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2001年。
私は、Windowsのことなど何も知らないタダのヘタレでした。
パソコンというものにちょっとだけ触れた経験というのが、1988年頃のPC98とPC88。
しかも、自分のマシンではなく当時の彼女のマシンでした。
BASICをちょっとかじっただけで、あとは5インチフロッピーのゲームを遊んだ程度。
1990年代に入り、Windowsとかいうものが登場した頃には、私はPCへの興味などとうに失っていました。
当時勤めていたラボのビリングシステムは、旧弊なMS-DOSが最後の最後まで使われていたため、
私は職場でもWindowsに触れるチャンスが全く無かったのです。
それどころか、携帯電話でさえ初めて持ったのが2000年7月という遅さ。
こうして私は、Windowsというものと接触する機会を持たぬまま、21世紀に突入してしまったのでした。
お わ り
………って、終わってどうするんじゃ〜! ヽ(#`Д´)ノ ゴルァ
2001年2月、私は旧友からある話を持ちかけられます。
「もう使わなくなる自作PCがあるんだけど、タダでいいからもらってくれない?」
……当時かなりビンボーだった私は、結構悩みます。
PC本体と古いキーボードはタダでもらえるものの、ディスプレイやマウスは自前で買う必要があったからです。
その程度の支出すら躊躇うほど逼迫した経済状況だったのです。
でもまぁ、自分の部屋にパソコンがあるという状況を想像してみて、それも悪くないなぁなんて思ったりして、
その月の月末のお給金で思い切ってディスプレイとマウスを購入したのです。
(この時のViewSonic製フラット17インチCRTは、今でも自室にあります。使ってないけど)
PC導入してみたは良いが、使い道が無い。
とにかく、Windowsなんて触ったこともほとんど無かった私ですし、
友人からの申し出による譲渡という、降って湧いたようなパソコンです。
「パソコンで○○をやりたい」というビジョンが全然無い状態。
とりあえず、起動と終了の仕方からジワジワ覚えました。
マンツーマンで教えてくれる人はいなかったし(PCくれた友人は超多忙)、PC本を買うお金も惜しかったし、
一人で徹底的にイジリ倒すことで、徐々に徐々に操作を覚えてゆきました。
メールやネットなどをチマチマやりつつ、4ヶ月ほど経った頃、
私は中学生の頃からの夢を実現すべく、行動を開始します。
PCでスコア譜を作成し、PCに演奏させる、初歩のDTM(デスクトップ・ミュージック)です。
中学3年の頃からインストに傾倒していた私は、
「自分で書いた曲をフル編成のバンドで演奏・録音したい」
という夢をずっと持ち続けていました。
しかし、音楽性を同じくする仲間に出逢えるでもなく、自分から募集をかけるでもなく、
そもそも音楽活動する金銭的余裕がなかったのが当時の私だったのです。
2001年7月当時の私は「なんか、PCで音楽作れるらしい」程度の認識しかありませんでした。
とりあえずヨドバシに行って、一番安いDTMソフトを買ってきてインストール。
殺人的なほど分厚いマニュアルをつぶさに読む気になどなれず、とにかくソフトを起動起動!
テキトーにあれこれといじくってみて、わからない所だけマニュアルを拾い読み。
(実はこのソフト、今でも使い方を知らない機能がたくさんあります(^_^;; )
そしていよいよ一曲書いたのですが、実はこの曲は当初、まったく冗談のつもりで書いたのでした。
メロディーそのものはなんと、私がまだ子供の頃(6歳ぐらい)に、姉と共に作ったショボいメロディー。
それをいかにしてリハーモナイズ(コード進行の再考)するか、というのがテーマでした。
苦労してWAVEファイルを起こし、CDに焼いて、PCくれた友人に渡しました。
彼は「この通俗性が素晴らしい」と絶賛してくれたのでした(^_^;;
しかしこれは社交辞令ではなくて、本当に何度も何度も聴き込んでくれたのです。
(ちなみに彼はNHK交響楽団のプロ演奏家です)
こうなると、もっと完成度を上げたいと考えるようになります。
ガキの頃に作った主旋律(A)はたった6小節しかなく中途半端で、サビもありません。
そこで、サビ(B)を書き下ろして追加。エンディングももっと印象的なフェイドアウトに変更。
これがまた好評を博しました。
しかし、約2年後。
後付けのサビの部分をもっと活かすように、前半のメロディそのものを書き直したいと考えるようになりました。
で、A(6小節)の部分をそっくり、完全に新たなC(16小節)に書き直しました。
中間部もガンガン手を加えて、一応の完成を見ました。
当初Aだけだったのが、その後ABになり、最終的にCBとなりました。
現在のバージョンで当初の原型を留めているのは、前奏と、中間のトロンボーンソロだけ(笑)
憂いの無い、底抜けに明るい曲調なので、「Successfully!」(首尾は良いぞ!)という曲名を与えました。
音源のショボさに加えて、やはり手探り状態で音楽制作を始めた当時の名残もあり、
クローズドハイハットの強弱の無さがすごく機械的に聞こえたりして恥ずかしいのですが、
当時必死になって書き上げたものなので、とりあえずこのまま紹介します。
Successfully!
途中、高速4ビートに転じてビッグバンド風のサウンドに変化したり、
一転してスローでダルな4ビートで寛いだトロンボーンソロを挟んだりと、
とにかく実験的要素の強い曲となっています。
初心者にありがちな「詰め込み主義」と言ってもよいかもしれません(苦笑)
ま、かなり荒い編曲ですが、聴き流してやって下さい。
◎制作環境
OS: Windows 98SE(初期バージョン) ⇒ Windows2000 Professional
譜面制作: RIMSHOT ScoreGrapher Lite 3.0(初期バージョン) ⇒ Score Grapher Standard 3.0
MIDI音源: Roland VSC3.23
CPU: Intel PentiumⅡ 233MHz(初期バージョン) ⇒ Intel Celeron 1.10AGHz
メモリ: 64MB(初期バージョン) ⇒ 512MB
で。
この曲の中間部にある高速4ビートがなかなか好評だったため、
この部分を独立させたバージョンを制作しました。
オリジナル完成から3年以上経った頃でした。
ただし、今度は音源も良い物に変更し、ピアノ・ジャズギター・ベースだけの、ドラムレストリオ構成。
制作途中で息切れしてしまい、本来なら絶対にあるハズのギターアドリブソロが作られていません(苦笑)
これについては、そのうち追加して完成させたいところ。
Successfully!(ドラムレストリオ)
◎制作環境
OS: Windows2000 Professional
譜面制作: RIMSHOT ScoreGrapher Standard 3.0
最終調整: EDIROL SONAR3
Dxi音源: EDIROL Super Quartet
CPU: Intel Pentium4 2.6CGHz
メモリ: 1024MB
長い文章と長い曲で、すっかりつまらない記事になってしまったカモ(^_^;;
でも、この曲はとにかく私のレパートリーの中で断トツの人気です。
自分自身としては断トツでもなんでもないので、ちょっと複雑な気持ちですが(苦笑)
とにかく、私のDTMの原点といえる曲なのです。
メロディや編曲はともかく、繊細さと抑揚の無い調整ぶりがお恥ずかしいm(_ _)m
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