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その1からの続きです。 上質の寝床で完全に爆睡していた自分だが、 「お客さん、お客さん」 と声をかけられ目が覚める。 「はい、なんでしょう」 少々不機嫌そうな声で私は答えた。こんなところで寝るなと警備委員の退場指示かと思いながらアイマスクを取り、眠い体を起こす。 目の前にいたのは車掌だった。退場指示なら乗る予定の列車が運休したから次の列車を待っていると徹底的に言い争うつもりであったが、その様子もなかったので不通の声色に戻す。 「お客さん、どちらまで行かれるんですか」 少々悩んだ。なぜならば東へ行くという目標はあるものの、細かい行き先は決めていないからだ。 「東京まで」 適当に答えた。方向はあっているのでまあいいだろう。予想もしない場所だったのか少々間が空いたが、車掌はこう答えた。 「ならもうすぐ来ますから、荷物をまとめておいてください」 私は理解できずにいた。なぜならばこの時まだ3時、初発の列車までは、まだ2時間半もある。 「えっ、初発列車ですか」 「そうですよ」 頭がこんがらがってきた。だが、もうすぐ来るというのだから荷物をまとめ乗る準備をしておく。台風で遅れることはあっても早くなることはないはずだが…… 後で気が付いたことだが車掌は「初発列車」と「始発列車」を聞き間違えたらしい。或いは私が言い間違えたか…… 到着したのは昨日の23時に発車する予定の列車だった。(補足1)これには驚いた。私の地元の会社だと、絶対に運休になるであろう遅延時間だ。真夜中になっても運休もせず走らせているとは…… 車内は無論ガラガラであった。なので室内まで入り込んだ雨が目立つ。6両編成の列車に私も含め2人しか乗っていない。こんな時間帯なのでから無理はない…… 普段は酷評されるロングシートの車両であるが、この時ばかりは助かった。少々行儀は悪いかもしれないが横になりながら、終点静岡を目指す………(補足2) ちょっと小説風にと思いましたが、自分にはこの書き方は適さないみたいで.....と言うことで、ここからはいつも通りの文体で行かせてもらいます。 (補足1)この23:02発の列車は島田行きですが、木、金、土曜日は島田駅で静岡行きの列車に連絡しています。しかしこの連絡する列車が先に発車してしまったのか、或いはやりくりが付かなかったのか分かりませんが、この島田行きの列車がそのまま静岡行きに変更して運転していました。写真は分かりづらいですが島田行きになっていますね。 (補足2)いわゆるC寝台(以下略 対向列車も諦めずに(?)頑張っていました。ほとんど空気輸送でしたけど。 静岡に到着。最後まで1両貸切の状態でした。でも菊川から向こうでポツポツと列車を待っていた人がいました。4時間も列車を待ち続けていたんでしょうか。自分は結果的にラッキーでしたが、この方たちは少々気の毒です。 この先も思わぬ列車がないかなと少々期待していましたが、初発まで無いみたいで。まあこれでだいぶ早く関東入りできそうなのでよかったです。コンビニで買ったカップラーメンで腹ごしらえをし初発列車まで待ちます。 難なく沼津まで到着しましたが.....途中、静岡ではやんでいた雨が風と共に降り出し、車体にたたきつける音が聞こえるぐらい降ってきました。いや〜な予感がしている最中、東海道本線三島〜函南間と御殿場線の不通の案内が入るわけでして.....予想では栃木県辺りにいると思っていましたが、どうやらまだ近くにいたみたいです。今回の台風鈍すぎますよ、全く。 当然、乗る予定のE231系の姿はなく、減便している三島行きを待ちます。それにしても台風という感じの雨でした。ホームの屋根は全く機能していなく、構内のほとんどが濡れていましたから....6:30頃でしょうか。ようやくやってきたお隣、三島までの列車に乗ります。 で、すぐに三島に到着。目の前に熱海行きの列車が止まっていたので素早く乗り込み乗り込み空いている席を確保します。一応屋根がありましたが、列車に乗り込むほんのちょっとの間にかなり濡れてしまいました。止るのも無理はないです。大変なのはここからでして....いつ動き出すか分かりませんからね。早く復旧することを願うばかりです。 そう言えばながらの折り返しの373系普通もこの駅から発車していました。始めは何あの列車と驚いていましたが....どうやら昨日から止っているみたいですね。 1時間経った7:40頃、まもなく発車するとのアナウンスが。いや〜よかったですよ、1時間で済んで。まだこの時点ではまま待つから初発に乗って順調に進むよいも早かったですから。徐行しながらでしたが先に進めてよかったです。 熱海の乗り換えは、案の定ダイヤ通りに動いていないみたいで。「まもなく東京行きの列車が発車致します。お乗りの方はお急ぎください。この後当分列車はございません」と流れていたのですぐに乗り込みます。なのでここでも写真を撮れず。 東の区間は通常の7割ほどの運転と、根府川まで徐行とのことでしたが、それなりに動いているみたいで一安心。この辺で仮眠をとります。 国府津を過ぎた辺りでしょうか、車内アナウンスが騒がしくなってきました。なんでも大磯で運転を打ち切るとか何とか....大磯に折り返し設備なんかあったかなと思う関西人の自分。 どうやら多摩川が水位上昇で渡れなくなったみたいで。詰めれるだけ詰めていくそうです。なので大磯では打ち切られず、いつどの駅で運転を打ち切るか分からないと言う意味だそうです。 平塚で前の列車に追いつきました。向こうはかなりの混雑で乗るかどうか悩みましたが、いつ流れが止ってもおかしくないみたいで、前の列車も数分この駅で抑止しているとのことでした。なので先行する前の列車に。 目的地は大船なので、あと4駅頑張ってもらえれば助かるんですが....茅ヶ崎、辻堂共に10分程度止っていました。 ちなみに運転計画としては横須賀線に切り替え東京まで進む予定だそうです。新宿湘南ラインは運休していますから比較的容易に入れると思うんですけど.... ほとんどスタフの意味無し。 何とか大船駅に到着。10時頃でした。沼津から先、順調に進んでいれば7時半頃着いていたので2時間半遅れたことになります。それはさておき関東入りできてよかったです。なんか東海道線ホームを見ると、着いたときから20分、列車が変わっていないような気が....間一髪だったようです。 ところで京浜東北線は動いているんですか何故? その3に続く
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2007年09月16日
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