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「自由意志の法則」(P134〜)

多くの説明の中で、自由意志を尊重すべき重要なものとされていますが。

その通りだ。

でも、厳密に言うと、自由意志とは何なんでしょう?

魂が、自分自身でしたいことを決められる能力だ。

それでは自由意志を尊重するのが、なぜそんなに重要なのですか?

それが基本となる「魂の法則」の一つで、魂の進化向上の支柱となるからだ。

では、「自由意志の法則」とは何ですか?

「魂の法則」の一つで、魂には自分で自己の運命を選ぶ自由がある、とするものだ。

なぜ、自由意志によって、魂が進化向上するのですか?

なぜなら霊的な進歩は、本人自身の決断でそれを心に誓った時、つまり何の強制も強要もなく、魂の自由意志で進歩しようと決めた場合にのみ、本物となるからだ。

なぜ、そうなのですか?

進歩が強いられたものなら、強制または強要していたものが失われるや、魂は元の常態に戻ってしまい、あてがわれた環境には順応できないからだ。

「自由意志の法則」が「魂の法則」なら、なぜ地上ではこれが適用されていないのでしょうか?

適用されているよ。「魂の法則」は各魂の真髄に刻まれている。
魂には、常に幸福を求めるように駆り立てる力があって、幸福を追求することによって、進化する。魂は本質的に自由な存在なので、愛がなければ幸せになれないように、自由でいられなければ、霊的に完全に幸せではいられない。
神が魂に自由でいることを望まなければ、奴隷であっても幸せでいられるような性質に創ったことだろう。しかし、実際は、全くその逆なのだ。すなわち、魂はどのような形であろうと隷属していると不幸なので、自由であるために創造された、と結論づけられる。宇宙のどこでもそうであるように、地球でも、魂は自由なのだ。

しかし現実には、僕たちの惑星の大半の人は、自由に行動するどころか、無理をしてやりたくもないことをしたり、そうするように強いられたりしています。

全くその通りだ。君たちの世界ではそうなのだ。
大多数の住人がほとんど進化していないために、「自由意志の法則」は、いつも守られることがない。それは、人がまだこの法則を知らないせいか、自由意志を尊重するにはエゴ(我欲)の放棄が不可欠なので、故意にこの法を尊重したくないかのどちらかだ。
霊的学習の狙いの一つに他者の自由意志の尊重があるが、自分の自由意志も尊重しなければならないのだ。

では、「自由意志の法則」は、もっと進化した他の世界では、住民側から理解され、尊重されているのでしょうか?

その通りだ。これは、宇宙レベルの「魂の法則」なのだから。
そして、それらの世界では、他の「魂の法則」と共に、自由意志の尊重が重視されるがゆえに、君たちのよりもずっと幸せだ。

彼らにこちらに来てもらって、幸せの秘訣を教えてもらえませんか?

進化した魂は、「自由意志の法則」を理解しているがために、進歩が少ない魂がすむ世界と関わる時は、特に、この法則に違反しないように非常に気を使っている。害を与えるつもりがなくても、関与し過ぎると、進歩の遅れた魂や文明がより高度なものに依存してしまい、その惑星の進化を停滞させてしまうからだ。
そのため、霊界や高次の世界から下位の世界に与えられる援助は、いつもとても精妙でなければならず、絶対に要請する側の意に反してはならず、その自由意志を無理強いしてもならない。要請側が、支援を受けて成長したいという意志表示をする必要があるのだ。

問題の焦点がはっきりしないのですが、わかりやすく例を示して下さいますか?

いいだろう。高度な世界から地球に人がやって来て、皆がその人の能力を認めて、地球の政府を明け渡し、すべての問題を解決してもらおうと決めたと想定しよう。
その人の出身地では、魂の法則が理解され、動物を尊重し、その殺傷を禁じ、菜食主義であったとする。そのために、彼が故郷のやり方を模倣し、狩猟や闘牛、肉の消費などを禁止する動物保護法の奨励を決めたなら、君たち地球人は、自ら進んでそれを放棄するだろうか?

どうするか、わかりません。賛同する者も反対する者もいると思います。

どんなに甘く見ても、現状では人類の80%以上が、その方策に反対するだろう。そして、新しい法律の導入を阻止しようと、地球上で、ひどく暴力的な抗議運動や反乱が起きるだろう。
ジレンマに陥った指導者は、どうすべきであろうか?人民を満足させるために、自分自身の信念を放棄すべきか、またはその反対に、大多数が反対しても法律をおしつけるべきだろうか?
最初の選択をすれば、自分の意に反したことを行う必要があるので、自分自身の自由意志に背くこととなる。二つ目を選べば、民衆の意に反する法律を課すので、彼らの自由意志に背くことになる。

それは、解決策のないジレンマですね。

実は解決法はあって、現にそうなっている。つまり君たちの世界では、進化したものが統治していない、ということだ。
君たちレベルの世界で、実際に進化した者が政治の要職に就いていないとしたら、それは単に、君たちの大半が彼らに指導されたくないか、それとも、その改革案を受け入れたくないからなのだ。そして彼らも、強制しても無駄なことを知っているので、自分たちの意志を強要しようとしない。
君たちの惑星の歴史では、ある程度正直な者たちが権力の要職に就いて、より良い方向に舵取りをしようと試みたケースが数多くあった。それなのに、どうなってしまったろうか?短い期間しか存続できなかった。周囲の者が、彼らを排除してしまったのだ。
だから進歩した魂は、助言を与え、強要せずに手本を示して説得するに留まり、それぞれの人が、納得したものを選ばなければならないということだ。

<次に続く>

『魂の法則』ナチュラルスピリット刊
ヴィセント・ギリェム著・小坂真理訳




ボランティアで朗読し、Youtubeにアップしてくれた方が!
















転載元転載元: 人生、波瀾万丈


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