★オーディオ奮戦記★

ウッドホーンを中心とした5wayのマルチシステムがメインです。

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System2の追求

実演に近づけた前回の調整で、かなりそれに近くなった気がしたのだが、いくつかの曲を聴いてみると、まだ70から80点位に感じ、まだイマイチの感が拭えなかった。

そこで『デジタルチャンデバを使用するには、入力信号を十分にアップさせるのが良いという』セオリーをもっと詰めてみようと考えた。

前回は、測定のためのOMNIMICが入力オーバーになってしまったため、プリ出力を62dB(プリ:JEFF ROWLAND Capri S)に設定していたが、パワーアンプのゲインを下げれば、プリ出力を上げてもOMNIMICへの入力は抑えられる、ということに気づき、実践してみることにした。

プリは99.5dBまで出力が可能なので、まだ十分なマージンがある。

デジチャンPA+(dbx DriveRack PA+)は、クロスオーバーの前段にコンプレッサーとD/A変換の直前にリミッターを搭載している。コンプレッサーはスレッショルド値を越えるとが働く形になるので、コンプレッサーを使わないとした場合では、スレッショルドを越えないギリギリの状態が最適な入力ということらしい。
イメージ 1


で、デジチャンへの入力(プリ出力)は、どこまでアップさせられるかを検証した。

プリ出力を上げて行くと、PA+の入力のインジケーターがスレッショルド値以下の緑色から、スレッショルドに達したというサインの黄色がチラチラと点灯を始めるのが75dBで、74dBだったら緑色のままであることが解った。

それでプリ出力は74dBにし、前回(プリ出力62dB)までの再生出力になるように、パワーアンプ(FIDELIX CERENATE)のゲインコントロールを調節した。

なお、サブウーファーについては背面のレベルコントロールでは微調整がしにくいボリューム位置(ツマミ位置が9時付近)になったので、微妙な調整はPA+の出力レベルの方で調整した。

結果的に、再生出力は前回より少し低めとなった。
イメージ 4


その全体周波数特性と、Inplus。
イメージ 2

そして、Wavelet.
イメージ 3

Bass Decay and Bass Response。
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各ユニット別の周波数特性。
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その一覧図。前回との変更はサブウーファーを逆相としたことと、サブウーファーおよび中低音のクロスポイントを変更したことのみ。
イメージ 7


試聴の結果、前回と比べ劇的に変化と感じた。
イメージ 8


全体的には厚みが感じられ、前回と同じプリ出力を62dBとした場合でも、例えば、オーケストラなら弦楽器の演奏者数が多くなったような雰囲気。ティンパニーの低域もドスンと響いてくる感じ。金管楽器は単独で飛び出してくる感じでは無く、モット大きな塊で飛んで来るような感じで、楽しい。

もちろん、更に入力をアップさせて72dBくらいになると更に良くなる。

なお、中低域と高域のパワーアンプのゲインコントロールはほぼ11時半の位置で、中域は9時、中高域は9時半の位置とかなり絞った位置になっている。これは聴感上の残留ノイズ低減にも役立って、無音時はとても静かという二次効果も生まれてとても嬉しい。

System2の聴感補正

2019年1月6日、久しぶりにクラシックの演奏会に行く。

場所は地元の横浜みなとみらい大ホール。ピエタリ・インキネン指揮でプラハ交響楽団によるニューイヤーコンサート。曲目は、樫本大進のヴァイオリンでブラームスのヴァイオリン協奏曲とドヴォルザークの新世界交響曲。

座席が1階の前から7列目で右端から3番目だったので、楽団員の中間に位置する人たちが見えず、また正面中央から左側が見渡せなかった。もう3列ほど後ろで、あと10席ほど中央寄りの席が一番良さそうだった。

後半が新世界だったが、流石自国の作曲家の演奏をするプラハ交響楽団は凄かった。

帰宅してから、インキネンとプラハ交響楽団を検索してみたら、この組み合わせのCDは出ていなかった。またプラハ交響楽団の新世界も発売は無く、残念でした。

手持ちの新世界交響曲(ノイマン・チェコフィル)のCDをかけてみると、この日聴いた音の雰囲気とだいぶ違っているように感じた。

その記憶を頼りに少し調整を試みた。また、これに先駆けてツィーターをPT-R7Yに変更してみた。PT-R7Yへの変更は、昨年の4月下旬以降で10ヶ月ぶり。

その位置は取りあえず、TW-322Aの上。ケースの幅と奥行きがTW-322Aと同じなので設置は超簡単。

音出しのファーストインプレッションは、違和感なくやや優しく滑らかになったような気がした。

無調整時、中低域の厚みが不足しているように感じたこと、ラッパ(金管楽器)がもっと前に出る方が好み、という点を改善するのが目標である。

事前に、デジタルチャンデバの使用法について、できるだけ入力信号を高く入れた方が良いという記事を見つけていたので、プリ出力を前回までの56dB(前々回までは48dB)を62dBまでアップさせた。

これは、実際の視聴時には70dBまでアップさせることがあったのでもっと高く設定しようとしたのだが、OMNIMICでの測定時に63dB以上にするとオーバーロードと表示されてしまうのでギリの62dBにすることにしたもの。
図は、測定時の再生音圧。
イメージ 3


調整は、前回までのまま、ツィーターを交換だけして新世界を再生させながら行った。
1.中低域(AXIOM201)と中域(950PB+40cmホーン)のレベルをわずかにアップ。
2.金管のノビを際立たせるため、中高域(ED-911+18cmホーン)の上のクロスポイントを11.8kHzから16.0kHzに変更。
3.これに伴い、高域(PT-R7Y)のクロスポイントを10.0kHzから13.2kHzに変更。

そして測定。
イメージ 1
青色が今回、ピンクが前回のもの。レベル差はプリからの出力による再生レベルの差になる。

結果、中低域の厚みは増したが中域は思ったほど上がってこなかった。金管はノビが感じられるようになったが今ひとつパンチが感じられない。またグラフ上ではツィーターが出過ぎていることがわかるが、刺激的な音ではないため聴感上はあまり感じなかった。

次は、以上の結果を基に、更に追い込む。

800Hz付近の落ち込みを改善するために、中低域と中域のクロスポイントを変更。

1.中低域の上のクロスポイントを400Hzから425Hzに。
2.中域の下のクロスポイントを500Hzから475Hzに。

しかし、測定上はあまり変化がなく、敢えて変更する意味合いが感じられなかったので元に戻す。

3.高域の測定上のハイ上がりを修正するためレベルを少し下げる。

4.中域と中高域のレベルをアップ。アップの度合いは、リアル測定により決め、その状態で、新世界で確認。
5.高域のレベルは、リアル測定で決定。
6.9kHz付近がやや落ち込む傾向があったので高域のクロスポイントを少し下げることに。(13.2kHzから11.2kHzに)

その結果。
イメージ 2
緑色が今回の最終。赤色が1回目の特性。

帯域別に測定したもの。上のグラフが1回目で、下が最終。
イメージ 4
灰色がサブウーファー、赤色が中低域で、この2つは変更していないので上下のグラフとも同じ。中域が青色、中高域が緑色で、橙色が高域。高域のみクロスポイントを変更しているが、その他の帯域のクロスポイントは固定なのでレベルの変化のみである。

最終のWavelet Spectrogram。
イメージ 5


Bass Decay
イメージ 6


構成図
イメージ 7


これで、しばらく視聴をしてみることにする。
本日の完成形。
イメージ 6


さて、今回は、
いくつかの曲を、HS-500と交互に較べながら聴いていると、特に交響曲のようなワイドレンジな曲の場合、こちらの方がハイ上がりに聞こえる様に感じたりした。また、より広がりを求めてツィーターを外側に置いているのだが、時々一体感が無くなるというか、音がバラバラに聞こえることがあることが気になりだした。

その点ではHS-500は、インラインにユニットが配置され、しかも2つなので、当然なのだが音のまとまりという点では優れている。

それと、ハイ上がりに聞こえる点から、HS-500の低音の雰囲気と注意深く聞き比べると、こちらの方が深みが足らない(聴感上のドスが効いてない感じ)ことが判明。さらにHS-500の方は、プリアンプ(Exclusive C5)のトーンコントロールが使えるので音量を絞っているときでも見かけ上の低音をブーストできる。

こちらのプリ(Capri S)には、トーンコントロールは付いていないので、対策として、OFFしていたサブウーファーを働かせることに。

次は、少し前にFacebookでツィータの位置について意見が交わされていた。アライメントがしっかり取られているならば内側でも外側でも変化は無いという意見も有ったが、試しに、MidホーンとMid-Hiホーンの間にツィーターを移動して試してみるのも良かろうと、実行してみた。

当然アライメントも変わってくるので、最初からやり直し。

サブハーモニックシンセサイザー、GEQ、アライメントディレイ等のコントロール機能は、全てOFFにして、基本的なところから調整を開始。(慣れたので素早く行えるようになった)

基本条件として、今までよりもプリアンプ出力を10dBアップして測定開始。これは通常、大きめの音量で聴くときのレベルなので、これになるべく近づけてみることにしたもの。

最初、特性曲線を見ながら仮調整して、リファレンスの曲を聴き、聞こえ具合を確認しながら行った。

それによると、サブウーファーの追加は以前使用していたクロスポイントと再生レベルのままONしたのだが、特性曲線上では追加になっているのだが、実際の聞こえはほとんど変化が無かった。

それで、サブウーファーに関しては、聞こえを優先して調整をし、ある程度固まったところで特性を見ながら細かく詰めるという方法で行った。

前回はウーファーの下は出しっぱなしだったが、サブウーファーが加わることで、fo以下は緩くカットした方が良く、サブウーファーも最低域をカットすることにした。

ウーファーは、特性曲線上で55〜150Hzが山状に盛り上がるのでサブ-ウーファーはこれにかからない方が良いのだろうと思っていたのだが、聴感上は100Hz付近まで生かした方が良かった。

ツィーターの位置を変更したことにより、聴感上は割に小さくまとまった感じで、耳の位置を左右に少し移動しても、音の移動が殆ど無く安心して聴けた。これはMid-Hiが11.8kHzと高い周波数まで再生していることも関係しているのかも知れない。
イメージ 1


アライメントは物理的な調整でほぼ合わせられ、Mid-Hiだけわずかにアライメントディレイを使用した。また、クロスポイントの調整だけでほとんどフラットになったし、聴感上も満足できるようになったのでGEQやサブ・ハーモニックシンセサイザーも使用せずに済んだ。
イメージ 2


その後、測定したWavelet Spectrogram of Impulse Response は、今までの一番良いデーターになったみたい。
イメージ 3


以下は参考。Bass Decay.
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各ユニット別。
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前回の各ユニット別の特性曲線を見ていて、特にLowとMidのクロス付近の関わり方がその前のものと比較して、一寸違和感を感じた。原因としては、アライメントが合っていないかも、と思い、最初=Mid=から調整し直してみた。

最初はMidが0.63mS、Mid-Hiが1.02mSだった。細かく丁寧に調整した結果は、Midが0.21mS、Mid-Hiが0.96mSとなった。位相は、Mid-Hiのみ逆相接続。

総合特性を見ると、55〜150Hz、1.2〜3kHzの山、700〜1kHzの谷はクロスポイント、アライメントの調整ではフラット化できなかった。

最終的にフラット化が音的に良いのか、または好みの音になるかは、色々な好みのジャンルの曲を聴きながら確かめて行く、ということでフラット化を試みた。

まあ、簡単にフラット化にするため、GEQを使うことにした。
イメージ 1
80Hzを中心に63〜125Hzを減衰させ、50Hzを2dBup。すると25Hzが5dBもup。

800Hz付近は少し持ち上がり、2.5kHz付近はピークが少し低くなり、かなりフラットになった。

そしてその特性。赤系が前回のもの。
イメージ 2

Wavelet Spectrogramは、前回のものよりは良くなったような気がする。
イメージ 3

ユニット別。
イメージ 4

それぞれのクロスポイント、位相、Deray値。
イメージ 5


初期のAXIOM 201の印象より、低音の出方も軽い低音からがっしりした低音が聞かれ、サブウーファーは使わなくてもいけそうな感じ。

ちなみにHS-500より中域・中高域の解像度が高く、弱奏から強奏まで分離良い音、特に強奏時の弦楽器の高域や金管楽器の鳴り方は好みのしっかりした音で聴ける。

HS-500の方はアンプシステムも違うので一概には言えないが、やや帯域が狭い感じがするのと高域ホーンの限界を感じることがある。しかしボーカルや小編成のJazzでは十分聴け、気分によって使い分けられ両者とも楽しい。
WooferをL-200にする実験の後は、本来のAXIOM201に戻して再調整。

実のところ、測定マイクの位置で大きく周波数特性カーブは変化する。

一般的にSPの測定は各ユニットから軸上50cm位にマイクを置き集音する。フルレンジ一発の場合は、この方法でも良いが、コチラのように4wayで各ユニットがかなり離れた状態の場合は、単純に軸上50cmなどという測定位置を採用できない。それぞれのユニットのみを測定するなら可能だが、4wayのまとまったシステムを見ることは個別測定ではどうにもならない。

実際、Woofer(AXIOM201)の中心位置は床から59cmだが、Midホーンは103cm、Mid-Hiホーンは100cm、Tweeterは97cmで、WooferとMidホーンの上下位置はインラインだが、MidホーンとMid-Hiホーンは横方向に38cm離れ、さらにTweeterはMid-Hiホーンと20cm横に離れている。従って、50cm離れた位置にマイクを設置しても4つのユニットを平均的に捉えることは不可能。

一般的にはユニットが離れているSPシステムの場合は、SPからの距離を大きく取った大きな部屋で視聴するのが普通かと思うが、残念ながらmaxでも1.7mしか離れることは出来ない。

実際に高さと前後位置をわずか5cm、マイクの位置を変えると違う特性曲線になってしまう。

このことでずいぶん悩んだのだけれど、結局、実際の視聴位置で部屋の影響を含めて測定・調整するのが一番実用的という考えに固まった。

マイク位置は視聴位置とし、高さは視聴時の耳の高さに合わせた。調整はOMNIMICのリアルタイム特性曲線を表示させながら、左右SPの中央後部に置いたdBx PA+で行った。この場合、私がSPの中央部に陣取って行うため若干影響を受ける、従って、視聴位置に移動すると若干特性に変化があるが、大きな変化が無い限り無視することに決めた。

ところで、WooferとしてAXIOM201に接続を変えたとき、今まではHPFを入れて40Hz位から下をカットしていたのだが、L-200の時と同じようにHPFを入れない状態で鳴らしたところ、L-200ばりの重めの低音が出てきて驚いた。そう、今までは軽い低音と思っていたので尚更な発見!だった。

そうして測定したもの。
イメージ 1
150Hz付近から60Hz付近まで盛り上がる特性は以前と同じだが、その下45Hz付近から公称周波数特性の30Hzまで十分な音圧があることが判る。しかも150Hz以上は500Hz付近まではフラットで使いやすそうだ。(500Hz付近でLPFが。またアライメント調整のためMidとMid-HiにはDerayを入れています。)

ユニット別だと。
イメージ 2

そのWavelet Spectrogram
イメージ 3


つづきます

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