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財政危機に見舞われているギリシアが揺れている。 そして、それを救う側の他のEU諸国、特にドイツもかなり揺れている。 三橋氏はブログで、ドイツ側のギリシア財政問題に対して、自国利益をしっかりと見据えた態度を『冷静で健全なドイツ人』と評価しているが、事情はもっと感情的なものに発展してきている。 そもそも、ドイツ世論の盛り上がりには今回の財政危機の責任の一端がEUやドイツにもあると主張しはじめたギリシアの政治家に対するものでもある。 両国のメディアで勃発した論争(?)は、 売り言葉に買い言葉 ギリシャ財政隠しに加担した金融機関に「レッドカード」を−独議員 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aNr.fIpOa9I4 2月23日(ブルームバーグ):ドイツ議会の欧州連合(EU)委員会のトップ、ギュンター・クリッヒバウム議員は23日、ゴールドマン・サックス・グループなど投資銀行がギリシャ財政の実態隠しを手助けしていたことが判明した場合、こうした金融機関に「レッドカード」を突き付けるべきだと指摘した。 キリスト教民主同盟(CDU)のクリッヒバウム議員はベルリンで記者団に対し、加担が事実なら、「その投資銀行には将来的にレッドカードが出されなければならない」と述べた。「換言すれば、こうした投資銀行は事業収入を得ているユーロ圏の債券発行において、将来的に考慮されることがあり得なくなる」と述べた。 ドイツ世論:必要ならギリシャのユーロ圏離脱が望ましい−ビルト紙 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aIGBDobDEdIg ドイツの世論調査によると、ギリシャの債務問題によって欧州単一通貨ユーロの安定が脅かされる場合には、同国にユーロ圏離脱を迫るべきだと考えるドイツ人の割合が53%上ることが明らかになった。独紙ビルト(オンライン版)が報じた。 ドイツの世論調査機関エムニドが同紙の委託で行った調査によると、ドイツや他の欧州連合(EU)加盟国がギリシャに対して金融支援を行うべきではないと回答したのは503人中67%に達した 独の血税、1ユーロたりともギリシャに渡さず−CSU党首 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a.O7fueI67fg 2月17日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル政権で連立を構成するキリスト教社会同盟(CSU)のホルスト・ゼーホーファー党首は、ドイツは納税者の血税でギリシャを支援することには抵抗しなければならないとの見解を示した。支援すればユーロ圏の他の債務国がギリシャの後を追う事態に発展しかねないためだとしている。 このゼーホーファーの発言は微妙だ。 「われわれは通貨の安定を掲げる政党だ」としんがらも、『政治的にギリシャを支援』するが、『ユーロたりともギリシャに渡ることがあってはならない』というものだ。 さらには同じく連立を組むFDP(自由民主党)からも「財政・予算政策に故意による欠陥がある他のユーロ圏諸国のために支出することを期待されてはならない」と反対の声があがっている。 これでメルケル首相はかなり追いつめられた状況になったのだが・・・ 極めつけは Focus誌 の表紙だ。 アフロディーテの像が中指を突き立て その題名が
さすがに、ここまで言われてギリシア人も黙っていない。 ギリシア国会議長のFilippos Petsalnikos氏は、Focus誌の表紙をうけて
・・・として、アテネのドイツ大使館を呼びつけ抗議するつもりであることを明かした。 そりゃ 怒るだろう。。。 更にはアテネの市長Nikitas Kaklamanisは恥ずべきこの記事に対して抗議するつもりであることを明かした。 とは言いながらも・・・ギリシアでは混乱を極めていた。 財政危機のギリシャで公務員スト、社会機能がまひ状態に 2010年02月10日 22:28 発信地:アテネ/ギリシャ http://www.afpbb.com/article/economy/2693194/5300381 【2月10日 AFP】財政危機に直面しているギリシャで10日、公務員らがストライキを行い、同国の社会機能がまひ状態に陥った。 ストによりギリシャ国内では、政府機関や学校、大学など、病院の救急サービス以外のほとんどが休止した。航空管制職員らもストライキに参加したため、ギリシャ上空を通過する航空便もすべて欠航となった。電車の運行にも支障が出ている。 この公務員のストライキというのは税関で働く人も同じように行った。当初三日間の予定だったストライキは今週の水曜(24日)まで延長されることになった。公共的な交通機関がマヒしたのは周知の通りだが、税関のストライキによって民間の足にも支障がでた。 ギリシアのガソリンが突然枯渇しはじめ、ガソリンスタンドの給油量も一人当たり20ユーロまでと制限がかかった。 タクシー使えば? って、タクシーもストライキだし、ガソリンもないし・・・。 ギリシャで労組が大規模ストライキ 2月25日1時59分配信 日本テレビ http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20100225/20100225-00000006-nnn-int.html 財政危機に陥っているギリシャで24日、賃金の凍結や増税など、政府の緊縮財政に反発する労働組合が24時間の大規模なストライキを行っている。組合員は計250万人に上り、アテネでは、抗議デモに対して警官隊が催涙ガスを使用し、激しく衝突した。空港や鉄道に加えて病院や銀行なども業務を停止しており、全土がマヒ状態に陥っている。 250万人参加というのは ギリシアの人口が1161万にであり国民の4分の1が・・・ 労働人口440万人(ギリシア国家統計局)、実質的にはほとんどの労働者がストライキに参加したことになる。 まぁ、この辺は情報が錯綜しているので、多少誇張されているだろう。 そしてデモ行進に参加したのはドイツのヤフーによると 首都アテネでは約1万5000人。 ギリシア北部では7000人程度のデモ行進があったそうだ。 ギリシア かなり きてます。 心配なのは、最近のどうも国民の不安の矛先をEU加盟国やドイツに向けようという動きがみられ、激しいバッシング合戦がはじまったことだ。 これにポルトガル、スペイン、そしてイタリアが加わるような事態が起きれば・・・ EU通貨統合という壮大な実験がどういうことになるのか・・・
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ギリシャ悲劇とかPIGS危機とか言っていましたが、所詮最初から無理だった。せいぜいドイツ・フランス・ベネルック三国だけでやるべきだった。金利が違い、経済政策も異なる経済状況で通貨統合するのは無理だ亀の腹筋♪
2010/3/3(水) 午後 8:37
一番きついのはやっぱり財政政策の自由度がなくなってしまうということだろうね。どちらにしてもEU東欧拡大はこれでいっそう遠のくだろうし・・・EUのあるべき未来像みたいなものを修正しないと、ずるずると泥沼にはまりそうな気がしますね。
2010/3/4(木) 午前 1:12 [ 9回裏二死満塁 ]