植物ウォッチング

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樹木を中心に、植物や菌糸類について掘り下げます。
高校時代から続く趣味の一つです。
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ネズミモチ

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庭木や公園樹としてよく植栽されてる木の中で、
本当につまらない木だなぁといつも思うものがいくつかあります。

○ ネズミモチ(モクセイ科)
○ サンゴジュ(スイカズラ科)
○ アオキ(ミズキ科)

これらはいずれも常緑樹なので、落ち葉の掃除の手間が少なく、
またどれも比較的丈夫なので育てやすいという利点があるにはあります。
しかし、ネズミモチはあまりにも特徴に欠ける上に、花はイヤな臭いがし、
サンゴジュはその葉が虫食いだらけになります。
アオキは赤い実が熟す時だけちょっと綺麗ですが、花は地味です。


ネズミモチはちょうど今からが開花時期ですが、栗の花のようなツンとくる臭いです。
芳香のある花が多いモクセイ科常緑樹の中では、面白みに欠けます。

しかし、公園樹でも小高木が多いので、花そのものを間近に見ることは案外少ないものです。
今日は、たまたま低木状のまま円錐花序をつけたネズミモチを見つけたので、
ケータイで撮影してみました。

私のケータイカメラはコントラストが強く、特に常緑樹の葉を濃く再現してしまうため、
白っぽい花の場合は特にバランスが悪くなるのが難点です。


イメージ 1


これはまだつぼみ(蕾)ですね。
花材ぐらいには使えそうです。


イメージ 2


開花している花序。
よーく見てみると、2本の雄しべがツンと飛び出しています。
この形状だと、花に集まった昆虫の体にイヤでも花粉が付着します。
花糸は長く、葯は淡い黄色。
花柱(雌しべ)は雄しべよりずっと短いです。
花冠は4裂し、各裂片はクルリと外側に巻いています。


こうしてアップで見てみると、なかなか愛らしい花じゃありませんか(^-^)
少し見直してあげないと。


でも自分だったら庭には植えたくないなぁ。

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雨中のテイカカズラ

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二日前からずっと、雨がジトジトと降っています。
「あれ? 止んだかな?」と思いきや、5分後にはまた土砂降りになっていたり。

しかし、植物達にとっては恵みの雨。

特に根の浅い植物は、「あ〜ノド渇いた〜」と思っても、すぐに水を飲むことはできません。
文明国に住む人間は、通常の生活の中でノドの渇きを我慢することなど滅多にありませんよね?
これって、実はすごく贅沢なコトだと思うのです。

だから、多少雨が続いてもあまり嫌がらないことにしています。
行楽に出かける時に降られたらさすがに嫌ですけど、そうでないのなら……

雨に濡れた葉っぱというのは、晴れの日とはまた違った趣きがありますし。


さて、荻窪駅西口の橋上改札から北側に出ると、LUMINEの右側に細い階段があり、
その両側の柵には何やら、つる性の植物が絡まっていて、小さな花をたくさんつけています。
「ん? あれはひょっとしてテイカカズラの花かな?」
と思って近寄ってみると、やはりそうでした。


イメージ 1



テイカカズラはキョウチクトウ科のつる性木本で、林などによく自生しています。
ガーデニング樹種としても一定の人気があります。


花の直径は2cmぐらいといったところでしょうか。
キョウチクトウ科はリンドウ目であり、花は合弁花です。
写真の花は5枚の花弁のように見えますが、花冠が5裂したものであって、離弁花ではありません。
この裂片が少しねじれていて、プロペラのようになっているのが特徴的ですね。
(^。^)フーッ と息を吹きかけたらクルクル回転しそう。

このテイカカズラの花、とても良い香りがするのですが、今回は雨のせいで香りを楽しめず残念でした。
しかし冒頭で述べたように、この雨もテイカカズラにとっては嬉しいかもしれませんからね。
贅沢は言いません。

テイカカズラは、果実がまた面白いのです。
ヒョロリと紐のように細長く赤っぽい実がつき、中の種子には長くて少し巻いた白毛が生えています。
この毛でもって、少しでも遠くまで風で飛ばされようというワケです。
結実の季節になったらまた写真で報告できるといいですね。


キョウチクトウ科のご多分に漏れず、テイカカズラも有毒植物ではありますが、
全体に見た目が可憐で、花もかわいらしくて芳香があり、毒々しさが感じられません(^-^)
常緑樹であり手入れも簡単なので、私も庭があったらぜひ植えたい木のひとつです。

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「道の駅 いたこ」に到着した私達は、歯を磨いたらすぐに車内で仮眠をとりました。
0時半就寝で、翌朝4時15分にはもう起き出して日の出を見に行こうという魂胆。

しかし、普段寝ていない時間帯に眠るというのはやはり無理がありました。
眠気は一向に来ず、仕方なくイヤホンで音楽聴いたりしてましたが、
そうこうするうちに夜明けは近づいてしまいました。
仮眠時間が非常に短いため、寝酒をかっ喰らって寝てしまうという方法がとれないのです。
アルコールが残ったら大変ですからね……

結局、目覚ましが鳴る15分前には体を起こし、寒くなった未明の車内を暖めました。
外気温は約9℃。寒さにメポー強い私も、さすがにホット缶コーヒーを欲しました。

予定より少し早く、4時17分には道の駅を出て鹿島灘へ向かいました。
一応、当日の日の出時刻は大体4時53分ということを事前に調べてありました。



私達が向かったのは、茨城県鹿嶋市の潮騒はまなす公園です。
鹿島臨海鉄道の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」が、日本一長い駅名として一時期有名でした。
(その後ランキングは上下)
「潮騒」といえば波の音、「ハマナス」といえばごく海岸沿いに自生する植物ですから、
公園名を聞く限りでは海に程近い場所を想像できますよね?

……しかし、地図を見ると危惧に見舞われます。




……なんだか、海岸から遠くね?(^_^;;
しかし、公園の名前を信じて、ここで朝日を拝むことにしました。

で、実際に行ってみて、やっぱり騙されました。

海なんて全然遠いのです!


確かに、海抜77mから海も山も一望できる高い展望台はありますが、
営業は9時からなのでこんな早朝には登れません(これは調査済みだった)。
公園自体は海抜30mぐらいの場所ですが、海側には雑木林などの植生があり、
海を望める場所なんてほとんどありません。
公園内の一角にハマナスの植え込みはありましたが、潮騒のシの字も聞こえません。

仕方ないので、わずかに海が見える場所を探し出しましたが、既に陽は少し昇っていました。

イメージ 1



公園内は、自然林と植栽樹が渾然となっていて、私のような樹木マニアにはなかなか興味深いところ。
ハマナスは花期までまだまだ間があるため、ポツリポツリと咲いているだけでした。
一重のサクラは既に散り、八重も前々日の雨の影響か花ごと大量に落ちていました。
そこで、マイナーな植物でもいいから季節を感じさせる花は無いか? と探しました。

日当たりのあまり良くない林の脇に、花つきもまばらなシジミバナが。

イメージ 2


シジミバナは、ユキヤナギやコデマリと同じバラ科シモツケ属で中国原産ですが、
少しやぼったい小さな八重咲きの花はユキヤナギなどに比較して人気が低く、
私自身もずいぶん久しぶりに見た気がします。



この近くには数本のナワシログミの低木があり、こちらは満開です。

イメージ 3


ナワシログミはよく公園などに植栽されていますが、果実はナツグミやトウグミより小さく、
あまり美味しいものではありません。アキグミほどは渋くないですけどね。

グミの花は全て花弁が退化しており、花弁・花冠のように見えるのは萼および萼筒で、
熟して食べられる実も、萼筒の下部が肥大して赤く甘酸っぱくなったものです。
種子が一個なので核果のように見えますが、実は偽果というコトになりますね。

グミの実の赤い色はリコピンによるもので、トマトの数倍〜数十倍も含んでいます。
緑黄色野菜の不足している人には良いかもしれませんね。
大分に住んでいた子供時代、小学校の帰り道の空き地でよくアキグミの渋〜〜い実を食べたものです。



日の出が拝めるワケでもないこの公園は、周辺人口も少ないせいか、
早朝6時前というこの時間帯には人が全くいません。
たった一人だけすれ違ったので挨拶を交わしましたが、公園管理の人だったようです。

他に、土下座して私達を出迎えてくれたのが、アマガエルくん一匹。

イメージ 4


同行した知人のNさんは両生類・爬虫類に大層造詣の深い人です。
二人して道に這いつくばって、アマガエルくんの写真を撮りました(笑)



このあとは、まだ道が混まない早朝のうちに北浦・霞ヶ浦といった湖沼を眺めながらドライブ。
その模様は次回の記事で紹介しましょう。

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ハマダイコン

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一昨日、千葉県の房総半島をドライブしてきました。
前夜からレンタカーを24時間借りして、早朝から東京を出発。

前日かなり気温が上がったので、温暖な南房総ならサクラの開花もあるかな? と思いましたが、
サクラはほとんど開花しておらず、モクレン・ハクモクレン・コブシなどのモクレン科の花のほか、
アブラナ・ユキヤナギ・コデマリ・キブシなどが春を演出してくれました。
特に、キブシの小さい淡黄色の花穂は、私の大好きな花の一つです。
今回は写真を撮れませんでしたが、アップでよく見ると一輪一輪がとても綺麗なんですよ☆



房総半島最南端の野島崎で遅い昼食を摂りました。

ここは野生のハマダイコンが満開でしたが、なぜか誰も見向きもしません。
綺麗なのに……

イメージ 1

イメージ 2


私のケータイのカメラはコントラストが非常に強くて、
このように陽の当たった花はほとんどうまく再現できません。
元ハイアマチュア写真家として忸怩たらざるを得ません(^^;;
Photoshopでいじるにも限度があります。


ハマダイコンは、古くに野菜のダイコンが野生化したものと言われていますが、
どうしてこのような海岸に限って繁茂するようになったのでしょうか?
ちょっと不思議ですね。
ひょっとしたら、野菜のダイコン自体の先祖がもともと海浜性の植物だったのでしょうか。
もちろん、同様な逸出野生化品種のダイコンバナ(ノダイコン)は海岸以外にも生えますが、
海辺に成育するハマダイコンは何故かやたらと旺盛な気がします。
野原よりも海浜のほうが、他の植物が少なくて成育しやすいのかもしれませんね。


この日はずっと天気がよく、多くの人出があり、帰り道は何度も渋滞に巻き込まれました。

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環八通りの初冬

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いよいよ、全国的に寒くなってきましたね。

実は私は寒さにメポー強い人間です。
昨冬はとうとう「コート」というものを一度も着ませんでした。
ペラッペラの薄〜いジャンパーだけで冬を過ごしましたp(^^)q

家での暖房も一冬でせいぜい20日ぐらいしか使用しませんでした。

※そのかわり夏は電気代が一万円を超えるぐらいガンガン冷房します(^^;;


私のマンションのすぐそばには、東京都道311号環状八号線、
いわゆる「環八通り」(かんぱちどおり)が走っています。
とにかく一日中、内回り外回りとも交通量が多いことで有名です。
そのため、随所に立体交差化工事を施して、スムーズに流れるようになっています。

この環八通り、私の自宅近くの杉並区付近には非常に立派な並木があります。
モミジバフウという、マンサク科の落葉高木です。


日本でよく、カエデ科の樹木に「楓」の字を使いますが、
実はこの用法は誤りです。

「楓」はもともと中国では、マンサク科のフウ(楓)を指す漢字です。
フウの葉は、5裂こそしないものの、3裂してカエデ類によく似るので、
中国からフウの木と漢字が渡来した際に、日本で誤った用法が定着してしまったのです。

なお、カエデ科の樹木(ハウチワカエデ・イタヤカエデ・トウカエデなど)の「かえで」には、
「槭」の字を用いるのが正しい用法です。
この字は中国でもカエデ科の木を表す字だからです。



さて、環八通りの「モミジバフウ」は、このフウの仲間です。
葉がイロハモミジのように5裂するので、モミジのような葉のフウということでこの和名がつきました、
原産地のアメリカでは樹高60メートルにもなる巨大な種です。
日本でも、気候が合うのか、よく大木になります。
環八通りの並木はせいぜい15〜18mぐらいですが、
交通量が多く歩道も狭い環八通りでは、
樹勢旺盛なモミジバフウの木はこの程度の樹高でもかなりの存在感があります。

イメージ 1

京王井の頭線・高井戸駅付近から環八外回り方面を望む


この界隈の木はちょっと樹高が低いです。私の家の近くのほうが迫力あります(^_^)

環八通りのモミジバフウは、高い建物などの影響で日当たりにバラツキが多く、
この写真でもわかるように黄葉・紅葉・そしてまだ緑色の木とチグハグ(苦笑)
しかし、本来モミジバフウは非常に濃く鮮やかな紅葉になります☆


来年は私もネイチャーフォトに復帰します。
今はこんなケータイ写真でブログやってますが、
実は私は過去に14年半もの間写真ラボで働いていた、写真人間でした。
高校でも写真部の部長を務めていました。
ワケあって銀塩写真から離れてしまっていましたが、
そろそろ趣味としての写真撮影の本格的再開に向けて、機材を揃えます。

今はこの程度のショボい写真でご勘弁を……

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