Google が7インチのAndroid 4.1 Jelly Bean タブレット Nexus 7 を発表し、
アップルも未発表の iPad mini (〜8インチ) を量産中らしい、 とくれば、続くのは7インチの海外での現役王者 Amazon Kindle Fire に新型が登場するとのうわさです。 リンク先 工商時報のサプライヤ筋情報によると、 アマゾンは新型 Kindle Fire の部品調達と製造を6月から開始しており、 7月から8月にも出荷する可能性があるとのこと。 初期出荷の台数は200万台とされています。 新 Kindle Fire の仕様についてはあまり具体的な話がなく、 現行のラバーフィニッシュのプラスチック製から金属製の筐体になる、 ディスプレイは7インチのまま、製造は引き続きQuantaなど。 Kindle Fire については、 初代は年末商戦に間に合わせるため出来合いのODMデザインを使い回した製品で、 AmazonのKindleチームが新規開発した別製品が後から登場するとの説がありましたが、 今回は7インチ現行 Fire のリフレッシュのようです。 アマゾンの独自タブレット Kindle Fire が発表されたのは昨年9月、出荷は11月。 仕様は7インチ1024 x 600 IPS液晶 (iPad 2よりはましな約170dpi)、 デュアルコアのTI OMAP4、512MB RAM、8GBストレージなど。 当時としてはかならずしも底辺スペックではなく、 またハード仕様よりも重要なアマゾンの 書籍・アプリ・映像・音楽コンテンツのエコシステムがあること、 なにより199ドルの積極的な価格で年末商戦の人気をかっ攫いました。 しかし、Google が先日発表した Nexus 7 は 同じ7インチながら解像度が高く(1280 x 800、ピクセル数1.7倍)、 プロセッサはクアッドコアの Tegra 3、RAMは倍の1GB、 Kindleにないカメラ(前面)やBluetooth、 タブレットではまだめずらしいNFC(10cm程度の近距離無線通信技術)があり、 重さも70g近く軽い340g、最新のAndroidプラットフォーム 4.1 Jelly Bean が保証されているなど、 同じ199ドルでもハードウェアとしてはKindle Fire より露骨に上位です。 またコンテンツについても、 アプリはアマゾン独自の Appstore for Android で入手する kindle より、 Pure Google な Nexus 7 が当然ながら上。 音楽や映像、書籍についても、 Googleはストアを変な名前に改称してまで拡大に努めています (ついでに、199ドルで25ドル分のGoogle Play クレジットが付いてきます)。 秋発表のうわさがある小型 iPad も含めて、 アマゾンが火力を向上させて対抗しても良い時期です。 これはもう、本体を低価格化して電子書籍と配信音楽&動画、 独自有料アプリの売り上げで回収するぐらいしか、 Amazonには手が無いですね。 価格に関しては楽天がすでに、電子ブックリーダー「kobo Touch」を、 ¥7,980という1万円を切る低価格で19日から先んじて、 先行販売するようですから、AmazonもファイアでないKindleは、 このぐらいか、これ以下の価格じゃないと、もう売れませんからね。 果たして日本国内にKindle Fireも投入するとなると、 性能はNexus 7より劣るのですから、 値段も150ドルぐらいにしないと売れないでしょうね。 落とせるかなぁ? (案外一番被害を被るのはモノクロのブックリーダーを、 2万円弱、1万7千円弱で売ってるSONYだったりして・・・。) |
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