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3月7日(金)。
狙いを変えて、今度は阿蘇カルデラの縁をぐるっと囲む外輪山(カルデラ壁)を列車と絡めます。
300mmクラスの長玉をどうラインナップするか、というのは難しいテーマでした。
カカトの調子が良くない現状では、デカくて重い荷物は極力減らしたい。
けど、低感度領域の描写を活かしてゆくには、なるべく明るいレンズが欲しい。
前者を考えるなら、300mm F4クラスの単焦点か、75-300mmクラスのコンパクトなズーム、
後者ならば300mm F2.8(サンニッパ)あたりということになります。
しかし、後者は最新のレンズだと60万円近い買い物になり、私にはとても無理です(#´Д`)
そこで…… 古いモデルを探しました。
MFからAFに移行した直後のニッコールのサンニッパはひどいデザインでしたが、
その後モデルチェンジして各部が改良されました。
この「二代目AFサンニッパ」を、ヤフオクで安く手に入れました。
大きく重いレンズなので、今回のようにクルマ移動中心の旅でないと、ちょっと持ち歩けません。
(若い頃は重たいジッツォに中判にレンズ3本ぐらい余裕だったのになぁ(-_-;; )
Ai AF Nikkor 300mm F2.8S(IF)<New> エクステンションフードは持参せず
1988年7月発売ですから、もうすぐ26年にもなりますが、この現物は傷の全く無い新品同様品でした。
よっぽど大事に扱われていたのでしょう(^-^*)
距離エンコーダを持たない非Dタイプです。
ボディ内AFモーターカップリング方式なので、AFモーターを内蔵しないカメラボディではAF不可。
最新のモデルと比較すると、
○ Dタイプ以降でないため、距離情報を用いた露出機能が利用できない
○ 内蔵モーターでないので、AFが遅くてややノイジー
○ デジタル最適化設計でないので、デジタルボディでの描写特性に不安がある
○ 後部差し込み式39mmフィルターが生産終了してしまっている
○ 偏光フィルターが事実上使用できない
○手ブレ補正など当然ついていないので、手持ち撮影には訓練が必要
などなど、デメリットが少なくありません。
描写特性については、今後の撮影で徐々に明らかになってゆくことでしょう。
騙し騙しでやっていくしかありません。
お金を貯めたら、もうちょい新しいモデルにいきたいですが……
さて、阿蘇外輪山を「切り立った壁」のように表現するには、
このような望遠レンズで遠近感を圧縮すると効果的です。
そこに鉄道を絡めるとなると、ほぼ正面からの撮影をまず思いつきます。
内牧駅〜市ノ川駅間の小さな踏切で、これに適したアングルがとれそうでしたが、
障害物などを考えると、列車通過後遮断機が上がってすぐに線路上に出て後追い撮影するしかなさそう。
つまり、三脚が使えず手持ち撮影となり、しかもシャッターチャンスの少ない厳しい状況となりそう (;;゚_゚)
では、やってみますか……
3月7日(金)8時56分
豊肥本線428D 内牧〜市ノ川
Nikon D3X
Ai AF 300mm F2.8S(IF)<New>
ISO200
シャッター優先オート 1/640秒 (絞り F6.3)
中央部重点測光
手持ち
列車通過 ⇒ 遮断機が上がる ⇒ 急いで敷地内に入り構図決め ⇒ 列車が行ってしまわないうちに撮影
という、結構せわしい状況での一枚です。
フレーミングがちょっと甘いですね。もうちょっとだけ上に振るべきでした。
露出もちょいオーバー。
また、遠景がやや霞んで青っぽいので、この外輪山をイマイチ主役に据え切れていません。
でもまぁ、慌てて切った割にはそこそこ撮れたほうだと思います。
同じような構図を、もっとじっくり三脚使って腰を据えて撮れる場所は無いかと探したところ、
内牧〜阿蘇間でこれにバッチリ適した場所を発見できました。
道路の端に三脚を立ててシッカリ狙えそう。
しかし、すっきり晴れてるけど風が冷たい! しかも強い!
三脚を立てた場所は日陰になるので、この強く冷たい風はかなりコタエます。
ヒョォォォ ((((;;゚Д゚)))) ォォォオオ
じっと立って列車の通過を待つのって、本当に寒いんですよ。
3月7日(金)9時39分
豊肥本線1072D「九州横断特急2号」 内牧〜阿蘇
Nikon D3X
Ai AF 300mm F2.8S(IF)<New>
ISO100
シャッター優先オート 1/250秒 (絞り F6.3)
マルチパターン測光
三脚使用
リモートレリーズ使用
やはり、カメラ固定して事前にしっかりフレーミングして、さっきよりずっと隙が無くなりました。
列車をこれ以上引きつけてしまっては、列車が主役になり過ぎてしまうので、こんなものでしょう。
ただ、接近する列車を数枚パシャパシャ撮ってみたら、列車のわずかな大きさの違いによって、
全体の露出が変わってしまう例が確認されました。
……そういうことがないように適切に制御してくれるのがマルチパターン測光じゃないのか?
Nikon FAの頃から、ニコンの分割測光精度は高い評価を得てきましたが、
やはり結局こういうシーンでは過信は禁物ということなのでしょう。
速写が求められるシーンでない限り、極力事前にじっくり測光してマニュアル露出で撮りたいものです。
20分ほど待てば逆方向の特急が通過する予定なので、今度はレンズを換え、狙い方を変えます。
山にはこだわらずに、フツーの鉄道写真として。
後追い撮影ですが、ここもリモートレリーズ使ってじっくりと。
アングルからいって、シャッタースピードを稼ぐ必要がありそうです。
3月7日(金)10時1分
豊肥本線1071D「九州横断特急1号」 阿蘇〜内牧
Nikon D3X
Ai AF-S 28-70mm F2.8D
撮影焦点距離 45mm
ISO200
絞り F6.3
1/800秒
三脚使用
リモートレリーズ使用
……冬枯れの風景も好きだけど、やはり夏草の生い茂る阿蘇が見たいです。
青い空、真っ赤な列車。で、路傍の草が枯れ草でなく鮮やかな緑色だったら……?
(写真を見ながら想像してみて下さい)
列車と外輪山をバランス良くしっかり取り込める撮影場所は、実はあまり多くない気がします。
南阿蘇鉄道のほうまで足を伸ばせば見つかるかもしれませんが、それは次回訪問時の課題とします。
さて、まだ10時過ぎだというのに、忙しく阿蘇を離れて豊後森へ移動します。
「私の鉄道原風景」阿蘇よ、また来る日まで〜 (^_^)/~
次回、やまなみハイウェイと玖珠の情景。
(つづく)
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