びび子の日記

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「心のケア」とは

「心のケア」とは何か?
 
TVでこれからは『心のケア』が大事です」と耳にする
それは何のことなのだろう?
 
イメージ 1

多くは、支援物資が届き始めたから、次は・・・という意味なのであろう。
 
となると、心のケアの意味を間違えていると思います。
 


『心のケア』は直後から必要なのです。


では、直後からカウンセリングが必要なのか?答えはNO!
今の段階の『心のケア』とはカウンセリングではない
不安な人の話を聞いて云々というのは、直後はほとんど必要ではありません(話したい人は必要)。
 
だから、『心のケア』=『カウンセリング』と思い、
先ほどの「TVでこれからは『心のケア』が必要です」というアナウンスは間違えなのです。
 
 


では、『心のケア』とは何をするのか?
順番に説明したいと思います。



 
あなたが被災したらどうなると思いますか?
(突然残酷な質問ですが・・・)
 
多くの場合 不眠、不安、イライラ、集中力の低下、身体愁訴、フラッシュバックなどが起こります。
 


「私は大丈夫。軽く眠れないぐらいかな?後は頑張るよ!(何とかやれる)」と思った方

そこが問題なのです。
 
多くの人、ほとんどの人が上記の様な反応を示すんです。
大きな不安に襲われる様な出来事が起きた場合、身体はそのストレスに負けないように反応してしまうのです。だから、あって当たり前と思っていい。
 

では、先ほどの質問で「私は眠れなくなるわ」と思った方。
そのような状況で、夫や父親、同僚などから、「お前は心が弱いからそうなるんだ」とか、「女の人だから、感情が出るんだね」とか、何かの手続きの際に「もっと集中して!考えなきゃダメじゃないか。」「しっかりしろ!」とか責められたらどうですか?
 



そう、「心のケア」の最初の大きな目的は・・・
 
第1に、当たり前に起こる反応を、「この反応は当たり前の反応ですよ」とアナウンスするために行きます。当たり前の反応を当たり前と思わず、「私はおかしくなってしまった」とか、「もっとしっかりせねば」と無理しなくてもすむように(二次被害)するのです。
 

第2には治療を受けずに慢性化する事態を回避させるためです。
なかなか、不眠を訴える人でも「自分は大丈夫」と医療機関につながらないことがあります。正常な反応であることを説明することで、大丈夫!と思わなくてもいいようにするんです。
 
 
これらの反応は、多くの場合はきちんと睡眠をとること、食事をとることで自然に良くなることを説明するんです。
 
だから、不眠などの当たり前の反応が出ている、災害直後に行く必要があるのです。
 

第3には、医療従事者、支援者、警察官、自衛官の方々には、彼自身のメンタルヘルスの維持の方法の告知と、心理学的な研究で明らかになっている「災害時に起きる心の変化」を説明し分かってもらうようにするのです。
 
具体的な内容としては、上記の様なアナウンスメント、それから、子どもの保護者には、子どもの反応、対応法などを説明します。動作法などをやって、身体の緊張感を取ることで精神的な緊張を和らげる方法もします。避難地が学校ということが多いので、学校の先生方が率先して働いていることもあるので、そのような人のメンタルヘルスの維持も考慮します。
 
簡単に言うと被災直後から1ヶ月ぐらいまでの間の支援は、上記の様なことがメインになります(もっとあるけど)。つまり、時期によっても支援の方法が違います。
 
 
イメージ 2

ちなみに

災害後の心理的反応(異常な状態に対する正常な反応)

 

心理・感情面

高揚した気分。誰かと話したくてたまらなくなる。
やり場のない気持ち。
怒りっぽい。人や物にあたる。イライラする。
強い不安。恐怖。
寂しい。物悲しい。泣き叫ぶ。
孤立感。 意欲の減退。無気力。
落ち込み。生き残ったことへの罪悪感。誰とも話したくなくなる。
感情の混乱。
 

身体面

睡眠障害。(寝つきが悪い、途中で起きる、朝早く起きてしまう、悪夢、熟睡できない)
頭痛。頭重感。
全身倦怠感。筋肉痛。
胸の痛み。動悸。
吐き気。胃の不快感。下痢。腹痛。食欲不振。
アレルギー症状がひどくなる。風邪をひきやすくなる。
 

思考面

集中できない。
記憶・思考の混乱。
短期間の記憶の喪失。
他の選択肢を考えたり、優先順位をつけたりといった合理的な判断能力の低下。
一つの考えへの固執。
認知・感情・判断の否認。
(「自分は何も動揺していない」、「自宅を失っても平気だ」、 「援助なんかいらない」など)
 

行動面

ちょっとしたことでけんかになる。
人間関係のトラブルが起こりやすくなる。
ひきこもる。周囲との接触を拒絶する。
援助を断る。
お酒、タバコ、薬物類の量が急に増える。
じっとしていられない。
食べ過ぎる。
子どものおねしょ、指しゃぶり、過度の甘えといった退行
 

これが全部起きる訳ではなく、人によっていろいろな症状がでるのです。
この中で注目は、「自分は何も動揺していない」「自宅を失っても平気だ」「援助なんかいらない」という項目が入っていることです。本当に大丈夫なこともあるのですが、強がりで後に緊張が解けてがくっといってしまうことがあるので注意が必要ということがあるのです。
 
「自分は精神的な変化が起きている」ということを認めたくない(隠したい)というのが、多くの場合あります。そこで、どのように援助していくか、というのが問題になります。
 


また、感情を吐き出す(デブリーフィング)ということを言われた時代もありますが、今は自然に治るというのが定説化しています。
 


従って、自然回復を促進することを優先的に考えることが大事であると言われています。

閉じる コメント(4)

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訪問&コメありがとうございます。
本当ですね。同じ思いで、記事の投稿をされている方がおられることが嬉しいです。
私たちがお役に立てるようになるのは、これからまだ先。
そして、それは、長く続くものだと思います。
実は私も、阪神大震災の被災者です。
16年だった今でも、完全に癒えたわけではないのですよ・・。

あ。またゆっくり訪問させてくださいね。
どうもありがとうございます(#^.^#)

2011/3/30(水) 午前 10:43 ゆうママ

びびこさん、ご訪問ありがとうございました。
具体的に、詳しく説明されていて、勉強になりました。
ありがとう。

2011/3/30(水) 午前 11:09 [ うさぎ ]

放射能や放射線とかと一緒でケアやカウンセリングって言葉を知ってるだけで中身は何も知らない人が多いかも〜
特にマスコミ

2011/3/30(水) 午後 5:12 だ〜しゃん

びびこさん
また、あなたの凄い一面を見た気がします。

心の叫びをどうケアしていくか、どう寄り添っていくか、とても難儀なことだと思います。そして、とても大事な事。一度受けてしまった傷は一生消えることがないのですから、それとどう向き合っていくか、どう支えていってあげれるかですものね。ボランティアに行かれる方の心構えとしても知っていて欲しい事ですね。
勉強になります。ありがとうございました。

2011/3/30(水) 午後 11:02 *hime*

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