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奈良吉野山の桜を見たくて、近鉄奈良線日本橋駅へ行くも、
「阿倍野橋」から吉野へ向かう方がいいとの駅員の助言を受けて、
地下鉄を、堺筋線、御堂筋線と乗り継いで天王寺駅へ。
しかし、御堂筋線天王寺駅から直結している近鉄阿部野橋駅で切符を買う段になると、
窓口の駅員は吉野の桜は一分も咲いていないと申し訳なさそうな表情で言う。
桜の見れない吉野山に出かけても、やんぬるかな。
早々に断念をして、天下茶屋に住んでいた大学時代の友人に電話を入れる。
友人は、昨年の9月に退職し、毎日が日曜日と笑って応え、大阪城公園の桜が見ごろだといい、
案内をしてもらうことになった。
駅近くのスターバックスで待つこと3〜40分。JR環状線で森之宮駅で降り、
大阪城公園を経由して http://sakura.yahoo.co.jp/spot/list25/detail/49764.html
お城の近くまで行く。お堀端沿いの桜が満開であった。
次に、友人が20年近く、通勤したビジネスパークのビルに赴き、その館内を通って京阪天満橋駅へ。
京阪モールのデッキから出航する観覧船に目をやり、桜咲く、水の都の風情を楽しむ。
京阪淀屋橋駅から、大阪支庁、中ノ島公会堂を訪ね、地下食堂で大正ロマン定食とグラスビアで
のどと空腹の渇きを潤す。
午後2時近く、友人と別れて、京阪で京都方面へ向かう。
ビアの快い酔いが加わって、しばし寝込み、目が醒めると、そこは四条駅だった。
四条駅から地上に出、祇園を越えて八坂神社にあたる。
境内に入らず、お花見のセットが何処彼処で構えられ、場所取りにスーツ姿のサラリーマンが
座り込んでいる円山公園を巡る。
桜並木となっているところには、屋台が配置されていて、人々が集い、食を楽しんでいる。
2013年に立替のため、取り壊されるという知恩院の境内を横切り、
行き会う人々が続く中を、朱の平安神宮へとひたすら歩く。グループの西洋系の外国人が目に付く。
平安神宮の本殿近くで、お参りに来ている舞妓さんの一団を見かける。観光客の目は舞妓さんの
一団に注がれる。間違いなく、ここは京都だの感を強くする。
舞妓のしなやかな歩みに、朱の平安神社は一段と色を深める。桜満る4月の京都が織りなす小物語。
http://www.tabisora.com/kyoto/sakura/heian.html
帰路に着く予定の時間までは2時間ほどある。南禅寺へ向かおうとしたが、
何かのお告げがあったかの如くタクシーを拾い、北の天満宮へと方向をチェンジする。
3月に京都に立ち寄った料理屋で、惣菜は錦市場よりも北の天満宮周辺に良い店があると
いわれたことを、唐突に思い出したからだ。
当たり障りのない、極めてスタンダードな、京都の桜散策であったから、
何か新たな発見をして帰りたくなったのだという、心境の変化が、突き動かしたのかもしれない。
タクシーの運転手は、市内の京都観光案内もするらしく、場所の説明を加えながら運転をする。
前に、細川元首相を案内したことがあったそうである。寺町のグレード感のあるマンションを
別荘代わりにしているそうだ。
その運転手の勧めで、北の天満宮の少し北に行ったところにある平野神社の桜が評判であることを聞き
立ち寄る。庶民的な雰囲気に溢れているが、桜は境内一面を覆い、夜になると、人々の宴会の場所へ
変貌していくのだろう。
八坂神社から、円山公園、知恩院、そして平安神社は観光客のためのお花見の場であったが、
平野神社は地元の人のお花見の場と見えた。
自分が、京都市内の何処に佇んでいるのか、十分に自覚できていない中で、京都駅行きの快速バスに
乗り込む。
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京都は季節を感じる文化が有りますね。
私の住む長崎県もここらしい文化があって好きなのですが、京都には単純に憧れを持ちます。
都があった場所は、人をひきつける何かがあるように思います。
舞妓さんの写真を探していたのです。
トラバさせてください。
2008/4/6(日) 午後 1:30