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			<title>あめちゃん夢想</title>
			<description>= タイトル =
百年まえのお話= タイトル =</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>あめちゃん夢想</title>
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			<description>= タイトル =
百年まえのお話= タイトル =</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann</link>
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		<item>
			<title>うわさ２</title>
			<description>たくさんの肉を抱えた橋本が立っていた。&lt;br /&gt;
「今日は　ばりばり食べるばい」&lt;br /&gt;
「さとこ、皆さんにも声掛けてきてくれ、&lt;br /&gt;
用意頼むな。それとおまえといとの分は別にして&lt;br /&gt;
たくさん食べるんだぞ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん、兄ちゃん、早く太郎の顔みて少し大きくなったよ。&lt;br /&gt;
いと姉ちゃんも待っているよ。早く行ってあげて。わたしが用意しておくから」&lt;br /&gt;
「たのむな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
宴会が始まった。&lt;br /&gt;
橋本は子供のために現金が欲しい事。&lt;br /&gt;
奉公するには妻子をここにおいてもらいたいことを皆に話した。&lt;br /&gt;
「いいよ。さとこちゃんも良く働くしね。さとこちゃんがいるとあかるくていいよ。」&lt;br /&gt;
「みんな、いただこううまそうな肉だ。野菜は売るほどあるからな。」&lt;br /&gt;
「あっそうだ。笠戸丸で一緒だったイッパチ、覚てますか？」&lt;br /&gt;
「ああ、イッパチならここにいたよ。しばらく山戸もいたよ。&lt;br /&gt;
イッパチの奴、賭博場ではたらいていて最近じゃ、&lt;br /&gt;
羽振りがいいらしいよ。街を肩で風きって歩いているらしい。&lt;br /&gt;
あんまり評判はよくないよ。まぁやくざな家業だしな。&lt;br /&gt;
あいつ、なんだか勝負運が強いんだ。ここにいた頃も&lt;br /&gt;
なんとかっていう動物くじを当てたって言ってたな。&lt;br /&gt;
博才があるのもどうかな。&lt;br /&gt;
あいつの人生にとっちゃいいんだか、悪いんだか。」&lt;br /&gt;
「正直、うらやましいかぁ。」</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/7899461.html</link>
			<pubDate>Tue, 13 Jan 2009 13:22:24 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>うわさ</title>
			<description>橋本の静かなことばを聴きながら&lt;br /&gt;
ひとり身の香山には実感はないが&lt;br /&gt;
こんな地球の裏側まできて&lt;br /&gt;
農場での苦労、二度と帰れないだろう故郷&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
つないでいくのは　いのち&lt;br /&gt;
なんだろうと漠然と考え夜空を見上げた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「橋本さん、覚えとるかな。&lt;br /&gt;
笠戸丸でさとこちゃんと一緒にいた子、イッパチたち」&lt;br /&gt;
「ああ、あいつらはどうしておると？」&lt;br /&gt;
「あいつらはたくましいか。&lt;br /&gt;
ほとんどしゃべれもしないのに仕事を探して歩きまわって&lt;br /&gt;
噂だと山戸は歯科医院で、イッパチはカジノで働いているらしか。&lt;br /&gt;
不思議だな、自然に向いているほうに行くのかな。&lt;br /&gt;
あいつら何もわかってなかったと思うけど・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あの時はまだ、さとことかわらず幼い顔してたけどな。&lt;br /&gt;
おいもがんばらにゃいけんとね。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さとこは相変わらず働いていた。&lt;br /&gt;
この頃ではいとは太郎につきっきりなので&lt;br /&gt;
まわりの目もあり、さとこはいとの分も働かなくてはいけなかった。&lt;br /&gt;
朝早くから食事の仕度、畑しごと、この頃では町に野菜を何人かで&lt;br /&gt;
売り歩くこともあった。&lt;br /&gt;
ブラジル人はあまり野菜を食べなくて&lt;br /&gt;
あちこちで働く日本人相手の商売でたかが知れている。&lt;br /&gt;
野菜を売って帰り道、肩を叩かれた.</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/7534000.html</link>
			<pubDate>Fri, 09 Jan 2009 10:46:50 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>都会</title>
			<description>橋本は簡単な日常会話ならポルトガル語ができるようになっていたので、太郎のために&lt;br /&gt;
医者のいる都会、サンパウロ近くに移ろうかと考えていた。&lt;br /&gt;
サンパウロなら違う可能性もあるかもしれない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まずは　サンパウロ近くの農園に身をよせることにした。&lt;br /&gt;
ここでも　生活はたいへんだったが日本人が助け合い野菜などを&lt;br /&gt;
つくり売っていた。&lt;br /&gt;
もちろんお金を稼げるわけではない。&lt;br /&gt;
橋本は妻子をここにおき　ひとり奉公に出ようと考えていた。&lt;br /&gt;
まず　香山に相談しようと元移民会社の人たちが暮らす部屋を&lt;br /&gt;
たずねた。&lt;br /&gt;
トン、トン&lt;br /&gt;
「開いてるよ」&lt;br /&gt;
「誰？」&lt;br /&gt;
「橋本です。香山君おんなはっですか？」&lt;br /&gt;
その声に香山が飛び出してきた。&lt;br /&gt;
「あ、どうした、なにかあったのか？」&lt;br /&gt;
橋本は事情を話した。&lt;br /&gt;
「今、おれたちは　おもちゃを作ってるたい」&lt;br /&gt;
奥から上塚が顔をだした。&lt;br /&gt;
「おもちゃですか？」&lt;br /&gt;
「竹とんぼやら俺たちがこどものこら遊んだおもちゃだよ。&lt;br /&gt;
どうにも喰えなくてはじめたんだが、これが良く売れるんだよ。&lt;br /&gt;
手伝っていってくれ、大金ではないが奥さんにうまいものくらい土産に持って帰れるよ。&lt;br /&gt;
その間にいい仕事を見つければよか。」&lt;br /&gt;
「工場で働くとかどこかの屋敷で奉公するか、&lt;br /&gt;
これは主人しだいだろうが、とにかく今日は泊まっていきなさい。&lt;br /&gt;
ピンガでも呑んで話をきかせてくれ。」&lt;br /&gt;
「はい」橋本は返事をしながら横目で香山を見た。&lt;br /&gt;
香山は静かにうなずいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
酒に目のない上塚は橋本を種にビンガを飲み始めた。&lt;br /&gt;
仕方なくみんな円座になり、宴会が始まってしまった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふたりはそっと抜けて窓辺にすわり&lt;br /&gt;
思い出話や香山が帰った後のサン・ジョアンギ農場の話をした。&lt;br /&gt;
太郎がどんなに可愛いか、とにかく今は現金を稼いで&lt;br /&gt;
栄養のあるものを食べさせたい。&lt;br /&gt;
「いのちをまもりたい・・・」</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/7457919.html</link>
			<pubDate>Thu, 08 Jan 2009 11:21:40 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>宝物</title>
			<description>コーヒー農園ではあいかわらず、みんなコロノのままで&lt;br /&gt;
当初よりはすこし蓄えを持てる人も出始めてはいたが&lt;br /&gt;
コーヒーも農業も天候で左右されるので安心できなかった。&lt;br /&gt;
さとこの家では弟が生まれていた。&lt;br /&gt;
名前を太郎。&lt;br /&gt;
みんなとても喜んでいた。&lt;br /&gt;
もちろん　さとこもすこしずつ落ち着く生活のなかで&lt;br /&gt;
輝くような新しい命は先の希望に思えた。&lt;br /&gt;
太郎は体が弱かった。やさしく抱いてないと&lt;br /&gt;
すぐにでもそのまま永遠に目覚めないのではと&lt;br /&gt;
思わせる赤ん坊だった。&lt;br /&gt;
ただ目がとてもきれいで澄んでいて&lt;br /&gt;
さとこにとっても宝物だった。&lt;br /&gt;
守ってあげなくてはいけない存在に思えた。&lt;br /&gt;
太郎を中心に三人の気持ちもまとまり&lt;br /&gt;
さとこはわたしも家族の一員と思えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さとこはいとが少しでも体を休め、乳が出るように&lt;br /&gt;
働いた。星を見ることも忘れた。イッパチを思い出すことも・・・&lt;br /&gt;
ひたすら働き、疲れを取るための睡眠をとるだけの日々が続いた。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/6007006.html</link>
			<pubDate>Mon, 22 Dec 2008 12:00:20 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>指輪</title>
			<description>イッパチは急にまじめな顔をして&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「山戸兄、頼みがあるんだ。指輪を作ってほしいんだ。」&lt;br /&gt;
「どんな　指輪だ？」&lt;br /&gt;
「それはディラーがしていた指輪と同じで　シルバーで&lt;br /&gt;
かがみがついているんだ。&lt;br /&gt;
練習に使うんだ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「作るのはかまわないが条件がある。&lt;br /&gt;
決してこの先、なにがあってもイカサマだけはやらいでくれ。」&lt;br /&gt;
「わかっているよ。おれは日本人としてウチナンチュウとしてイカサマはしない、&lt;br /&gt;
約束するよ。平太兄、山戸兄ふたりに誓うよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おれはおまえを信じる。イッパチ、危ないまねはやめろよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「カジノには用心棒もいるし、山戸兄が心配するほど&lt;br /&gt;
おそろしいところじゃないよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
山戸は腕をあげていて　家に着くと　すぐとりかかり&lt;br /&gt;
　イッパチの注文どおりの指輪を作り上げた。&lt;br /&gt;
「すごいよ。思っていたとおりだ。&lt;br /&gt;
ありがとう。山戸兄、この指輪を見るたびに&lt;br /&gt;
山戸兄との約束おもいだすよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
修行の日々・・・&lt;br /&gt;
イカサマの手口も伝授されたが&lt;br /&gt;
約束どおりイカサマはやらなかったし、&lt;br /&gt;
日本人がカジノに来ると&lt;br /&gt;
「ろくな事にならないから」と追い返した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのことを恨んだのかイッパチの羽振りのよさそうなところが&lt;br /&gt;
気にいらなのか日本人社会でのイッパチの評判は散々だった。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/5761932.html</link>
			<pubDate>Fri, 19 Dec 2008 10:22:24 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>予感</title>
			<description>３人は翌朝みんな別れを告げ&lt;br /&gt;
サンパウロに向かった。&lt;br /&gt;
平太の顔をみて安心したら自分たちの仕事のことが気になって&lt;br /&gt;
きたのだ。&lt;br /&gt;
山戸は何日も学校を休んでいることが&lt;br /&gt;
気になってきていた。&lt;br /&gt;
汽車のなかで今までの&lt;br /&gt;
時間と記憶を共有するように何から何まで&lt;br /&gt;
話し合った。&lt;br /&gt;
「さとはどうした？」&lt;br /&gt;
平太の言葉にふたりはしずかに首をふった。&lt;br /&gt;
「あれきりさ。」&lt;br /&gt;
「そうか、きっと会えるな。近いうちに。&lt;br /&gt;
なんだか　これからはいいことが起こりそうだ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
サンパウロ帰ってきた。&lt;br /&gt;
「平太兄、何かうまい物でもたべよう。&lt;br /&gt;
あっ、そうだ。あそこのレストラン、うまいんだぞ。」&lt;br /&gt;
そこはイッパチがディラーに連れてきてもらったことのある&lt;br /&gt;
家庭的な感じのイタリアンレストランだった。&lt;br /&gt;
陽気なシェフも料理を運ぶ奥さんの口うるさいけど&lt;br /&gt;
暖かく包んでくれるような雰囲気もイッパチは気に入っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「生きててよかったよぉ。」「うまいよ。こんなうまい物いつもたべているのか？」&lt;br /&gt;
「今日は特別だよ。平太兄、泣くなよ。」&lt;br /&gt;
３人は泣いたり笑ったりしながら&lt;br /&gt;
おいしい料理を食べ&lt;br /&gt;
なんだか自分たちの未来が輝いている気がしてきた。&lt;br /&gt;
「こころの底からどんどんと勇気がわいてきたさぁ」&lt;br /&gt;
「がんばるぞ。」</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/5626336.html</link>
			<pubDate>Wed, 17 Dec 2008 11:35:47 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>再会２</title>
			<description>そこに、女のひとが来た。&lt;br /&gt;
班長のおくさんで子育てしながら&lt;br /&gt;
ここにいる日本人の面倒を見ている。&lt;br /&gt;
「心配いらないよ。&lt;br /&gt;
ここにはドトール・ビンチというお医者さんがいてね&lt;br /&gt;
親切に治療してくれるから。&lt;br /&gt;
もう大丈夫だよ。平太は・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そとで話そう。手を貸してくれ」&lt;br /&gt;
「小屋にいるのはもうあきたよ」&lt;br /&gt;
「あそこで寝ていると虫にでもなったようだ&lt;br /&gt;
土のなかにうまっているやつみたいだ」&lt;br /&gt;
「どう？調子は？心配したよ。」&lt;br /&gt;
「まさか　おまえたちがこんな所まで来てくれるなんて思って&lt;br /&gt;
なかったよ。うれしいよ。おまえらの顔見たら直ったよ。不思議だけど&lt;br /&gt;
なんだか力がわいてきたよ」&lt;br /&gt;
「こっちこそ、生きていてくれてありがとう。」&lt;br /&gt;
「カメさんは？」&lt;br /&gt;
カメさんはおなじ村の出身でみんなが小さいときから&lt;br /&gt;
世話して気にかけてくれている人だった。&lt;br /&gt;
みんなにとっていつも包んでくれる姉のような存在だった。&lt;br /&gt;
特にイッパチはいたずらっ子だったのでよく叱られもし、&lt;br /&gt;
よく可愛がられていた。&lt;br /&gt;
カメさんの旦那さんもとてもやさしいひとだった。&lt;br /&gt;
この２人と一緒ならきっとうまくやっていると思っていた。&lt;br /&gt;
カメさんたちと一緒でいいなとうらやましがっていたほどだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「カメさんはこどもを生んだよ。&lt;br /&gt;
可愛い女の子。&lt;br /&gt;
今はもうここにはいないんだ。」&lt;br /&gt;
イッパチ、山戸には平太がどんなに心細そく、寂しかったが伝わってきた。&lt;br /&gt;
「平太兄、おれさびしい・・・&lt;br /&gt;
しばらくの間でいいから&lt;br /&gt;
サンパウロで俺たちと一緒にくらしてよ。&lt;br /&gt;
お願いだよ。」&lt;br /&gt;
「体もよくなっているならこのまま一緒にサンパウロに行こうよ。」&lt;br /&gt;
「もう何年もここでがんばってきたんだろう。&lt;br /&gt;
俺たちやっと　一緒にいれるときがきたんだよ。&lt;br /&gt;
これを逃したらないかもしれない。&lt;br /&gt;
お願いだよ。平太兄・・・」&lt;br /&gt;
「そう、しなよ。平太兄。」&lt;br /&gt;
山戸も同じ気持ちだった。&lt;br /&gt;
夕方になり日も落ちてきた頃&lt;br /&gt;
みんな仕事からもどってきた。&lt;br /&gt;
何人か顔見知りもいて軽く言葉をかわした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さっきの女の人が声をかけてくれた。&lt;br /&gt;
食事の世話をしている。&lt;br /&gt;
「一緒に食べなさい。友だちっていいね。」&lt;br /&gt;
旦那さんはここの班長で真ん中に腰を下ろし&lt;br /&gt;
みんなに&lt;br /&gt;
「平太の事を心配してサンパウロから&lt;br /&gt;
きたそうだ。友達はいいと。うん、友達はいいと。」&lt;br /&gt;
何度も同じことをいいながらピンガをあおった。&lt;br /&gt;
「ごめんね。ここにいると　いい話に飢えているのよ。&lt;br /&gt;
いい話のときにいっぱい喜んでおかんとね。」&lt;br /&gt;
「平太兄、少しの間だけでも一緒にいてくれよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そう、させてもらうよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
班長も賛成してくれた。&lt;br /&gt;
「直ったといってもまだ体力も戻らないうちにこんな仕事していると&lt;br /&gt;
また蚊に目を付けられるかもしれんと。&lt;br /&gt;
若いんだ。いろいろ見て、経験したほうがよかと。&lt;br /&gt;
よかったな。&lt;br /&gt;
日本人がいろいろなところでがんばっていれば&lt;br /&gt;
日本人を認めていくだろう。」&lt;br /&gt;
こどもの頭をなでながら&lt;br /&gt;
「この子たちの頃にはもっとよくなっているように&lt;br /&gt;
若者、たのむとよ。」&lt;br /&gt;
班長のこどもたちは&lt;br /&gt;
「平太兄ちゃん、いなくなるの？」と涙ぐんでいた。&lt;br /&gt;
イッパチ、山戸はカメさんたちもいないここに&lt;br /&gt;
今まで平太がここにいた　理由が分かった気がした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「今日は平太の送別会だ。&lt;br /&gt;
飲もう。食べよう。ここじゃ食べなきゃ死ぬぞ。」&lt;br /&gt;
夕食はいつものように油飯にフェジョンだった。&lt;br /&gt;
それに小さな肉。&lt;br /&gt;
沖縄そだちで暑さには少しは慣れているとはいえ&lt;br /&gt;
この湿度の中の重労働、&lt;br /&gt;
平太の頑張りが痛いほどふたりには伝わってきた。&lt;br /&gt;
しばらくはゆっくりしてもらおう。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/5482958.html</link>
			<pubDate>Mon, 15 Dec 2008 11:16:09 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>再会</title>
			<description>恐る恐る小屋の戸を少しだけ開けてみると&lt;br /&gt;
中は薄暗く，よどんだ空気が充満しているようだった。&lt;br /&gt;
暗さに目がなれてくると、&lt;br /&gt;
薄汚れた蚊帳のなかに枕木がおかれ、その上にトタン板&lt;br /&gt;
その上にムシロが敷いてあり、そこにただ死を待つような丸まった背中を３つ&lt;br /&gt;
見つけた。&lt;br /&gt;
しばらくして、山戸が&lt;br /&gt;
「あの・・すいません、ここに新垣平太はいませんか？」小屋に入る&lt;br /&gt;
すると一つの背中がゆっくりと方向を変え、&lt;br /&gt;
日焼けして黒い顔が　青白く、目玉だけがギョロっとこちらをみた。&lt;br /&gt;
「山戸兄ィ、こわいよ&lt;br /&gt;
誰か探して聞こうよ。ここじゃないよ。」&lt;br /&gt;
「そうだな、ここにはいないよな。ここで聞いても悪いからいくか。&lt;br /&gt;
お邪魔しました。」&lt;br /&gt;
ふたりが入り口のほうに向かおうとすると&lt;br /&gt;
イッパチのズボンがなにかにひかかっていた&lt;br /&gt;
「なんだよ、これ、ギャー」&lt;br /&gt;
「どうした、なにさわいでるさぁ」&lt;br /&gt;
「こ、これ・・・」&lt;br /&gt;
二人がよく目を凝らしてみると確かにイッパチのズボンには&lt;br /&gt;
指のような物がひかかっていた。&lt;br /&gt;
たどっていくと、腕、肩、首、顔&lt;br /&gt;
「もしや、このゾンビは・・・・」&lt;br /&gt;
「平太兄ィ」&lt;br /&gt;
「平太兄ィ、生きてんのか？」&lt;br /&gt;
「おまえたち、良く来てくれたな。」涙声。&lt;br /&gt;
イッパチもつられて泣く。&lt;br /&gt;
男3人泣きまくり、抱き合った。こどもの頃のように・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「平太兄ィ、生きていてくれてありがとう」</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/5272522.html</link>
			<pubDate>Fri, 12 Dec 2008 10:39:39 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>救出</title>
			<description>ある日、平太がマラリアだという噂を耳にした。&lt;br /&gt;
ノロエステ鉄道工事は　賃金は良かったが&lt;br /&gt;
その分労働も過酷だった。その上&lt;br /&gt;
ブヨ・ダニ・蚊の大群に襲われ、猛獣たちに襲われる危険もあり&lt;br /&gt;
マラリアで倒れ、そのまま亡くなるものも珍しくなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まさか・・・&lt;br /&gt;
「山戸兄、どうしよう」&lt;br /&gt;
イッパチはうろたえた。&lt;br /&gt;
「たしかなのか？ほんとうに平太なのか？&lt;br /&gt;
カメさんたちと一緒だよな」&lt;br /&gt;
「店に来たお客がオレにジャポネーゼか?と聞いたから&lt;br /&gt;
そうだって答えたら平太を知っているか？って&lt;br /&gt;
背か高いとか日本人にしては色黒だとか&lt;br /&gt;
平太に似ているんだ。&lt;br /&gt;
どうしよう・・・　　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そいつも鉄道工事で働いていたけど&lt;br /&gt;
あまりにもマラリアが流行ってきたので&lt;br /&gt;
街に出てきたそうだ。&lt;br /&gt;
金にはなるが死んだらしまいだ。&lt;br /&gt;
１度平太に助けられたらしい。&lt;br /&gt;
怪我して動けなかった時に&lt;br /&gt;
平太が肩を貸したらしい。&lt;br /&gt;
平太らしいだろう。&lt;br /&gt;
だから　もし平太の友達なら助けてやれっていうんだ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なにも手につかないよ。&lt;br /&gt;
オレ、確かめてくる、行ってくるよ。&lt;br /&gt;
パトロンに休みをもらえるよう頼んでみるよ。」&lt;br /&gt;
「オレも行くよ。&lt;br /&gt;
休めるようドットール・アルッール医師に&lt;br /&gt;
お願いしてみるよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふたりは駅に急いだ。&lt;br /&gt;
「きっとまちがいだよね。」&lt;br /&gt;
「そうさ、カメさんもついているしな」&lt;br /&gt;
ふたりは気休めと知りながら　そんな言葉を&lt;br /&gt;
かけあうしかなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ノロエステ線は明治３８年に工事が始められ、&lt;br /&gt;
明治４１年１２月にアラサツーバまで通じた。&lt;br /&gt;
サンパウロ市から７０６キロ。&lt;br /&gt;
パラナ河沿岸からマット・グロッソ州を東上する工事と&lt;br /&gt;
ともにポルト・エスペランサ側からも工事隊が西下していた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やっとの思いでパラナ湖までたどり着いたが&lt;br /&gt;
まだ鉄橋はなく、１隻の蒸気船が向こう岸への&lt;br /&gt;
交通手段だった。&lt;br /&gt;
汽車でとなり合わせたブラジル人の話ではあの川には鰐がいること&lt;br /&gt;
蒸気船を降りたらまた汽車に乗る事、&lt;br /&gt;
そして　汽車が４両ほど入りそうな車庫が１棟見えるからそこで降りて&lt;br /&gt;
監督に聞けば分かるだろう。&lt;br /&gt;
犯罪者や気が荒い奴もいるから&lt;br /&gt;
気をつけろ。&lt;br /&gt;
といってくれた。&lt;br /&gt;
言われたとおり、監督に聞くと&lt;br /&gt;
ここからさらに１キロほど行ったところに&lt;br /&gt;
小屋がありそこに日本人たちは暮らしている。と教えてくれた。&lt;br /&gt;
原野の中をふたりは無言で歩いた。&lt;br /&gt;
「あっ小屋が見えた。」ふたりは急ぎ足になった</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/5165073.html</link>
			<pubDate>Wed, 10 Dec 2008 11:19:29 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
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			<title>発展</title>
			<description>イッパチは楽しくて仕方がなかった。&lt;br /&gt;
虫きらいなイッパチにとって畑しごとは向かなかったし&lt;br /&gt;
もともと器用で博打の才能も与えられていて&lt;br /&gt;
水を得た魚のように泳ぎはじめた。&lt;br /&gt;
言葉も覚え&lt;br /&gt;
たまには勝っているお客のそばで&lt;br /&gt;
声をかけチップを弾んでもらったりする。&lt;br /&gt;
タイミングや身のこなしすべてが天性のものだった。&lt;br /&gt;
お金もどんどんはいってきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３年後・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
仕事が終わってからひとりでカードの特訓をしている姿をマネジャーが&lt;br /&gt;
認め　彼の技術を仕込んでくれることになった。&lt;br /&gt;
あいつを仕込んでおれの後をまかせよう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
厳しい訓練も、技術を身に付けられる喜びの方が大きかった。&lt;br /&gt;
ディラーのカード捌きはすばらしく、&lt;br /&gt;
カードがまるで意思をもってダンスしているようだった。&lt;br /&gt;
１枚１枚のカードが連なって宙を舞えるように&lt;br /&gt;
毎日、毎日カードをてばなさなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
イッパチは部屋を借りた。&lt;br /&gt;
「山戸兄、一緒にすんでよ。ひとりじゃさびしいよ。」&lt;br /&gt;
鏡の前でイッパチはカードの練習を夢中で続けた。&lt;br /&gt;
山戸は　カジノで働くのはしかたないが&lt;br /&gt;
賭博師としてやっていくのは反対だった。&lt;br /&gt;
山戸はカジノに実際　行ったことはなかったが&lt;br /&gt;
薄暗い部屋で&lt;br /&gt;
カードの勝ち負けに人生をかけてしまう人たち&lt;br /&gt;
勝つこともあるだろうが　勝てば働く気もなくなるだろう。&lt;br /&gt;
イカサマやけんかに巻き込まれるかもしれない。&lt;br /&gt;
どちらにしても　イッパチをそんな世界におきたくはなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
山戸も誠実に仕事し、自分のしごとが終わっても&lt;br /&gt;
先生が技工していたら真剣に&lt;br /&gt;
その技術を習得しようとしていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある日、先生の留守中、&lt;br /&gt;
金歯を作ってみた。&lt;br /&gt;
先生におっかなびっくりみせると&lt;br /&gt;
よく出来ていると褒めてくれ&lt;br /&gt;
「技工士、歯科医へと進んだらどうだ。力になるよ。」と言ってくれた。&lt;br /&gt;
そのためには　まず　ポルトガル語の読み書きからはじめなくては&lt;br /&gt;
ならなかった。そして、歯科専門学校にも通い始めた。&lt;br /&gt;
歯科医院で働いても、生活し学費まで出す余裕は到底なかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
イッパチの「山戸兄が偉くなってみんなの役に立つ人になってくれるのがうれしいんだ。」&lt;br /&gt;
という言葉に甘えるしかなかった。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/amechan_kaasann/5117191.html</link>
			<pubDate>Tue, 09 Dec 2008 12:35:27 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
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