武術雑感

大島筆記に書かれた公相君は正冊封使・全魁であり、組合術とは内モンゴル相撲である?!

梅花拳に関する注意

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ここで扱っている
義和拳との関連性が問われている梅花拳とは、
梅花桩(拳)のことであり、
少林梅花拳とは別物です。
 
<少林梅花拳>
 
 
一方、梅花桩(拳)では、
架子成拳拧拳の3套路が基本。
 
実際にどうかは分かりませんが、
梅花桩(拳)側の主張では、
その成立は少林拳よりも古いようです。
 
嵩山少林寺には、
"いっちょ咬み"なところがあって、
最近では少林八極拳なるものが登場するくらい、
「うちは何でも技術はそろえていますよ」的な百貨店要素があります。
 
元々仏教寺院には様々な経典(学問)を収集・比較検証して、
教義の優劣を主張する性質があります。

そのため、大学のような学問の拠点としての性質も持ち合わせます。
 
少林寺では武術も同様に、
福居和尚が十八家(太祖長拳、韓通の通臂、温元の短拳、馬籍の短打、
孫恒の猴拳、燕青の跌法、林冲の鴛鴦脚、崔連の炮捶など)を集めて学習していたようです。
 
また、映画『少林寺』にも描かれているように、
武僧を匿う歴史もあったようですから、
様々な門派を身につけた人が集まっていた可能性があります。
 
そのため、
少林梅花拳と梅花桩(拳)の関連性を疑うことは出来ますが、
両者の套路を比較しても、
その明確な類似性は見受けられません。
 
同じように梅花と名の付く少林地躺梅花拳には、
梅花桩の成拳のような蟹挟み(倒地鏟腿〜龙摆尾)はあります。
 
中国で放送されたカンフースターのオーディション番組で
優勝した梅花桩(拳)の谷尚尉は、
梅花桩(拳)の套路のひとつとして地躺拳を披露しています。
(この地躺拳がどの伝系の梅花桩(拳)に属す套路かは分かりません)

また、梅花桩(拳)の由来にもなった
高い杭の上で演練する梅花桩は嵩山少林寺にも伝わっていますが、

いずれにしても
梅花桩(拳)と少林梅花拳の客観的な関連性を裏付けるものではありません。
 
もし、開祖と嵩山少林寺との技術的な関係性を語るのであれば、
開祖が言う古式の羅漢手と羅漢十八手の関連性が考えられるのですが、
それとて客観的な証拠があるわけではありません。
 
嵩山少林寺と開祖との関連性を語るのであれば、
真偽が疑われる義和門拳の印可を少林寺で授かった話以外には、
「義和門拳が北少林を冠している少林派」であることや、
「文太宗老師が少林僧であった」という話が限界です。
 

 

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