体罰は絶対ダメ 桑田氏、大阪の教員らに講演 指導者意識変わるか
大阪市立桜宮高の男子バスケットボール部主将=当時(17)=が体罰の後に自殺した問題で、大阪市教委と大阪府教委は2日、体罰に批判的な元プロ野球投手の桑田真澄氏(44)を招き、スポーツ指導教員向けの研修会を開いた。
参加者からは「体罰で子供を伸ばすことはできないとはっきり分かった」との声が相次いだ。柔道女子日本代表監督が辞任するなど、体罰問題が日本スポーツ界全体に広がるなか、指導者の意識は変わるのだろうか。
研修会は同日午後、大阪市教育センター(港区)で開かれ、市立や府立の小中高でスポーツを指導する教員ら513人が出席した。
約1時間の講演は非公開で、桑田氏によると自らが小中学生のときに体罰を受け、効果がなかったことなどを説明。
桜宮高の在校生の一部に体罰を愛情と容認する声があることには、「子供も体罰は良くないということを学習しないといけない」と述べた。
講演を聴いた市立住吉商業高ソフトボール部顧問、比楽靖教諭(57)は、桑田氏のコーチ論に感銘を受けたという。
4輪馬車の意味もあるコーチの役割は、選手とともに目的地まで伴走するというのが本来の意味であり、体罰はそもそも必要ない−という内容で、スポーツ指導上での体罰不要の思いを強くし、「桜宮高の問題を機に、体罰はなくしていかないといけない」と話した。
中学の元野球部顧問の男性教諭も、「スポーツ指導で体罰をしても、子供は伸びない」と断言する桑田氏に賛同。「体罰が容認される風潮をなくさないといけない」と話した。
出席した橋下徹市長も会見し、桜宮高の将来像について「旧態依然とした指導法の殻を破り、世界最先端のスポーツ指導理論を教えたい」と語った。
産経新聞 2月2日(土)20時49分配信
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