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長女、長男、夫と共に初めてこのお店を訪れたのは10年ほど前のこと。建物の内部の雰囲気は勿論のこと、出される料理の洗練度、味、吟味された内容、丁寧なサーヴ…全てに大満足したレストランでした。
http://aka-renga.jp/ そんな夫の挑戦を祝うべく、2月に次男と結婚した連れ合いと、ゴールデンウィークで帰省する末っ子も含めて、長男、娘家族と共に「赤煉瓦」でディナーを、と計画していました。 しかし、今回の地震で、「食材の調達が上手くできなくなったために、当分の間休業します。今後もよろしくお願いいたします」という電話が数日前自宅に。とても残念に思っていた所、昨日知人から聞かされた「赤煉瓦廃業」の知らせは、たまらない驚きと哀しみを与えました。 今回の地震がもたらした色々な爪痕。大事な岐路に立たされた人たちの多さを改めて思いました。 熊本地震で倒壊するおそれがある「危険」と判定されたのは、8417棟(「要注意」は9740棟)。阪神・淡路大震災で「危険」と判定された6476棟を上回りました(ただ、国土交通省によればと、阪神・淡路大震災では全壊した建物が10万棟余りに上り、完全に倒壊して判定が行われないケースもあったため、被害の実態を表す数字ではない、とのこと)。 私の病気の深刻度を示す数値が、右肩上がりの急カーブを描いて上昇を始めたのは昨年末から今年にかけて。医師と相談の上、新たな治療法を選択。それが施されたのは3月の下旬。その効果もあってか、今はとても体調良好な状態が続いています。この処置がもう少し遅れて4月半ばになっていたら、震災の為に治療は不可能だったでしょう。現在の安定した体調は無かったと思います。 4月の半ば以降は、外来診療ができない程に病院は、震災被害者受け入れのために混乱をきたしていました。様々な「偶然」の上に私たちの暮らしがあることを思います。 「絶対」などとは決して言えない私たちの暮らし。もろく、不安定な基盤の上で私たちは暮らしているのだと思い知らされました。 |
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くまモン活動休止 ネットに応援や心配の声続々http://mainichi.jp/articles/20160428/k00/00e/040/204000c熊本地震後、活動を休止している熊本県のPRキャラクター「くまモン」に、SNSを通じ心配や励ましの声が続々と寄せられている。(毎日新聞記事より) ―― 昨日の朝日新聞には「復帰の日いつ くまモン苦悩」というタイトルの記事が掲載されていました。 5年前の九州新幹線全線開業に合わせ、人々に幸せを届けようと誕生したくまモン。しかし、一連の地震被害を受け、「活動する雰囲気ではない」と思い悩んでいるという。(朝日記事より) ―― 実はくまモン、14日の地震発生後は、全ての活動を休止している。 県内で60人以上の方が亡くなり、今も3万人以上の人たちが避難生活を送る。それだけに県は「こういう雰囲気の中で活動はできない」とし、復帰は未定という。(朝日記事より) ―― 心に受けた傷、心身の痛みの大きさは人それぞれ。何が癒しになるかは分かりません。 今ACJapn のCMの中に、「ふるさと」のメロディーと共にくまモンの絵が流されるものがあります。 被災者を労わりたいと作られた映像。制作者の意図はとてもよく理解できます。家族は、最近流れたACJapn のCMの中では一番いい、と言いますが、私には、何か素直に受け止められないものがあります。大した「被災」はしていませんが、その立場にならなければ分からない繊細な感覚が抵抗を感じてしまうのです。 東日本大震災や阪神大震災が起こった時、被災者に向けた自分の言葉が、本当に被災者の心に寄り添うものであったのか…。私には、それを振り返るきっかけを与えてくれるCMとなりました。 |
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国は「国家」の為に「国民」を騙すのだということを知ったのは、その活動がきっかけでした。あの日から30年。あの時の学びがなければ今の私はいません。 昨年のノーベル文学賞がベラルーシの作家(「チェルノブイリの祈りーー未来の物語」)スベトラーナ・アレクシエービッチさんに授与されたのは画期的なことだと思いました。 アレクシエービッチさんの思いが掲載された東京新聞の記事がありましたので、下にまとめます。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201604/CK2016042602000130.html 「科学技術進んでも原発事故は起き得る」 ベラルーシのノーベル賞作家が警告 東京新聞4/26旧ソ連ウクライナ共和国で起きたチェルノブイリ原発事故から26日で30年。最大の被害を受けた隣国ベラルーシ共和国の作家で、昨年ノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)が共同通信のインタビューに応じ、「科学技術が進んでも原発事故はまた起こり得る」と、福島第一原発事故を念頭に警告した。チェルノブイリ事故で被害に遭った人々の証言を集めたノンフィクション作品などで知られるアレクシエービッチさんは、ベラルーシの首都ミンスクの自宅で「原発事故とは何か。30年たってもその本質を理解している人はいない。私たちは今もこの問題の蚊帳の外にいる」と述べた。 ベラルーシは事故で放出された放射性物質の約6割が降下したとされ、約20万平方キロの国土の13%が今も汚染されている。汚染地域には人口の1割超の約百十万人が住んでいる。 「政権はチェルノブイリという言葉を使うのを事実上禁止している。事故を克服するのではなく、風化させて無かったことにしようとしている」。 忘れられない言葉がある。2003年に講演で日本を訪れた時のこと。日本の原発関係者から「チェルノブイリ事故は旧ソ連の人が怠惰だったから起きた。技術大国の日本ではあり得ない」。その8年後に第一原発事故が起きた。「二つの事故で分かったのは科学技術が進んでいても、真摯な態度で管理していても原発事故は起こり得るということ。むしろ技術が進むほど、大きな事故につながるのではないか。人間が自然に勝つことはできないのだから」 原発事故の被災国であるベラルーシでは今、初めての原発建設が進んでいる。建設中の2基のうち1号機は18年に完成、稼働する計画だ。国民は反対しないのか、と尋ねると「反原発運動も環境保護運動も禁止されていて、大統領の独断に国民は反対できない。それに、経済的に困窮した国民は原発問題よりも、明日の仕事のことを心配している」との答え。 「30年たっても、私たちが原発事故について理解しているのは、薬や治療が必要だということだけ。原発事故を哲学的に、人類学的に考え、理解することこそ必要。フクシマで何が起きているのか、日本の人々がどう考えているのかを聞きたい」と話した。(引用以上) 正確で、多様な情報を伝えない「報道機関」なんてあり得ません。 福島事故から一年もたたないうちに「収束宣言」をした当時の野田首相。五輪誘致のプレゼンで、福島原発の状況を「under control」と、世界に向けて大嘘をついたアベし。 嘘をつき続けなければ稼働できない「発電システム」など、存在してはいけないのです。 |
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温かな思いやりに胸がいっぱいになりました。
市民と農家のために開設された放射線測定室の愛称が「てとてと」です。 alfmom様 里山を木々の若葉と山桜の薄桃色がホワンと柔らかく彩り、東北の初夏が始まろうとしています。 みんなの放射線測定室「てとてと」にご支援いただき有難うございます。たくさんの方々のお力添えでこの地で小さな測定室を開き、続けていく事が出来ているのだと感謝しています。 連日のように報道される熊本・大分を揺るがした大震災、心からお見舞い申し上げます。5年前のあの頃の地鳴りから始まる突き上げるような揺れの恐怖、当たり前のように使っていたガス、電気、水道などのライフラインが止まった非日常を思い出しながら被災された方々の痛みを自分の事のように感じています。 ご家族、お友だち、みなさまご無事でいらっしゃいますか?そうであることをお祈りしています。 そして、私たちにできることはありますか? もしも何かお手伝いできることがあればぜひ声を掛けて下さい。 遠く宮城から思いだけ先にお送りいたします。 みんな放射線測定室 「てとてと」運営委員会一同 お身体 大丈夫ですか?(手書きの文字) 私の地域は震度「7」ではありませんでしたが、その激しさを想像すると、恐ろしさでいっぱいになりました。経験者だけが共有できるあの「恐怖感」。それを思いやって言葉にして届けて下さったこと、本当に有難いと思いました。 今日はチェルノブイリ事故から30年目の日。「福島事故」を体験した私たちは、ロシアの被災者の方々と思いを共有できます。 そして今日、「安全保障関連法は憲法違反」だとして500人余りが自衛隊の出動差し止めなどを求め、全国初となる集団訴訟を起こしました。繋がり合う思いは、きっと「何か」を動かす力を生むはずです。 |


