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ジャズには様々な楽器が使われますが、少数派というのは当然あります。
例えば、ヴィブラフォン。
スイング期からライオネル・ハンプトンのような名人は存在しましたし、
この楽器の代表的奏者であるミルト・ジャクソンは数々のブルージーな名演を残しました。
その他にもヴィクター・フェルドマンやボビー・ハッチャーソンといった優れたプレーヤー、
ヴィブラフォンの奏法を飛躍的に発展させたゲイリー・バートンなどがいるにはいます。
しかしそれでも、やはり少数派楽器なのです。
トロンボーンも、ディキシーランド初期から重要な楽器ではありましたが、
ジャズ史上大きな名を残した奏者は非常に少なく、
J.Jジョンソン、スライド・ハンプトン、カーティス・フラーなど数えるほどしかいません
さて、今日はジャズでも異色のソロ楽器、ヴァイオリンです。
ジャズヴァイオリニストは歴史的に見てもそう多くありません。
高度なアドリブを、ジャジーなノリで、音程を外さず流麗に演奏するのは非常に困難です。
また、やはりジャズの中でも異色性の強い楽器なので、必ずしもバンドのカラーに合うとは限らず、
どんなセッションにも歓迎してもらえるという性格のものではありません。
トランペットやサックスは奏法によっては非常にアーシーで泥臭い表現すら可能としますが、
ヴァイオリンの音色はどうしても典雅で上品なのです。
そこでやはり、ジャズヴァイオリンをやるには自身のリーダーセッションをやれるだけの実力と、
そこに他の優れたプレーヤーを集めうるだけの求心力が必要になってきます。
今日紹介するのは、「ジャズヴァイオリン」といえばほとんどこの人だけが第一人者とも言える、
フランス生まれのステファン・グラッペリ(Stéphane Grappelli 1908-1997)です。
伝説のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトとの共演がキャリア初期の重要な活動ですが、
1953年に43歳で亡くなったジャンゴに比べて、グラッペリは非常に非常に長く演奏活動を続けました。
ジャズヴァイオリニストとしての名声をほぼ独占する、名手中の名手です☆
以下は動いてる映像ではありませんが、とにかく凄い演奏なので紹介します。
曲目 : Pent Up House
ヴァイオリン : ステファン・グラッペリ (Stéphane Grappelli)
ギター : マルク・フォセ (Marc Fosset)
ウッドベース : ニールス・H・Ø・ペデルセン (Niels-Henning Ørsted Pedersen)
ソニー・ロリンズの有名な曲です。
3人が3人とも技巧派であり、ここでは圧倒的なハイテンポで演奏されています。
全く淀みの無いグラッペリのアドリブフレージング、そしてペデルセンのマーベラスな高速ソロが凄い!
短く簡潔に演奏しているのも良いですね〜(^^)
ちなみにここでギターを演奏しているマルク・フォセですが、
この人のこれまた凄まじい演奏を収めた動画がありますので、次回紹介しますね。
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