団塊の詩人

定年後の自分探しには、今を乗り越えていく詩人の精神が宿らなくてはならない。

パレスチナ

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広尾にあるジャイカ地球ひろばにおいてJPMA主催による連続公開講座「中東はどこへ」の
第39回目が午後6時より開催された。

今回の講師は、アジア・アフリカ言語文化研究所非常勤研究員である錦田愛子さんから
「パレスチナ難民は今」をテーマにしたお話を伺った。

2003年から2005年までヨルダン大学に調査留学をし、丁度その間、イラクの開戦と
アラファトの死にめぐり合うことになった。
今は、ヨルダンでの調査を終え、レバノンの調査に当たっているそうだ。

今回のお話は、レバノンのナハル・アル=パレードの難民キャンプの現状に絡んで
ファタハ・アル=イスラームの難民キャンプへの侵入により、難民キャンプが戦場と化し
パレスチナ住民は、近くのバッダーウィー難民キャンプにある一般家屋、親戚宅、学校へと
避難せざるを得なくなった悲惨な状況の現地調査の報告であった。

映像では、ソファーもなく直にコンクリートの床に寝ているパレスチナ人家族の有様が
映し出され、避難してきたパレスチナ人の口から、その窮状を伝えていた。

パレスチナ自治区を父親の時代に終われ、避難してきたレバノンの難民キャンプを
紛争に巻き込まれる中で、飛び出さざるをえなったパレスチナ難民2世。
悲痛な面持ちで、まずはナハルに戻りたいと訴えていた。
吹きさらしの風をもろに受ける校舎の中での生活を余儀なくされ、厳しい冬を越さなくては
ならない。
人口380万のレバノン国内において、40万に達するスンニ派のパレスチナ人は
宗派のバランスを重んじるレバノン国内においては、脅威的な存在としてみられ
帰化が認められないとのことである。

この報告を聞いて、パレスチナ難民の置かれている状況をひとくくりに捉えては
真実を誤ってしまうことを深く認識することができたし、
また、映像を交えての直接的な現地調査の報告に、いたく想像力が刺激され、
安穏とした日常を過ごしている自分を恥じることにもなった。

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