|
こんにちは、今月は自動車についての話です。 先週は自動車が世界でどれくらい走っているのかという話でした。 今週は、自動車と二酸化炭素についての話です。 二酸化炭素は最も重要な環境問題である地球温暖化の原因です。 自動車はどれくらいの二酸化炭素を出しているのでしょう? 自動車と二酸化炭素 二酸化炭素は地球温暖化の最も大きな原因となっています。 二酸化炭素は人間の様々な活動によって排出されますが、そのうち2割が自動車から排出されています。 車といってもいろんな種類がありますが、その2割のうちの半分が乗用車から出たものです。 いろんな交通機関と比べた二酸化炭素の排出量の割合はこんな感じです。 乗用車・・・・・・49.5% 自家用貨物車・・・18.1% 営業用貨物車・・・17.0% バス・・・・・・・1.7% タクシー・・・・・1.7% 船舶・・・・・・・4.9% 鉄道・・・・・・・2.9% 航空・・・・・・・4.1% いかに乗用車がたくさんの二酸化炭素を排出しているかを表しています。 2,3番目はどちらもトラックのことですが、二つ足しても乗用車には及びません。 それに比べて、バスや鉄道は2〜3%くらいしか二酸化炭素を出していないみたいです。 乗用車と電車、バスではこうまで違うものなのですねー。 ここまでの差を生む訳は効率の違いです。 1人の人を1km運ぶと出る二酸化炭素の量をいろんな乗り物で比べると、 二酸化炭素排出量(g) 乗用車・・・・・・175g トラック・・・・・387g バス・・・・・・・53g 鉄道・・・・・・・19g 航空・・・・・・・111g 車種、機体によって燃費が違うのでこの値も自動車によって違ってきますが、平均するとこんな感じだと考えてください。 二酸化炭素はガソリンを燃やせば燃やした分だけ出てきますから、二酸化炭素排出量が多いということは効率(燃費)が悪いということになります。 見ていくと、トラックはかなり効率が悪いです。 しかし、これは車自体が大きいのでガソリンはよく消費するのに、人はせいぜい2人くらいしかならないためです。 トラックはここでは一度置いておいて、問題はやはり乗用車です。 バスの53g 、鉄道の19g と比べると乗用車の175g はかなり効率が悪いです。 飛行機よりも効率が悪いなんて、自動車はガソリンをぜいたくに使いすぎていると思いませんか? このように自動車は効率が悪いのに、バス、電車に比べてはるかにたくさん走っているから莫大な量の二酸化炭素を排出してしまっているのです。 さらに、自家用車は90年から04年にかけて150%も増えたそうで、ますますたいへんです。 さて、先ほど置いておいたトラックを持ってきましょう。 荷物を運ぶのはトラックだけではありません。鉄道や船でも運べます。 今度は1tの荷物を1km運ぶと出る二酸化炭素の量を比べてみます。 二酸化炭素排出量(g) トラック・・・・・・・158g 鉄道・・・・・・・・・21g 船舶・・・・・・・・・39g こうしてみてもトラックは効率悪いですね。 運輸部門においてはトラックの使い方は考えなければならないことでしょう。 クロネコヤマトのCMで「効率の悪いトラック輸送を減らし、鉄道輸送を取り入れている」みたいなことを言っていたように思います。 私はこの取り組みに賛成です。 今後、輸送会社はこのような取り組みをしていかないといけないと思っています。 それにしても、あのCMに出てくる自転車に荷台をつけて荷物を運んでいる配達員、実際に見たことあります?
あれは大変ですよ! あれで荷物が配達できたら、二酸化炭素もほとんど出ないのですけどねー。 そう甘くはありません。 |
全体表示
[ リスト ]








