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今度は、北西部のタルアファル(Tal Afar)で掃討作戦が始まったという報道がありました。 http://www.military.com/NewsContent/0,13319,76873,00.html この街がどんなところかが記事に詳しく書かれています。 で、ここがどんな街かというと… 住人は大半は、北部のトルコに通じる民族性・文化性を持つトルクメン人である。 (Tal Afar's residents are largely Turkmen with ethnic and cultural ties to Turkey to the north.) 彼らの多くはスンニ派だが、サダム・フセインが追放されてからは、米軍に支援されたシーア派の市政府と警察軍によって支配されてきた。 (They are mostly Sunni Muslims but had been governed since the ouster of Saddam Hussein by a U.S.-backed Shiite Muslim city government and police force.) 実は、こうした掃討作戦は今回が初めてではありませんでした。 米軍は、昨年この街を掃討したが、敵戦士が戻るのを阻止できる500名の部隊を残して素早く退却した。 (U.S. forces cleared the city of militants last year but quickly withdrew, leaving behind a force of 500 that was unable to stop fighters from returning.) 一度掃討作戦をやり、残存部隊もいたのに、いつの間にか武装勢力が入り込んで、住み着いていたというわけです。これはもう、何度となく繰り返されてきたルーチンなのですが…こういう街に対して、米軍は砲爆撃を行った上で、街に入り、家宅捜索を行って、武装勢力を掃討しています。幸い、住民にはほとんど危険はなかったようです。 200,000人いる住民の大半は、報道によれば、周辺の田舎に疎開した。 (Most of the population of 200,000 reportedly fled to the surrounding countryside.) そして、具体的な戦果は以下のようなものです。 米軍は過去2週間の攻撃で、11人の武装勢力を殺害したと発表した。 (The U.S. military reported killing 11 insurgents during raids over the past two days.) イラク軍は、シリアから国内に潜入していた外国人戦士150名を逮捕したと発表した。 (The Iraqi military claimed it had arrested 150 foreign fighters who had slipped into the country from Syria.) 殺害と逮捕のどちらが成果としてよいかというと、逮捕の方です。人数が多いですし、彼らから得られる情報には有益なものがあることでしょう。ただ、タルアファルの住人を逮捕して外国人戦士だと言っている可能性もあるので気になります。 それから、記事にはまた武装勢力が戻ってこないように措置をとったとは書いてありません。いずれ、また同じことをしなければならないことになるでしょう。9月8日の投稿で、カイム(Qaim)の街への空爆について書きましたが、この街も何度となく掃討作戦が繰り返されている街です。西部・北西部の街は武装勢力の巣窟になっていて、米軍はそれを排除できないでいるのです。 他にも、テロリストの隠れ家を精密爆撃して、シェイクという指導者を殺害したという報道もありますが、アルカイダの補充能力の高さを考えると、これを前進と見てよいのかどうかは何ともいえません。 http://www.defenselink.mil/news/Sep2005/20050910_2678.html ※国内報道は、引用した記事とは別のタイミングで書かれており、詳細は異なっております。
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