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http://www.geocities.jp/de0tx/_gl_images_/jiburi8.gif あらためて、 チャップリンはこんなにも社会に訴えた作品を作り続けていたのだと思いました。 特に1939年公開の『独裁者』ですが ご存知ナチスドイツ、ヒトラーを痛烈に(痛快に?)批判した問題作です。 チャップリンとヒトラーが同じ1889年4月生まれだったってことは結構有名ですよね。 ヒトラーが勢力を振るっていた全盛期ともいえる時期に制作された映画です。 (1939年9月、ナチス・ドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発したその月に撮影を開始し、ドイツがフランスを降伏させた1940年に完成) いくら(チャップリンが)アメリカにいたとはいえ、ナチを全批判するこの映画を撮ることは 並大抵のことではなかっただろうことは容易に想像できます。 (実際ヒトラーからも脅迫がかなりきていたらしい) もはや伝説となっているヒンケル(チャップリン)の6分間にも及ぶ演説。 「人々よ失望してはならない!」 「人生は美しく 自由であり すばらしいものだ!」 チャップリンの画面から指してくる強い眼差し。熱意。 その強く訴えかける視線から、とてもそらすことが出来ない。 僕の人生は、戦争、貧困、迫害を経験してきたわけではないけれど (だからおこがましい発言はさけたいけれども) この訴えかけに、僕の体がビリビリと感じ入ってしまうのです。目頭が熱くさえなるのです。 この映画はナチスの支配下にあったヨーロッパ諸国、日独伊同盟を結んでいた日本でも公開は禁止されたそうです。 アメリカでさえ、この映画に難色を示したといいます。 (当時のアメリカのルーズベルト大統領も、チャップリンに、この映画は外交上問題だと愚痴を言ったとか) 特にこの最後のチャップリンの演説に対する批判が強かったらしいです。 事実上国外追放までされてしまったチャップリン。 この映画がアメリカでもう一度見直されたきっかけとなったのは、奇しくもベトナム戦争だったそうです。 チャップリンは人類全てに呼びかけていた。 その心の叫びを今の私達はどう受け止めるか。 チャップリンがこんなことを言っています。 「私は勇敢な人間にも、政治的になりたかったわけでもない。 ただ心の欲するままに、正しいと思うことをしたかっただけなのです。」 【以下チャップリンの6分間の演説↓】 申し訳ない 私は皇帝になりたくない 支配はしたくない できれば援助したい ユダヤ人も黒人も白人も 人類はお互いに助け合うべきである 他人の幸福を念願として お互いに憎しみあったりしてはならない 世界には全人類を養う富がある 人生は自由で楽しいはずであるのに 貧欲が人類を毒し 憎悪をもたらし 悲劇と流血を招いた スピードも意思を通じさせず 機械は貧富の差を作り 知識をえて人類は懐疑的になった 思想だけがあって感情がなく 人間性が失われた 知識より思いやりが必要である 思いやりがないと暴力だけが残る 航空機とラジオは我々を接近させ 人類の良心に呼びかけて 世界をひとつにする力がある 私の声は全世界に伝わり 失意の人々にも届いている これらの人々は罪なくして苦しんでいる 人々よ 失望してはならない 貧欲はやがて姿を消し 恐怖もやがて消え去り 独裁者は死に絶える 大衆は再び権力を取り戻し 自由は決して失われぬ! 兵士諸君 犠牲になるな 独裁者の奴隷になるな! 彼等は諸君を欺き 犠牲を強いて家畜の様に追い回している! 彼等は人間ではない! 心も頭も機械に等しい! 諸君は機械ではない! 人間だ! 心に愛を抱いてる 愛を知らぬ者だけが憎み合うのだ! 独裁を排し 自由の為に戦え! "神の王国は人間の中にある" すべての人間の中に! 諸君の中に! 諸君は幸福を生み出す力を持っている 人生は美しく 自由であり すばらしいものだ! 諸君の力を民主主義の為に集結しよう! よき世界の為に戦おう! 青年に希望を与え 老人に保障を与えよう 独裁者も同じ約束をした だが彼らは約束を守らない! 彼らの野心を満し 大衆を奴隷にした! 戦おう 約束を果す為に! 世界に自由をもたらし 国境を取除き 貧欲と憎悪を追放しよう! 良心の為に戦おう 文化の進歩が全人類を幸福に導くように 兵士諸君 民主主義の為に団結しよう! ハンナ 聞こえるかい 元気をお出し ご覧 暗い雲が消え去った 太陽が輝いてる 明るい光がさし始めた 新しい世界が開けてきた 人類は貧欲と憎悪と暴力を克服したのだ 人間の魂は翼を与えられていた やっと飛び始めた
虹の中に飛び始めた 希望に輝く未来に向かって 輝かしい未来が君にも私にもやって来る 我々すべてに! ハンナ 元気をお出し! |
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