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九州の、とりわけ肥筑方言(肥前・肥後・筑前・筑後)においては、
「大きい」ということを「太か(ふとか)」と言います。
太か、といっても、標準語的意味の「幅広」「太っている」という意味に収まらず、
大きいもの全般、例えば「背が高い」という意味にも使います。
身長190cmの人に「アンタ、太かね〜」と言ったりします。
これは「アンタ、太ってるね〜」という意味ではなく、「アンタ、背が大きいね〜」という意味なワケですね。
この「ふとか」という言葉は、当然ながら九州弁における形容詞の「カ語尾」です。
形容詞の末尾の「い」が「か」に変化するのは、肥筑・薩摩方言の基本です(^_^)
で、数年前に福岡県久留米市でタクシーに乗った時のこと。
タクシーの運ちゃんは50歳ぐらいで、典型的な筑後弁を喋る人のようでしたが、
私が遠方から来た人間であることを配慮して、必死に標準語を話そうとしていました(^_^;;
で、いろいろと会話しながら目的地へ向かっていたんです。
その会話の中で、運ちゃんが遠くの大きなビルを指差して、
「ほら、あそこに見ゆっでしょう?……」と、一瞬言葉を切りました。
彼は続けて「太かビルが」と言いたかったのです。
しかし、さすがに「ふとか」はモロに九州弁だなと自覚したのでしょう。
彼は「ふとか」を瞬時に標準語に直して、こう言ったのです。
「ほら、あそこに見ゆっでしょう?…… あの、太いビルが」
結局彼は、語尾だけを標準語に直してしまったのでした(笑)
「大きなビルが」とか「高いビルが」と瞬時に出てこないあたり、生粋の筑後人なんですね〜。
私はそんな方言文化が大好きです♪
運ちゃんとも、もっと筑後訛り丸出しで会話したかったなぁ。
私にも肥後の血が半分流れているので、九州弁の響きはとても親しみが持てます☆
故郷・大分の方言は、カ語尾を全く使わないので、他地方の人からは「九州らしくない」と思われがちで、
むしろ四国・中国地方の言葉に近いものがあります。
大分県は福岡・熊本からは少し距離があり、割と峻険な山々で隔絶されていることもあり、
九州西側よりむしろ瀬戸内海・周防灘からの海路による交流が盛んな土地でした。
大分弁が肥筑方言と著しく違うのは、そんなところに理由があります。
ですから、同じ大分・豊後でも、古くから筑後川を通じて福岡・久留米との交流が盛んだった天領・日田では、
大分弁と肥筑方言の混合が観測されます。
今年の夏の大分旅行では、日田のスーパー銭湯で地元の常連客が私のそばのロッカーを開けようとして
「ちょっとヨカですか?」と声をかけてきました。
大分県では、「ヨカですか?」は日田市以外ではまず聞くことが無い表現です。
地元の人とふれ合い、地方色を味わえるのは、まさに旅の醍醐味。
それだけを目的とした旅行を計画してもよいぐらいです(^-^)
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方言
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私は仕事では なるべく標準語の 広島弁で しゃべるようにしております。
郷土色豊かに接することが 1番のおもてなしになるからの〜!!
2010/12/4(土) 午後 11:16
>広島のジジイ さま
そのうち、ネイティブ広島弁を聴きに行く旅もしたいです。
実は広島県ってそんなにジックリと旅行していないんですよσ(^_^)
◎駅利用経験
福山・尾道・糸崎・三原・白市・広島・可部・宮島口・大竹・三次・府中・塩町・備後落合・呉・忠海
◎宿泊経験
福山・大久野島
……こんだけ行ってれば充分、ってか?(^_^;;
でも、きちんと訪問した気がしていないし、お好み焼きもまだ食べていません。
こりゃ一度本格的に旅を企画せねば。
2010/12/7(火) 午後 7:56