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正月に森美術館の「メタボリズムの未来都市展」を観に行ったばかりというのに、その中心人物ともいえる建築家菊竹清訓氏の訃報を先日知りました。 メタボリズムといっても、ちょっと言葉は似ていますが成人病のいわゆる「メタボ」ではなく、40年前に起こった建築運動です。 Wikipediaの説明-- <メタボリズムは1959年に黒川紀章や菊竹清訓ら日本の若手建築家・都市計画家グループが開始した建築運動。新陳代謝(メタボリズム)からグループの名をとり、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案した。日本における「現代建築」の端緒であると見られている。> 未来の都市像として、増加していく人口にあわせて有機的に増改築が繰り返される建築〜海上都市とか空中都市など〜を研究したものです。 そのポリシーに基づき実際に建築されたものもあります。 その中でも特に代表的なのものは新橋にある黒川記章の「中銀カプセルタワー」でしょうか。 部屋ひとつひとつがカプセル。しかも交換可能。(実際には現在まで一度も交換されたことがないそうですが。)1972年に建設された当時は未来型住居として注目されたかと思います。 今回の展示会でもカプセルのひとつがそのまま展示されていました。 なんともフューチャーリスティックな作り。やたらとオーディオが充実しているのも良い。 都会のセカンドハウスとして使うことを想定したんでしょうね。 ちなみに今でも住めるようです。5.5万円/月。 それから、大阪万博の各パビリオンもメタボリズム建築がふんだんに使われていたことで有名です。'70EXPOファンとしては各展示コーナー中でもかなりの充実で満足でした。 菊竹清訓というと私の場合どうしても「江戸東京博物館」が頭をよぎってしまっていたのですが、今回名作といわれる「スカイハウス(1959年)」の写真や説明をじっくり観てあらためてすごい人なんだと感動した次第です。 最近では昨年福岡に行った際に九州国立博物館も拝んできました。こちらも晩年作品の中では素晴らしいですね。 最近は日本の建築家が世界で活躍する場面も多くなってきましたが、当時のようにチームを組んで未来に向けて建築の在り方を研究するスタンスは活発ではないような気がします。
2010年代における巨匠たちの未来建築の提案を観てみたいものです。 |
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私も見に行きました〜
この当時の建築には本当に未来があったんだなあ、としみじみ感じるとともに、好き勝手なことを描いていたんだなあと(爆)
九州や東北にメタボ派の作品が多い事も印象的でしたね。
個人的にはアクアポリスに行った事がありますが、全然つまらなかった記憶があります。都市というより、ただの構造物だったような(爆)
2012/1/9(月) 午後 9:47
大阪万博のタカラ・ビューティリオンから中銀カプセルタワーへと続いたメタボリズムの系譜は、
しかし拡大することなく立ち消えていってしまったのは残念です。
しかし、このカプセルタワーのインテリアは、後にリュック・ベッソンによってインスパイアされ、
フィフスエレメントの未来アパートメントに昇華したと勝手に思ってます(笑)
2012/1/9(月) 午後 10:01
イラシさんも観に行かれたんですね★
たしかに好き勝手ですよね。当時の設計図観てもほとんど実現不可能(笑)
アクアポリスはまだ活きている時に行きたかった・・もう廃墟と化しているんですよね。あれは本当に実験的建築物だったんでしょうね。
2012/1/10(火) 午前 0:52
赤影さん、なるほど〜フィフスエレメントね!さすが・・
タカラ・ビューティリオンはこの目で見たかったです。写真だけ観てもワクワクしてしまいます。思わずEXPOの写真集を買ってしまいました(*^_^*)
2012/1/10(火) 午前 0:55