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FM COCOLO の J-POP LEGEND FORUMがすごい。 ■ 番組評 まああの、関西では一風変わったFM局なんですけどね。FM COCOLO。 エスニックというかなんというか。 こっちには一切分からんアジアン外国語でDJしてたり、そのお国のヒットナンバー流してたり、とりあえずは選局した途端、ほとんど面食らうパターンなのがFM COCOLO、って個人的イメージだったんですよネ。 (もっと言えば、「FMの治外法権」「FMの“出島”」って感じ) 一方最近、 米米「SHAKE HIP」の劣化コピーかまがい物みたいな変な曲が、 ラジオでよくかかるの、嫌で嫌でしょうがなくてね。。。 いらいらするんだわあの曲。 神崎川の河川敷を自転車で走ってた、連休中の仕事の帰り道。 そいつがかかってきたんだわ802で。 余暇の方々の大渋滞に巻き込まれて3時間ぐだぐだ運転した後、 や〜っと明日はみんなと同んなじお・休・み〜ってな気分ハイな時に、 なんでこの曲だバーローイ!! ってなわけで、 すぐさまRadikoの選局を切り替えた。ら、 なぜかドツボのFM COCOLOに。 「あぃた、間違えたゎ」 と思った瞬間、かかってきたのが―― 「♪今 富とか…」 うっぉおおおおおおっつ!! 歌詞フル=バージョンの「翼をください」ではないかっつ!!!! 思わず朗々と歌い出してしまった。 最近、家に帰ったらこの歌をずっと歌ってる事が多い。 独自のコーラスというか、オブリガートというか、合いの手というのか? アドリブ=アレンジを歌うたびに変えて変えて変えて変えて。歌い続ける。 今、私の背中に生えた、千丈余にわたる六臂の白い翼が、
幾億兆の羽根一つひとつに眩きばかりの虹の輝きを深く湛え、 わずかひと羽ばたきで電瞬遥か十万里を翔びゆく壮大な姿を、 ひたすら表現したくてネ。。。 ま、エンジェル=ウィングでもかわいくてエエねんけどサ。 エルガーの威風堂々(Land of Hope and Glory)よりかなり新しいけれど、ゆくゆくは“第二の国歌”と称されても別に不思議ではないとさえ、今の僕は感じている。 で、ラジオに話は戻る。「翼をください」が終わった後、 なんと作詞家の山上路夫氏ご本人を招いての談話が始まった。 うわわわわっ!! いきなり神・光・臨、みたいな感じ。 少し聞き取りにくい時もあったんだけど、 「翼をください」については、詞先で「ゴスペル(にもできる)風な感じで」と村井邦彦氏に詞を渡したところ、すごい曲を出してきたので、書き直し(ブラッシュ=アップ)がさらに必要になった、との事。 また、赤い鳥バージョンの歌詞省略については、ご自身もやや不本意だったそうだ。 なので、「なぜ省略したのだ!」という厳しい抗議については、実は嬉しく思いつつも理解してもらうための説明が必要だったことを、やんわりと仰っていた。 DJ(聴き手)の田家秀樹氏も、「ここ、キモですもんね」と言っていた。 僕もあった方がいいと思う。 高度経済成長時代、猫も杓子も「富とか名誉」に向かってモーレツに猪突猛進していた日本社会。当時の世間一般には、どうもかなりミスマッチな歌詞だったようだ。つまりはビジネス上の「割愛」、一般化平準化。
(一方で“夢の共産主義!!”に憧れて、激しく色んな事をしていた一部の人々には、この一節は完全に支持されていただろう。というわけで?、音楽の教科書(授業?)では外されていなかった。 「千と千尋」の「欲しくない。いらない!!」も思い出すんだなあ。そのくせ本作品を用いたエヴァはまったく思い出さない。 ラジオはこの後、山上路夫氏+村井邦彦氏のタッグ曲を紹介して、曲にまつわるエピソードを織り交ぜてゆく。森山良子、ガロ、ザ・タイガース、他々…。 僕はどちらかというと、 『このアーチストが好き!(=コース料理)』ではなくて、 「この一曲がすっごく好き!(=ア・ラ・カルト)」なタイプなので、 こういう、曲自体にまつわる話はすごく好きだ。 おやおや? どうもおかしな比喩だな…
料理そのものの方は、いちいち面倒くさいんでコース希望派だったり。。。 最後の方では、作詞家の立場から、日本のポピュラー音楽事情に対する懸念を仰っていた。曰く、 私は(本来は専業作詞家と仕事の取り合いになるはずの)シンガーソングライターを心から応援している※。しかし最近の音楽業界は、シンガーソングライターをちやほやして2、3枚適当に出させては、使い捨てにしている。それではシンガーも、ソングライターも、育たない。と。 (※山上路夫氏が村井邦彦氏と共同で立ち上げたアルファミュージックの第一号契約作家は、かの荒井由美。その後二人が共同で設立したアルファレコードは、YMOを輩出した。) このラジオ番組、村井邦彦特集の第三夜、だった。 月曜 21:00-22:00は、これからFM COCOLO聴こっと。 忙しくてしんどくて、頭も体もパンパカパーンな今日この頃だけれど、 作り手としての意識は、どこかで継続していたいからネ。 一昔前の日本の音楽に興味のある人や、 次世代のJ-POPの担い手達にも、 すごく参考になるコンテンツじゃないかな。 よかったら、どうぞ。 (で、やや個人的な雑感の後半へつづく)
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