ごあいさつ

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1987

もう年末の御挨拶の時期か。

御挨拶の代わりにこの前観た映画ネタを。
「1987」
イメージ 1

民主化運動という題材で、
出演俳優が豪華すぎ(私の基準ね)
キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ムン・ソングン、ソル・ギョング、カン・ドンウォン、ユ・ヘジン、
ハク・ヒスン、キム・テリ、ヨ・ジング、ムン・ソリ、チョン・インギ、コ・チャンソク、オ・ダルス
主演級もしくは助演界のスターが二けた近く出ているという。。
まあ、ムン・ソリは気付かなかったくらいちょこっと出。
ちなみに監督はソリ様のご主人だった。

この前観た「タクシー運転手」がガンホ兄貴を堪能する民主化運動映画だとしたら
これは群像劇的構成です。

皆スンバらしいんだが、アタシ的にはやっぱり「タクシー運転手」でも助演していた
ユ・ヘジン兄貴をクローズアップしたい。

こーいう市井で自分の立場ででも真剣に必死に戦う役を演じると韓国一かもな。
それも、すごく自然態演技なのがかえって沁みる。
あんまり書くとネタバレしちゃうので止めますが、
拷問とか社会的困窮が横行していた時代で、こういう行動をとったというその勇気に感銘を受けました。ちなみに彼の役は幾人かのモデルを合わせて創作したそうですが、本当にいたよね?と思わせる演技力が素晴らしい。

後、「チョン・ウチ」ではユ・ヘジンのご主人様役だった、かつてのアタシの彼氏(但し脳内)、ドンウォニ。
この映画の製作時はパク・クネ政権で製作が大変かつばれたら不利益を被るのが明らかなのに(キム・ユンソクさえ監督の身を心配して止めたという話)、真っ先に監督に出演希望を伝えたという、侠気溢れたドンウォン。

いい役者になっているねぇえ。
昔は美男っぷりが邪魔していた部分があったけど、加齢とともにだんだん溶け込み演技が板についてきた。
ただし、あのでっかい身体とちっちぇぇ顔と長い手足は1980年代っぽくないが。
ドンウォニ。おばちゃんはあんたの熟成を生暖かく見守りまする。
ムン・ソングン先生みたいになったら、迎えに行きます(ドヤ顔)。

この映画のとっても参考になる動画のリンク先↓
衣装担当が私の大好きなチェ・サンギョン女史(嬉)。

後、多分エンディングの歌は、チョ・ドンヒ嬢だと思います。これがまたいいのよ。
この方、お兄ちゃんが有名な歌手で、お父さんが映画監督。
この前観た「ムヒョン」(盧武鉉大統領の映画のサントラもしていた)でも、いい歌提供していました。

韓国の歴史は困難が多くて、戦いも大変で、でもどうしてそれでも闘い続けるのか。
最近のアタシの日常生活の思索のテーマでもあるんだけど。
気性が激し過ぎで圧倒されてしまうが戦うべき時に闘う韓国の気風と
世界レベルで性格が穏やかで暮らしやすいが沈黙を最良とし戦う人に冷たい我が祖国の気風と
う〜ん、つい怒って気が付くと戦っている結果に困惑する我が身、立ちすくんでおります。

サンホへの道

映画もドラマもほとんど見ていない。
韓国関係に接することが極端に減った。
今はまっているのは着物を着る事と運動という私がこのブログを続けるべきか
というところなんですが、
キム・サンホが来日するという情報を聞いて、ひっさしぶりに映画観に行きました。

イメージ 1
「焼肉ドラゴン」舞台挨拶付き上映会でサンホを拝む。
あのおむすび顔はまんまでしたが、何故か(ごめん)すっごくおしゃれでセンス良い服装。
思うに、韓国演技派実男子俳優は普段着の着こなしがおしゃれさん率高い。
パク・チョルミンだってガワはバカボンのパパなのだ!だったが、すごく素敵だったし。
サンホは、焼肉ドラゴンのお父さん役でした。
この映画の基になった演劇は、コ・スヒとシン・チョルシン出演のバージョンの時に見に行ったけど、本当に素晴らしい出来で最後号泣したのです。
だから映画化の際にお父さん役でキム・サンホに決定と聞きしかも舞台挨拶で来日!というからには絶対行く!で。
だって、サンホの舞台挨拶が日本で見られるって多分最初で最後の機会だもん。
映画はなかなかの力作でした。
我が家全員大好きな大泉洋も光っていた。
そして、不思議なのはドラマだと台詞棒読みでど大根な真木よう子姐さんは
何故に韓国絡みの映画だとそれが目立たないで結構熱演となる?
顔は好きなんだけど、ドラマの棒読み台詞が酷過ぎて苦手なんだが、この映画では素直に好いなと思いました。
サンホはいつもの調子で、しみじみ心にしみる演技。
キムチ味の寅さんってところか。
そして、やっぱり声がいいっす。
お母さん役のイ・ジョンウンは本当はとってもキュートなおばちゃんなのですが
きっついパンチパーマかけて、韓国のお母ちゃんになり切っています。
この人もやっぱりさりげなく上手い。
何で韓国の助演俳優は層が厚いんだろう。

それから根岸季衣のこっゆい演技も良かった。いい仕事してます。
ネタバレになっちゃうけど、焼肉ドラゴンのお父さんの一人息子が在日だからと受けていたいじめのシーンが又リアルで、ああこういう事普通にあったんだろうなあと思います。
この映画では息子は世間に負けちゃうんだけど、世間に負けないで強くなったがゆえにこゆうい在日のお母さんお父さんになっていくのね、としみじみ。
まあそうやって人生の中で強くなっていくのは国籍がどこであれ世界中にあるのだろうが。
舞台の作者が映画監督をしたからか、舞台と違う!という違和感はなく、
上手く映画に落とし込んだなあと感心しました。
大傑作!とまで行かなくても、日韓双方で絡んだ映画の中ではよくできた映画ベスト3に入る、もしかしたらベスト1かもしれない。舞台挨拶でサンホは来ることはなくても、強くお勧めです。

余談。
そして、映画を観終わり帰路に就く途中。
新宿コマの跡地になったシネコンを出たのが夜の9時ちょっと過ぎ。
表通りから駅に向かおうと歩いていたら、ガチな喧嘩に遭遇。
顔面にきれ〜ぃにパンチ入る瞬間を目撃。
遠巻きに見る関係者達(服装からして多分そっちの方々)、何事もなく通り過ぎていく人々。
私、東京に来て三十年経ちましたが、この時間帯で表通りでこんなダイレクトな喧嘩を見たのは初めてっす。
映画の世界から出たのに、また映画の世界に入った気分だったわ。
このブログを開設してもうすぐ10年経つということに気づきました。
このブログを開設した一つの目的である
ジウォンちゃんが苦難はあれどずっと第一線の女優として活躍していて
ドンウォン君は今や演技派&興業集客力のある男優の一人になっていて
ドゥス様はご自分のペースで来日公演をして東京での公演の度には聴きに行けて
よかったなあと、しみじみです。
プライベートもまあいろいろありましたが、息子も無事現役大学合格して自宅から通ってくれて何とか生活回せます。

自分の性分からか、興味の対象が時々違う方に向かうので
ブログも春夏秋冬眠状態が続いていますが、私はひっそりとはですが元気に生きています。
ただ最近痛感するのは、どのセクトにも属したくないなあと感じる自分に対して嘘をつきたくないなあということです。集団って連帯感とか素晴らしい一面もあるけど、やはり疲れるのです。その疲れが身体の不調の原因ということに気づきました。
集団が悪いのではなく、これは自分の性分ってやつのせいで、変えようがなく。一人でふらふらして、心を許せる一部の人とゆったり交流というのが一番楽です。
これからも自分に嘘をつかない程度で、でも無責任にはなりたくないので出来る範囲で誠実に物事に向かいたいです。

命綱を繋ぎつつも、その範囲内で自由に動いて新陳代謝は怠らないというか。
これからも韓国の音楽や映画は追っていきますが、そんな感じで十年愛の御挨拶前倒しで。

大韓スキャンダル

本当にやったならばそれ相応の罪は償うべきで、弁護はしませんが、私の好きな助演男優が「お前もか」連打のセクハラパワハラスキャンダル。
ダル様ことオ・ダルス。
チェ・ジェヒョン。
チョ・ミンギ。
チョ・ミンギは、自殺してしまったし。
皆、自分の演技で築いた名声が溶けて消えてしまったかのごとく。
傷ついた方々の気持ちに沿えるわけではないですが、細々と韓国エンターティメントを追ってきたり、自分も一時国楽の世界の端っこにいた時の実感を含めて書くと、
韓国って「師匠絶対、先輩絶対」の体育会系社会で、その悪い面が全て出てしまったと思います。
私は今でも国楽大好きで公演があれば観に行く事もありますが、いざ自分が弟子入りしたら、あの世界に耐えられなくて辞めるでしょう。だから、今ぐらいの馴染みのお客さん距離が一番いいです。
師匠は絶対なの。そして、先輩がいて、面倒も見てくれる反面、その世界から逸脱することは暗黙で許されない空気がある。
芸を磨くために精進する人ほど全てを委ねていくし、金銭的にもそちらに比重がかかり他の世界との関係も希薄になっていく。人間の使える時間も金銭も限りがありますから。
凄く言い方が悪いんだけど、宗教団体の共同生活みたいな感じなのよね。
団体行動の嫌いな私の被害妄想的発想と言われたら、はいそうかもと流しておくけど、
でも韓国の芸能界で絶える事のない奴隷契約とか性上納とか先にあげた有力者先輩のセクハラパワハラとか、皆そういう師匠絶対先輩絶対の共同体発想、さらには他人軸思考(他者からの評価が基準)から出てきているような気がしてなりません。
その中の上下関係とか価値観に洗脳されて、思考停止状態になる。
よく考えて俯瞰して見たら、抜ければいいじゃん、と思えるけど
きっと「有名女優になりたい」「仕事が欲しい」という価値観の中では
そりゃあ思考停止するだろうて。
思うに韓国人って、自己主張強い割には個性はそんなになくて、皆と同じように並んででもその中では他人から一番と評価されたいとかよく見られたい、という発想。
だから整形もためらわないし。
一方で、あの計算できないお人好しなところとか、自分が民謡でかかわった方々の人情とか大好きなんだけど、でも気風としてあの共同体至上主義と他人軸基準は、私の性分とは全く逆で、なじめない。
そんな中で、可愛い女優の卵たちは、先輩のいうこと逆らえなかったり逆らって酷い目に遭ったりしたのでしょう。お気の毒です。
そして、普段は私の敬愛する上に挙げた助演俳優たちも、それが許されると思っていたからこそ、そういう振る舞いを続けてきたのでしょう。
ダル様は家族を持っているかわからないので置いておいても、
ジェヒョン様ミンギ様は娘さんがいて、彼らは自分の立場に置き換えて
自分の娘が先輩に肉体関係を強要されても平気なのか?と尋ねてみたいです。
それでも、それは業界の慣例で仕方ないと答えるとしたら、大韓芸能界は不治の病だと思います。。

そういえば、もう一つのスキャンダル。
私が一昨年から追っている
魔性のオンナのキム・ミニとホン・サンス監督の不倫。
ソル・ギョング様とソン・ユナ様の恋も時系列を再検証すると不倫?疑惑がありましたが、
この二人には節度と配慮があったと感じます。
恋はしたら止められない性質なんだろうから、おばちゃん全ての不倫に野暮は言いませんが、報道が全て事実だとしたら、ミニとサンスのはサンス夫人に対して「それはないだろ?」連打の言動もりもり。サンス夫人に「あんたが監督の面倒を見ないからこうなるのよ」と言い放ち、他の人には「監督の子供が欲しい」という言うミニ子。
ホン・サンスは実母(テレビ業界の大物だった)からかなりの財産を相続しているはずなので、それ狙いか?と勘繰るzoeです。
サンス夫人に対して、本当にお気の毒としか言いようがなく。
痴呆の義母の介護をして最後は看取って、一段落したら監督はミニ子に夢中。
ホン・サンスって天才監督だけど、子供なんだろうなあ。
そして、誰がどう言おうとCFの仕事をすべて失おうと監督に付いて行ったミニ子、
アンタだったら性上納だろうがパワハラだろうが乗り切るんだろうなあ。
私はキム・ミニの顔が生理的に嫌いですが、あっぱれだとは感心する。
最初は下手な演技と叩かれたけど、「アガッッシ」では大したもんだったし、日本語がかなり上手くて、その努力は凄いと思いました。
もしかしたら韓国の芸能界って、これくらいのふてえタマでないと生き残れないのだろうかと思った位。
嫌いだけど生命力の高さは認めます。
しかし、そんなミニ子はホン・サンス監督と別れたという噂。
映画祭とか公式の舞台に連れだって顔を出していたのに、最近は無いと言うのが根拠だそうですが、私は信じない。
どうせ海の向こうの日本で何書いても届かないだろうから、
仮説ですが、と前置き。
ミニ子は念願のbabyをgetして出歩けないからと、想像しております。

ある意味ドラマよりもこゆうい大韓芸能界。
一人妄想脚本家しておりますが、その世界はdeepbluenightじゃ。

慶尚道男児の群像

先日映画「弁護人」の無料上映会に当選し、やっと韓国文化院で観る事ができました。
この映画の上映当時、知人が関わっていたのと、飛行機嫌いで海外の舞台挨拶に滅多に出た事のないソンガンホが来日、尊敬する宇都宮健児弁護士がティーチインに出演と、もう絶対観に行きたかったのに都合合わずで、当時泣きましたわ。
韓国文化院での上映会も、現文在寅大統領政権になってからだからこそ可能になったと見ました。
この映画の主人公のモデルは故盧武鉉大統領で、文大統領は盧武鉉の弁護士事務所で働いていて、後に盧武鉉政権でも補佐役でした。
反対に、前政権は朴槿恵大統領だったから、相当な圧力があったことは想像できます。
実際にそうだったらしいし、主人公を演じたソンガンホは朴政権で思想的にブラックリスト入りしてたそうでしょうから。
だから、朴政権の頃はこの映画を韓国文化院で上映することは不可能だったでしょう。
そういう政治的事情を考えて観ても、考えなくても、
ソンガンホの演技が素晴らしい。
イメージ 1
自然に演じるところが絶妙です。ただの大顔アンパンマン(失礼)の俗物的な慶尚道男児(キョンサンドサナイ)弁護士が、人としてどう生きるかという命題にぶつかり変わっていく、その自然なモーフィング表情演技は、これ言語は違う人間でも伝わります。
ストーリー自体は、正直私は絶賛とは言えなくて、特に後半は時間の都合か
韓国的やっつけ感を感じるのですが、それを吹き飛ばすソンガンホの演技。
そして、西田敏行がおかめの顔真似したみたいなクァクトウォン。
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この方、検事とか刑事とかの役が何故か多いし当たる。
検事専と呼ばせていただきます。
今回は憎たらしい警視キャラ。しっかりいい仕事してます。

この映画は私が愛する実男子俳優がざくざく、以下紹介。
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記者専俳優イ・ソンミン。ハジウォンファンには「king」でおなじみ。

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「国際市場」「優雅な世界」等等、主人公の相棒役をやらせたら韓国一、
一蓮托生専オ・ダルス。ソンガンホとは「優雅な世界」で二度目のコンビ。

私はドラマ「エデンの東」でそのなり切りワルっぷりに感服したわ
"ハンサムな麻生太郎"チョミンギ
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何を演じても達者なハラボジ ソンヨンチャン
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ハジウォンファンにとってはペンム様 キムヨンエ
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キムヨンエの体当たり演技も沁みました。
このお方「風吹く良き日」でも食堂のおかみ役、「弁護人」でも食堂のおかみ。
おかみ専と呼ばせていただきたく。

後気が付いたんですが、釜山が舞台になっているこの映画、俳優も慶尚道出身が多く、
(ソンガンホ、キムヨンエ、イ・ソンミン。オダルスは太田出身釜山育ち)地元感を大事にしている感あり。
多分、釜山という街の成り立ちとか、この街は帰郷民(北朝鮮から逃げてきた人達)の存在が見逃せないとか、韓国人でなくては体感できない手触りも重視しているんだろうなあ。

最後。美術が敬愛するリュ・ソンヒ様だったのがサプライズ。

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