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最近は色々やることが多くて、メインブログも缶コーヒーブログもなかなか更新できません。
疲れて寝てしまうことも多いせいでしょうか。
完全復活は来週になりそうです。
ネタもあまり無いのですが、最近気になったことでも書いておきますね。
最近、地方都市などにおいて人里にクマが出没し、「射殺するな」という動物愛護派の批判が出ています。
射殺の是非は確かに、広く議論されるべき深刻な問題です。
クマが出没する地域の住民にとっては、おちおち子供を学校にも通わせられない状況であり、
文字通り、わが身に降りかかる重要な問題ですが……
クマが人里に頻繁に現れるようになった背景には色々な要因がありますが、代表例として。
○ 山に餌が少なくなった
手っ取り早い造林手段としてスギを植えまくっているせいで、野生哺乳類の餌となる木の実が激減。
クマは雑食ですが、その食性は大幅に植物寄りであり、普段は木の実などを食べていますが、
スギを密植した林下では、彼らの餌となる植物がうまく生育できません。
また、特に今年の猛暑のような異常気象があると、彼らの餌となる木の実がうまく結実せず、
冬眠に備えて猛烈な量の餌を食べねばならない秋期にはパニックを起こしてしまうのです。
○ 林の管理不足・放置の問題
林業が盛んだった時代、林の内部は雑草や無用な灌木(柴)を定期的に刈り取る、
いわゆる「下刈り」がしっかりと行なわれていました。
下刈りを施すことで木々の成長を促すとともに、人間が入っての諸作業が容易になります。
クマは根が非常に臆病な動物であり、常に身を隠せそうな場所を確保したがるので、
下刈りが施され、しかも人間のにおいがする人里付近の林は一種の「境界線」となり、
山奥から降りてきたクマもそれ以上は人里に近づこうとしないのが普通です。
しかし近年は、木材需要の大部分を輸入材でまかなうようになり、国内の林業は大幅に衰退。
また、田舎に私有地として山を持っている人も都会に出て行くようになったりして、 人里近くの林であっても林下には雑草や灌木が生い茂っている場所が増加しました。
これではクマも、警戒心を解いて人里に降りてきてしまいます。
「山に餌が足りない」 「森林の外へ行動範囲を広げやすくなった」
これでは、クマが降りてきて人間とエンカウントするのも当然のことですね。
さて、ここのところ議論となっているのは、「発見・即・射殺」を行なっている一部町村についてです。
通常の場合、人が襲われるという事故が起きてから猟友会が動き出すものです。
一度でも人間を襲ったクマは、人間が非常に非力で軟弱な動物であることを学習してしまい、
襲いやすい格好の餌として認識するようになってしまいます。
こうなってしまったクマは、人間を襲うために何度でも人里に現れるようになるので、射殺するしかありません。
しかし最近は、「襲撃事故が起きてからでは遅い」ということで、
地元猟友会等による先制駆除が行なわれている地域があります。
これに対し、動物愛護主義の人たちから猛烈な反発が寄せられています。
───「まだ人を襲ったワケでもない個体を、どうして射殺するのか」
これは確かに正論ではありますが、人が襲われるまで指をくわえて見ていろ、とは私には言えません。
───「クマはかわいい動物だ。殺すなんてかわいそうだ」
そりゃ、特に仔グマなんかはその仕草もかわいらしいし、
くまのプーさんやらリラックマやら「もりのくまさん」やらというキャラクターイメージが浸透していますが、
クマが鋭い牙と爪、怪力を持った非常に危険な動物であることは明らかです。
「かわいいから殺すな」という意見は、狂ったように捕鯨反対している国々とあまり変わらぬ感情論です。
───「もともとクマの生活領域に人間が入り込んだのがいけないのだ」
こういう意見を出す人って、ほとんどの場合は都会に在住して、高いところからモノを言ってます。
「クマが出るのがイヤなら、田舎に住まなければいいじゃないか」
「クマの出没する田舎に住むのが悪であり、都会に住む人間は何も悪くない」
非常に頭にくる言い方です。
「都会にはクマが出ない」のではないでしょう?
「既存の野生動物を蹴散らして作ったのが都会」でしょう?
違いますか?
関東平野だって大阪平野だって、それこそ新宿だろうが阿部野だろうが、
昔むかし人間が進出する前には、野ウサギやイタチやキツネ、オオカミなど、
多くの野生動物が走り回る自然豊かな土地だったハズです。
そういった動物達を駆逐して緑を伐採して地形さえも変えて作り上げたのが「都会」なのです。
「野生動物のすむ土地を侵している人間のほうが悪い」、それは正論ではありますが、
都会でノホホンと暮らしている人間がそれを言うのは、自分のことを棚上げしているだけのように感じます……
免罪符にもなりゃしません。
それに、ここまで頻繁に人里にクマが出るようになったのは、田舎であってもここ数年のことです。
それを「クマが出るような場所に自分から住んでいるのが悪い」みたいな言い方はヒドいでしょう?
人間と野生動物の共存、これは永遠のテーマです。
野生動物に罪は無い、というのは当然のことです。
根源的な問題にこんなショボいブログで議論を展開するつもりは毛頭ありません。
私的には「あまりにも増えすぎた都会のカラスは少し間引くべきだ」と思っていますが、
クマやイノシシの場合はもっとデリケートな問題であり、且つ、人命にも関わる重要な問題です。
私自身、これといった結論・持論を提示できるほどには考えがまとまっていません。
しかし、これだけは言いたいと思います。
都会に住む人間だって元はと言えば「野生動物の住む領域だった土地を侵している人間」であること、
これを忘れてはならないと思うし、偉そうにクマ射殺を批判できる立場では無いということです。
それと、射殺絶対反対論の人の中には、かなり極端な意見が多いことも気になります。
人間が何人襲われ殺されようと、それはクマの習性なのだから射殺は許されない、というのです。
しかし私としては、人間自ら山奥に入り込んでクマに襲われるのと、
街なかを歩いていてクマに襲われるのは全く違うと思うのです。
確かに人間がクマを山に追いやって生活しているのは事実ですが、
それでも一応は「平地=人間」「山奥=クマ」という形で住み分けを図っているのですから、
わざわざ山菜やキノコを採るために山奥に入り込む行為は危険そのものであり、
クマの現状最低限の生活領域に入り込んでいるのですから、これは襲われたとしても人間のほうが悪い。
しかし、いくら人間側に主たる原因があるとはいえ、街なかにクマが出没して人間を襲う事故が発生した場合、
やはりそこに住む人間としては自衛手段を講じるのは当然の流れなのではないでしょうか?
田舎に住む人だって、理由も無く住んでいるわけではありません。
生活がかかっているのです。
上で述べた、のうのうと都会に住みながら地方を批判する人達に限って、
地方で採れた農産物に舌鼓を打ったりしてるんですよね。
そして地方を旅行する時も、ハイキングとか田舎料理とか海水浴とか、
表面的でおいしい部分だけを楽しんで帰るのです。
そこに住む人たちの厳しい生活や現実から目をそむけて。
クマを射殺するのは人間のエゴですが、それを口軽に批判する人間もやはりエゴです。
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最近やたらと熊が多いと聞いてますが、やはり餌が少なくなったのがあったんですね。
熊もそうですが、猪も多いですね。今朝見た新聞で、車のすぐそばを群れで歩いていたとか・・・( ̄□ ̄;)
2010/11/21(日) 午後 7:12
>にち さま
母と姉夫婦が住む石川県小松市でも、家の近所でツキノワグマが出たり、畑のサツマイモがイノシシに食い荒らされたりしています(;;-_-)
九州はツキノワグマこそ絶滅していますが、イノシシはバリバリ現役ですよね。
鹿児島線の快速がイノシシを轢いた事故は記憶に新しい……
私が大分で生まれた頃、明野団地はまだ造成が始まったばかりで竹林が豊富にあり、イタチなんかもよく出ていたそうです。
それが今は、猪野や松岡まで開発されて、あんな立派なサッカースタジアムまで……( ゚д゚)
2010/11/21(日) 午後 7:20
こんばんわ
岡山ではツキノワグマの出現が多発しています。
今年の猛暑で餌のドングリが不作だったとか
色々原因が言われています。
こちらでは檻にかかったクマに唐辛子入りの
スプレーを振りかけてタグを付けて放獣します。
同じクマが2回檻にかかったら駆除・・・
クマもイノシシもシカも罪は無いんですけどねえ。
2010/11/21(日) 午後 8:04
人間って 勝手ですから、みんなで 話し合いましょう!というのが 建前です。宮島の鹿だって どうなるものかわかりません!
2010/11/21(日) 午後 11:09
>赤チン先生 さま
これだけ原因がいろいろ言われているにもかかわらず、具体的な人間と野生動物の住み分けを画策する法制定が議論されるでもなく、自治体ごとに対症療法で対応してるだけってのがおかしいですよね。
識者を招いて国会で議論する必要があるぐらい重要な問題だと思うんですけど……
2010/11/21(日) 午後 11:23
>広島のジジイ さま
最近のネットを見る限り、クマ射殺に高みから文句を行ってる人達は、
基本的に普段は動物のことなど全然考えていない人達のようですね。
文句をつけたり煽ったりすることだけが目的みたいで。
宮島のシカは、人間が餌を与えることである程度飽食しているようですが、
これが栃木県日光のシカになると大変で、木々の樹皮という樹皮を食べつくしてしまい、
樹木をどんどん枯らしてしまっているので環境上の大問題になってきています。
2010/11/21(日) 午後 11:27
昔、小学生時代には、(小松市の)吉竹町の森林公園が造成中にもかかわらずよく忍び込んで遊んでいたのですが、よくクマに逢いました。なぜか友達のお爺ちゃんもよくそこに居たので、クマと逢った時の逃げ方とか、そもそもクマと逢わない方法とか、なんとかギリギリ共存する方法を探っていた時代でした。
今はすぐ射殺しちゃいますので、ちょっとねぇ。
2010/11/22(月) 午後 11:43
>ポルポル さま
現在、甥っ子が金野の保育所に通っていますが、あのあたりにもツキノワグマが結構出るようです。
また、昨年は吉竹の幡生神社(わかりますよね?)の付近でもクマが目撃されたそうで、あそこはすぐ近くに幼稚園があるので父兄も気が気ではないでしょう……
ガクガク((((;;゚д゚))))ブルブル
2010/11/23(火) 午後 6:27
あたしも、くまの問題については、地味に書き続けています。
報道を基にした記事ですが、気に成る事が起こっているので、TBさせて頂きます。
宜しかったら、観に来て下さい。
2010/11/28(日) 午後 3:54
クマ=どんぐりの伝説に成っていますが、
クマは、普通でも、柿や林檎は好きですし、神社でも、奥の社などが、頂上に有ったりするので・・・対策の立案はかなり難しいですね。
2010/11/28(日) 午後 3:56
>みぃにゃん さま
コメント・TBありがとうございますm(_ _)m
実際のところ、やはりクマの冬ごもり準備は「ドングリ」が主なんです。
特に、日本の場合は温帯林のブナ(これは人間がナマで食べても美味しい!)とか。
ブナの実は近年特に不作の年が多いようで、クマも困っていることでしょう。
この記事を読んだ友人が私に語ってくれました。
「クマが人里に降りてくる問題は、その地方だけでなく、都会を含む国民全体で考えねばならない問題なのではないか」と。
全くその通りだと思うんです。
人獣住み分けのための森林整備は、国会で議論すべき問題です。
自治体が泥縄で対処するような小さな問題ではなくなってきていますね。
2010/12/2(木) 午後 0:47
少なくとも、もう少し、クマも調査しないと駄目でしょうね・・・。
クマさん、クヌギは然程好きではないけど・・・トチの実は食べてたと言う事は明白に覚えています。
楢ノ木は種類多いし、まさか、ブナだけでは無いと思うのですけど・・・。
2010/12/4(土) 午前 7:06