(引用以上)


今日から、夫、息子二人と共に、長崎・佐賀を観光して来ます。震災前に予約していたもの。
震災前に予約していなければ、出かけなかったことでしょう。宿でのんびり過ごしてきます。

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