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野田村のオフ会ご報告の合間に
儚い人の世を
しみじみ、思い入った出来事を。
何年も前、野田村のオフ会の帰りに 偶然見つけて
立ち寄ったお店のこと。
秋田(確か秋田だった)のお店に
ぜひ、もう一度行って 買い足したいお椀がありました。
夫の寅はモノが増えると言って買い物を嫌うのだけれど
これは別。
漆の椀が大好きなんです。
娘のさくら(仮名)はこのお店の
桜の皮細工のお箸を愛用していまして
買い足したいと前から言っていました。
そのお店の名前も場所も正確に覚えていなかったのですが
オフ会の直前に、お店の前に醤造が経営する
ドライブインのようなレストランがあった事を思い出し
この画像を 秋田のおてるちゃんに送って、場所が分かりました。
ゴールデンウィークあたりから
このお店が呼んでくれている気がして
なんども、思い出していました。
念願叶って、再訪できたのも束の間。 なんか・・・変。
時間が止まっている感じ。
定休日にしては、なんか変。
蜘蛛の巣だらけなんです。
みんなは車で待っていたのだけれど
なんか変? の空気を察知したのか
夫の寅、からやん 娘やう〜やん夫人も
降りてきました。
広い駐車場に車が たった一台あるだけ。
じゅりまま、遠くからここまで来たのに諦めきれず
裏手に回って
「ごめんください〜い!!」と声をかけてみた。
お椀が欲しくて
ご主人に会いに来たのだと事情を話してみたら
迷われた末、お店を
開けて下さって、中を見せて下さいました。
お店の扉を開くのは3ヶ月ぶりだそうです。
お店の中も蜘蛛の巣だらけ
時が止まっていました。
箒で蜘蛛の巣を払って下さって
中に入って
お話を伺って、胸が詰まりました。
桜の皮細工の実演のお座布団には
「休憩中」になっていたけれど
ある日、突然 主人が他界され
永遠に休憩中となってしまった。
お店を継ぐ、ご親族がなくて閉店となったのだそうです。
ご主人! 淋しいね。悲しいね。
手の届くお値段のお椀のセットは、すでに処分価格で整理されて
いましたが、ご主人の趣味で収集された逸品は
寂しげに展示されたままでした。
とても、手の出るものではないけれど
半ば 博物館のようでもあって
ご主人のモノに対する憧憬の深さは魅力的でした。
残った、まばらの陳列物が
整然と並んでいるのは
今も残った従業員の方の思いなのでしょうか。
これが破格で処分されてないことに
ちょっと、ホッとした。 間も無く、すべてのモノが
その筋の専門業者に引き取られるのだと思うけれど
ご主人が誠実に、ここで買った品を
いつでも直すよと 培ってきたお店の最後を
しかと心に刻むことになりました。
閉店のために残って、たまたま整理に見えていた
関係者の方に、無理を言って う〜やん夫人はわっぱを
じゅりままは バラバラで残っていた漆のお椀を
このお店の最後の購買者となりました。
高いものは買えないけれど
夫の寅がご主人の追悼を意を込めて
定価のまま 購入させて頂こうとこれらのお椀を
我が家に連れ帰りました。
モノも人の寿命も儚いね。
風となったご主人を思い出し大切に使います。
しみじみ、この夏は自分の歳を考える夏になりました。
旅行中にゲスブに鍵付きで、ブログのお引越しについての
ご質問が多数あって、あわわです。
申し訳ありません。
お答えする能力もないし
時間不足でお返事ができません。
ごめんなさい。
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素敵な「縁」のお話しにナイスポチ👍✨
2019/8/28(水) 午後 0:28 [ 月のしずく ]
座布団がいつまでもご主人を待っているようで寂しいですね。
手作りの品って、作り手の顔が見えてくるのが好きなんだけど、
お椀を見るたび、ご主人とのやり取りが思い出されるのではないでしょうか。
2019/8/28(水) 午後 0:55
まぁ・・・
この前ドライブインに寄りましたが
やはりお向かいさんだったんですね
平日だったので定休日かと思ってました
ちゃんと調べずにすみませんでした・・・
最後のお客様がじゅりままさん方で
亡くなられたご主人も喜んでいると思います。
ありがとうございましたm(__)m
2019/8/28(水) 午後 1:01
ナイス








2019/8/28(水) 午後 1:14 [ karasu ]
こんにちは。
昨日は最後の記事にご丁寧にコメントを有難うございました。
最近はブログをさぼり気味でご訪問もままならぬ状態で
申し訳ありませんでした。ブログを卒業しますが、じゅりままさんの
移行先へは時々になりますが訪問させて下さいね。
これまで沢山のためになるお話や海外旅行記など楽しませて頂きました。心よりお礼申し上げます。
とても素敵なお椀をお買い上げになりましたね。
きっと亡きご主人も空から喜んで見ておられる事でしょう。
普通だったら、外からお店を覗いた時の雰囲気で諦めて
しまいますが、さすがじゅりままさんですね♪
2019/8/28(水) 午後 1:27
そうでしたか。
でも、開けていただいて
お椀も買えてよかったです。
せっかく訪ねたてたのに寂しいですね。
閉まった扉を開けるなんてさすがじゅりままさんです。
叩けよさらば開かれん
ですね。
ナイス
2019/8/28(水) 午後 1:39
さすが!!
じゅりままさんだからこそのお話、有難うございます。
2019/8/28(水) 午後 1:49
そうですね。
桜皮細工を扱う店がまた一つ消えてしまいました。
それにしても、よくぞ、あの店の戸を開けましたね。驚きです。
手間暇かかる全国の伝統工芸は、
今や風前の灯になっているのが多々あります。
「地域の宝」を残す手立てを真剣に考えてほしいと切に思います。
2019/8/28(水) 午後 5:27 [ Do Something ]
どこでも!後継者不足なんだね 最後に買えて よかったね。
2019/8/28(水) 午後 6:42 [ まったけ ]
悲しいですね。( ;∀;)
じゅりままさんたちが寄ったこと、いい供養になります。絶対!
2019/8/28(水) 午後 7:11
良いご供養になりますね?喜ばれていらっしゃると思います。
2019/8/28(水) 午後 9:42
2019/8/28(水) 午後 10:25
そうでしたか。
亡くなられたご主人がじゅりままさんを呼んで下さったのかもしれませんね。
これもまた思い出の一頁となりましたね
2019/8/28(水) 午後 11:37
そうなんですね・・・
また会えると思っても 人生何があるか 分からないです
人の縁も 好きな物も 大事にしたいです。
お話がきけて 良かったですね。ご主人に 呼ばれたのかも・・・
2019/8/29(木) 午前 2:17
じゅりままさんが行かれる所にドラマが生まれますね。


イッピンの漆器が、じゅりままさんのもとに嫁いで、亡くなられたご主人も天国で微笑んでいらっしゃるのではないでしょうか。
名品に似合った価格で買い取ることを提案された、寅さんの男気が素晴らしいです。
2019/8/29(木) 午前 6:41 [ ぬくぬく ]
今年も一大イベントが終わりましたね。
じゅりままが元気でいる限り 続くと思うな。
100歳目指して頑張って!!
漆器は魅力的ですよね。
でも 高くて 手がでません(笑)
2019/8/29(木) 午前 6:47
懐かしく立ち寄った場所が以前と様子が違ったら、さぞ驚かれたでしょうね、、、。
角館には樺細工のお店がたくさんありますね、私も大館で気に入った曲げわっぱを買った覚えがありますよ。まだ大切にしてお弁当詰めています♪
探されて再訪できたのもブログのおかげかも。店主の方も喜ばれていると思います。供養になりましたね〜!
2019/8/29(木) 午前 7:44
以前箱根での初デートの前に電話で初めてじゅりままとお話ししたときに私に「私たちって時間がないのよ。」っておっしゃったのを思い出しました。
この記事を見て改めてそうなんだ、日々明日はないかも?と思いながら生きねば!と思いました。
突然風になったご主人はきっとじゅりままとのご縁を嬉しく思っていらして呼んだのでしょうね。
無理してでも尋ねられてよかったですね。その判断、さすがです。
2019/8/29(木) 午前 9:15 [ ume***** ]
切ないわね。昨日は拝見しましたがコメントできませんでした。死なない人はいないけどいつも人の「死」って悲劇的です。
私も老い先短いことこを自覚して、最近は行きたいところに行くというよりは欲しいものを買う方に走ってます@@
2019/8/29(木) 午前 10:24
こんな風にして、日本の工芸品は廃れていくのですね。
もう、全てが、時間の問題です。
2019/8/29(木) 午後 5:08