|
.
(つづき)
9月1日(木)。
JR陸羽東線(りくうとうせん)は、宮城県の小牛田駅から山形県の内陸・新庄駅を結ぶ非電化ローカル線です。
沿線には、有名な鳴子温泉を含め、川渡、新鳴子、中山平、瀬見といった温泉地が点在しています。
私も11年前に鳴子温泉に入浴しています。
右の「発」が小牛田、左の家マークが新庄。
一見すると奥羽山脈を突っ切っているように見えますが、この界隈は山脈がプッツリ途切れたような地形で、
江合川沿いと小国川沿いのなだらかな地形を巧みに利用して建設されています。
急勾配も長いトンネルも無く、のどかな田園風景と綺麗な川が車窓に展開します。
16時ちょい前、鳴子温泉に到着。 列車交換で少々停車するのでホームに降ります。
ホームに温泉の香りがフワッと漂ってきました( ´∀`) 沿線は田んぼが広がっていますが、比較的冷涼な気候を活かしたソバやアスパラガスの畑も散見されます。
(アスパラガスって成長するとどうなるのか、貴方はご存知ですか〜?(^〜^) )
これはソバ畑。
小遣い稼ぎに栽培してるのか、それとも契約栽培かなんかなのか……
さて、やっと新庄に着きました。
17:18、定刻です。 早朝の荻窪からひたすら普通列車乗り継ぎで12時間31分!
ま、汽車旅は慣れたモンですからね〜。 このぐらいでは疲れたりしません☆d( ^ー゚)
日産レンタカーは新庄駅の南東の方角で、タクシーで5分ほど。
そこで、駅東口のほうに下りてみたのですが……
広い立派なロータリーがあるのに、バスや一般車はおろか、タクシー一台停まっていません!Σ(´Д`;;
東口は山形新幹線延長開業の時に初めて大規模に整備されたのですが、
いまだに駅の玄関は圧倒的に西口で、市街地も西口中心に展開しています。
……仕方ないので、荷物を抱えて西口に移動し、タクシー(ワンメーター)でレンタカー店へ。
新庄市内は、雨の降った形跡が見られませんでした。
レンタカー店の人に聞いてみると、雨が降ったのは前日(つまり台風とは無関係)で、
明日からは台風による雨が降るかも、ということでした。
48時間借りで、いよいよ1000kmドライブに出発です。 出発直後、とりあえずこれから丸2日間お世話になる日産ティーダ・ラティオを撮影しときます。
白亜のボディ、気高く雄々しきラティオ。 私の脳内に、彼を「ラティ雄くん」と命名することに異を唱える者は存在しませんでした。
いつもはレンタカーなんて5ドアハッチバックなんですが、今回はセダンにしました。
その理由はズバリ「CDを快適に聴ける静粛性」です。
というワケで、ここで好例のドライブ携行CD曲目リストです(笑)
今回は私の好きなモンキーズもたくさん収録して行きました。
◎ディスク1 ◎ディスク2 ◎ディスク3 ◎ディスク4 いやはや、戦前の流行歌から、戦意高揚歌、軍歌、昭和懐メロ、アニメソング、時代劇主題歌、CMソング、
果てはゲームミュージックに至るまで多彩多彩(節操無しとも言う)。
これだけあれば、丸2日間のドライブも楽しいものとなるでしょう(^^)
雨雲から逃れるようにラティ雄くんを駆り、CDを聴きながら快適に奥羽路を北上。
このまま深夜までに秋田・青森県境付近の「道の駅 やたて峠」まで一気に移動します。
(つづく)
.
|
旅
[ リスト | 詳細 ]
日本中、沖縄県以外ほとんどくまなく旅行しました。
旅の思い出や、旅先からの直接レポートなどを記事にします。
旅の思い出や、旅先からの直接レポートなどを記事にします。
|
.
(つづき)
9月1日(木)。
上野からのんびりと普通列車を乗り継いで、宮城県に入ったとたんに、
どの駅の柱駅名標にも独特のゆるキャライラストが入っています。
今回は記事後半でこれについて解説しましょう。
相変わらず長い不通区間を抱える常磐線と岩沼で合流し、仙台が近づくにつれ、
どんどん都市部へと進入してゆきます。
仙台の手前・長町駅の東側には、かつて名門・長町機関区だった広大な土地があり、
ここは都市開発計画の予定地となっていますが、3月の大震災発生を受けて避難民用の仮設住宅が建設され、
東北本線の高架からも見ることができます。
12:16、東北最大のターミナル・仙台に到着〜。
ホームに降りると、珍しい「立ち食い焼きそば店」があります。
もちろんラーメンなど別メニューもありますが、あくまで焼きそばがメインっぽいです。
石巻焼きそば(宮城県)、黒石つゆやきそば(青森県)といった東北のご当地焼きそばが。
ここで小牛田(こごた)行きに乗り換えます。
↑入線してきたのはボックスシートのE721系でラッキー!! と思いきや、前2両はスーッと目の前を通り過ぎ、
後ろ2両はロングシートの701系でした……(T_T) シクシク ↓ 小牛田に到着。
ここでしばらく時間が空くので、食事でも摂ろうかと思ったのですが、飲食店が全然無い……
そこで、駅の近くのCO-OPで食料を買い出し。
早めに駅に戻り、次に乗車する新庄行きにさっさと乗り込み、発車を待ちながら食すことに。
新庄行きはキハ111・112の2連。
冷房の効きがとても良いのが特長で、蒸し暑いこの日には大変助かりました(*´∀`)ウフ〜
納豆好きにはたまらない納豆巻き。大満足。
小牛田を出発すると、ほどなく古川駅に到着します。
ここにもありますね〜、ゆるキャラ。
これ、宮城県の観光キャンペーン「美味し国 伊達な旅」のマスコットキャラ“むすび丸”です。
豊かな食と文化に恵まれた宮城を「おにぎり」で表現し、
「伊達」を象徴する伊達政宗公の兜の飾りをつけて擬人化しました。 とのことです。
たしかに弦月の鍬形は伊達政宗公の象徴ですね。
荒い描線で描き殴ったようなタッチがなんともユニークです(^^)
雨はポツリポツリと降ったり止んだり、どうやら台風の雨雲からはうまく逃げ切れたのかな?
列車は新庄を目指します。
(つづく)
. |
|
.
(つづき)
9月1日(木)。
郡山で福島行きに乗り換えたのが10:09.。
城下町・二本松や、戦後の国労系脱線転覆事故「松川事件」で知られる松川などを経由して北上。
東京から東北路を辿る場合、関東を脱出して東北に入るのは白河からですが、
「東北に来たんだなぁ」と雰囲気を実感できるのは、やはり郡山を過ぎてのこの区間からです。
白河〜郡山あたりまでは距離が近く、関東の延長程度にしか感じないのです(^_^;;
(近いとはいっても東京から郡山まで226.7kmありますが)
福島に到着し、仙台行きの快速に乗り継ぎます。
719系4連。
719系は3ドアですが、独特の座席配置(集団見合い型)が特徴です。
よ〜く見ると、ただのボックスシートでないのがわかりますね?
福島発車は11:00。
夕方の17:30からクルマを運転することを考えると、お酒が呑めるタイムリミットはそろそろですね。
そこで、福島県の地酒を呑むことにしましょう(^_^)
榮川酒造(工場:福島県耶麻郡磐梯町)は、会津の地酒メーカーとしてよく知られた存在です。
本社は会津若松市にありますが、工場は磐梯山麓の名水が湧き出る土地に直接建てられています(^-^)
今回のお酒は駅売店で買える程度の物であり、残念ながら生酒でなく生貯蔵酒ですが、
旨みと香りに富んだ、限りなく生酒に近い濃厚な味わいはなかなかのものです。
アルコール17.2度。
福島盆地の縁を駆け上がり、越河(こすごう)峠を越えると、いよいよ宮城県に入り、
白石からは白石川に沿って仙南平野へと駆け下り、仙台を目指します。
槻木駅。
……ん?
この、ゆるキャラのイラストは何だ?
答えは次回(^^)
(つづく)
.
|
|
.
(つづき)
9月1日(木)。
朝イチで荻窪を出発し、上野から栃木・福島方面へ北上。
台風12号の雨雲から逃げるように、北上、北上。
まだ7:29という早い時間に、栃木県の宇都宮に到着。
黒磯行きに乗り換えます。
相変わらずドンヨリ曇ってますが、雨は降っていません。
平日の下りだけあって、車内はとても空いています。
いかに自分が堂々と休暇を取っていようと、通勤通学客で混雑する列車ではお酒も呑めないので、
ガラガラの車内でボックスシートを占拠して、流れ行く田園風景を眺めつつ朝から呑むお酒は最高です(´ー` )
8:28、黒磯到着。
ここで少し雨が降ってきました。
黒磯は関東の最後の拠点駅で、この先にみちのくの玄関口・白河があります。
かつて奥州三関といわれた念珠ヶ関・勿来関・白河の関は、蝦夷の南下侵略に備えた防衛拠点でした。 つまりこの栃木〜福島県境は、単なる県境というだけでない、歴史地理的な意義もあるのです。
……実際には蝦夷の南下は起こりませんでしたけどね。
この「白河越え」に利用するのは、こ〜んなキレイな電車(E721系)です。
中学3年の時、友人と2人で旅行した頃までは、黒磯から北はボロボロの旧型客車がフツーに走っていました。
あの頃は良かったなぁ…… 今やノスタルジーもヘッタクレもありません(;;-_-)
「旧型客車」と「EF58形電気機関車」の引退で、鉄道に対して燃えるものの大半が無くなってしまった私は、
高校の終わりごろに鉄道趣味熱がかなり冷めてしまい、以後はつかず離れずの半端な鉄道ファンOBです。
中3の旅行に同行した友人は今も鉄道に詳しく、私に鉄道近況を伝えてくれる貴重な存在です。
E721系車内、ボックスシートの小さなテーブル。
もっぱらドリンク専用であり、お菓子だの駅弁だのは乗せられません(^_^;;
上野〜宇都宮〜黒磯まではテーブルすら無かったので、こんなのでもあるだけマシです。
新白河で貨物列車の通過待ちのため10分停車。
よい機会なので、ニコンD3100のHD動画機能を試してみることにしました。
三脚も一脚も持たずに出発したので、風圧に耐えながら手持ちでいきます。
雨はフツーにパラパラと降っています。
下り貨物の通過前、左方に上り貨物も通過してゆきます。
今も昔も東北本線は物流の大動脈です(^^)
通過したのはヨタコン(トヨタ自動車のコンテナ)20両でした。
ズームリングが意外と固くて、手持ちでスムーズにズーミングするのが難しいです。
ライブビューはカメラからおでこを離すので、不安定な構えになって手ブレも増えます。
でも、満足ゆく画質で撮れたのでヨシとしましょう。
デジイチの動画機能なんてオマケみたいなものだと思えば(^_^)
福島県三大都市のひとつ、郡山に到着。
福島県第2位の人口を誇る郡山市(1位いわき市、3位福島市)では、人口密度では県下トップ。
昔から交通の要衝として栄えた土地であり、会津への入口でもあります。
(てゆーか、県庁所在地福島市の存在感の薄さが……w)
ここから福島まではロングシートの701系電車。我慢我慢。
(つづく)
|
|
.
9月1日(木)。
10日ぐらい前から、大型の台風12号接近のニュースが伝えられてきましたが、
この台風12号というのが、とにかく「移動スピードが遅い」のが厄介でした。
普通だったら、10日も前から話題にのぼるような台風であれば、
とっくに日本接近⇒上陸⇒熱帯低気圧化をすませているところです。
しかし、非常にのんびりのんびりと日本に接近してくる台風12号は、
一週間前の予報の段階では、私が北へ旅立つ頃にちょうど東日本をおびやかす形で接近上陸(;;´д`)
なんてこった……
8月を、夏休みを一切とらずに頑張ってきて、そのご褒美としてどうにか取得した9月頭の休暇を、
こんなジャストミートな形で台風直撃されるかもしれないなんて!
台風の進路予想図は、旅立ちの2日前になってもまだ「関東方面接近」でした。
9月1日の行程は、朝一番の電車からただひたすら普通列車を乗り継いで、
山形県新庄市に夕方到着してレンタカーを借りる、というものです。
もし台風が直撃してしまうと、JR在来線に遅れや運休が出たりして、
乗り継ぎ計画そのものに打撃を受ける可能性があります。
在来線が乱れたぶんを、お金を払って東北新幹線でしのぐことは可能ですが、
そもそも青春18きっぷによる貧乏旅行である今回は絶対に避けたい方法です。
それに、仮に新幹線までが運転見合わせになってしまったら、
夕方に新庄に到着することすら難しくなってしまいます。
しかし私の頭の中には「旅行とりやめ」という選択肢は全くありませんでしたね。
とにかく何が何でも新庄まで行って車を借りてしまえば、あとは旅程を変更しつつ、危険を回避しつつ、
アドリブでそれなりに楽しんでこられるだろうと思ったからです。
夜勤明けの8月31日は、夜型の生活パターンを旅行用に昼型にチェンジする猶予期間。
したがって、昼間なるべく寝るのを我慢せねばならないのですが、
そこは今回うまい具合に「デジイチ購入」というトキメキイベントがあったので、眠気など出ません(^-^)♪
んで、いよいよ出発の9月1日。
早朝の荻窪の空はどんより曇っていますが、まだ雨は降っていませんし、風もあまり吹いていません。
台風12号の進路そのものは西のほうへ大きく逸れたようですが、
大型台風のため、東日本に全く影響が出ないハズがありません。
雨雲の北上から逃れるように北へ北へ向かうワケですが、普通列車の鈍足で逃げ切れるのか?(゚△゚;;
4:47という早朝に荻窪を出発し、神田で5:28に乗り換えて、上野で東北線を待ちます。
5:46発 宇都宮行き。
ここから、12時間弱に及ぶ普通列車乗り継ぎの旅が始まります。
私の経路にはとりあえず遅延・運休等の情報は入っていませんでしたが、
東京都・埼玉県東部の青梅線や八高線には大雨による運転見合わせの情報が!
こりゃ、一刻も早く北上しないと!
前日買ったばかりのニコンD3100の使い方は、この日の電車の中で一通りマスターします。
私の一眼レフの知識は約20年前のカメラ(ニコンF4あたり)で止まっているので、
少しずつ今のカメラに慣れてゆく必要があります。
……それにしても、レンズに絞りリングが無いのは操作しづらいなぁ(苦笑)
キヤノンなんか、A-1の頃から絞りをボディ側で設定するという方式が採用されていましたが……
アナログな追針式露出計からスタートした私のカメラ歴は、必然的に絞りリングを欲します(苦笑)
私はいまだにマルチパターン測光AEというものを全面信頼できないので、
マニュアル露出は凝った作画において多用するものと思われます。
将来的には、マニュアル露出の操作性の良い機種に移行したいですね。
まだ雨は降ってきません。
朝6時の東北本線を、栃木県へ向けて疾走します。
(つづく)
. |





