北関東医療相談会のブログ

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医療相談会備忘録

皆様へ
6月の医療相談会の報告を致します。
 受診者数 78人(男46名 女32名)
 国籍   18ヶ国
 (ペルー人14人、ブラジル人9名、ネパール8人、ベトナム人7名、バングラ7人、スリランカ人、5人、パキスタン4人、3人:ナイジェリア、イラン、2人:韓国、インドネシア以下1人インド、中国、日本、トルキスタン、メキシコ)
群馬県42(太田市17勢崎市13大泉町10桐生市2
埼玉県13(熊谷市4草加市2越谷市2川越市1所沢市1深谷市1本庄市1戸田市1川越市1)
栃木県12(足利市9佐野市2小山市1
東京都3(江戸川区2福生市1)
茨城県3(坂東市3)
千葉県4(千葉市若松区1我孫子市1八千代市1八街市1
長野県1(松本市1)
当日の対応からイメージ 1
 ・B人 ホームレス 所持金0円
  6月10日頃 足をくじき 骨折 当会に診察に来たので即日当番医の病院へ治療に行く、レントゲンを撮り松葉づえを借りる、当会から診察料金(健康保険がないので10割負担)と松葉づえの借料を負担しました。6月14日に再度受診をさせるも本人が断ってきたので現在は調整中。
 ・日系B人、自国からから日本へ戻ってきたのは6月11日とのこと、機内でエコノミー症候群となった様子、当会から紹介状を出したので6月20日に連絡を取ると入院中であった。紹介状を持ち近くの総合病院へ診察に行き、即入院となり一命を取り留めたとのこと社会保険があったので費用は本人が支払いました。本人から感謝されました。
 ・I人頸椎症で、千葉県八代市在住 仮放免者7月4日に連絡を取ったところほとんど動けない状況であったので初期診察を行えるように準備を始め、診断書を書いた病院へ連絡をとり診療情報提供書を揃えていただいた。
 本人に連絡をして同意書を取り八千代市まで取りに行きます。その時点でMRIの準備をします。
 ・ネパール人、仮放免者 入管に収容されている間に左目を失明、先はわからないが診察の準備を開始する。
 ・612日の太田会場の検査結果が返ってきているのでそちらの作業を優先しました
 
・太田会場にも仮放免者は沢山きました。仮放免者の3割前後は入管中に発症していることのようです。しかし、医者はいても機械的な対応しかしないとの声を良く聞きます。
川口会場の後に越谷のアフリカ人男性が亡くなりました。死因は糖尿病ということで収監中の人達が一斉に心配しだしたのことです。同時に糖尿病でも死ぬという現実に監督する側も気づき注意するようになった、という情報が漏れ聞こえてきています。
人柱が立たなければ注意できない状況に追い込まれている施設、そこには監督側の疑心暗鬼が漂っているこを察することが出来ます。
 
同じように病気を放置することは周囲も鈍感になりやすいのではないだろうか。放射能を放置している福島の垂れ流しも同じように思えます。
 
監督する側が、しっかり病気の管理を行っているとように見えても実態は嘘を言わない、病気は放置すると悪くはなるばかりで良くはならないからです。
 
4月にベトナム人の仮放免者が自殺し亡くなりました。原因はうつ病による忌避行動だと思います。病院にも通っていましたが孤独と病気のことにもっと気を付けていれば死ぬことは無かったと思えます。
5月にも同じようなベトナム人が自殺しました。私たちは、本当はやることがもっとあるような気がします。
 
  どこの国の人もそんなに強くありません。日本の難民問題は遠いヨーロッパやIS国の出来事ではないようです。日本の難民問題はそれ以前に人権を無視され、もっと身近に密かに命を落としているのは間違いないようです。
  管理する側と市民の目線が良く相互理解をおこない、対話するところからはじめなければならないと思います。
どんな形にせよ旅先で命を落とすことが良くないと思います。仮放免者の多くは自国から事情があって出てきているのです。日本にいて命を落とすことのない社会の構築をしなければ本当の意味での多文化共生は無いだろうと思うのです。
 
日本の難民問題は、病気になったら放置することではなく、できるだけ早く医者に診させるという課題ではないだろうか?多くの支援団体は資金的にも人材的にもギリギリで廻しているのが現状です。
 
せめて収監中に病気が発見されて仮放免する人々には健康保険を持たせる配慮があってこそ国家が担う施策ではないだろうか。

反省点、多くの反省がでました。今回も感染症に関して働く側の考え方に温度差があるということとチェックリストの確認がありました。針刺し事故ではないがそれに近い状況があったとの事です。感染症に関しては多くの課題があって当会の実力でこのまま継続して良いのか議論をしていかなければなりません。また、診察する人への配慮が欠けていたように思えます。マスク、アルコール除菌の設置など本当に休み明けの小学生みたいに薄ぼんやりした意識でしていたような配慮の仕方でした。

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医療相談会備忘録

皆様へ
川口会場が終わった2月に、自分の健康診断で大腸ポリープがあり、4月上旬に除去入院しました。その後血圧が安定せず体調を崩していました。V人の自死と続き4月から5月にかけ自分にとっては辛い日々をすごしました。

5月連休明けに急に元気になり、今までの遅れを取り戻すように頑張っていますが、一ヶ月ほとんど何も出来なかったことが響いています。病気となり健康ではない人の気持ちが少しわかりました。思うように動かせない体、体格が大きくても情けなく思います。以前うつ病になった時にも、忌避行動をとろうとする心と体を毎日を乗り越えることが何とも苦痛、元のようになるのに3年以上かかったことを合わせると、健康でいられることがそれだけで幸せであると実感しました。
 
さて、2月から支援者に日本人女性が加わりました。北関東在住のシングルマザー候補者と解離性精神障害の方です。どちらも当会より生活保護申請が妥当と考え行政にお願いしました。群馬県のシングルマザーの女性はすぐに生活保護となりました。現在出産に向けて当会の経験豊富の女性支援者によって準備しています。多くの困難を乗り越えて母親となるように支援しています。同時にいろんな事も見えてきたことがありますので後日整理して報告したいと思います。解離性の精神障害者はすでに生活保護を受けていて、どうも依存症気味となり行政担当者も重荷となっていたようです。
 
5月連休明け、川口市周辺に住むクルド人親子から歯が痛いということで「牛久入管問題を考える会」からの治療支援要請がありました。
近くに無料低額診療をしている歯医者があったのでお願いしたところ快く引き受けてくださいました。この母親は心臓病の手術を受けた事があり、半年間は特別の国民健康保険が出たが、その後放っておかれているようで心配だと言います。
 
群馬県に住む甲状腺で悩むイラン人の件は再度、済生会前橋病院にて診察を受けて新たな進展はありませんでした。よって甲状腺腫瘤と診断書を書いていただき再審情願の手続きに入ります。この方も歯の治療をしなければならないので群馬県内の無料低額診療の歯医者に依頼しました。奥様は日本人で社会保険への加入の準備の手伝いをしています。
 
月末には、茨城県内のI人が突然、目まいをするという連絡があり、仲間の医師にお願いして検査をしたところ急性期の心臓病の疑いがあるとのこと、あちこち連絡を取り栃木県のN病院にお願いをしました。費用は10割で当会が負担しました。日本に来て6ヵ月仕事もなく所持金も無くなり途方に暮れていたとのこと、結果は特に問題が無いとのことでした。帰国を強く勧めました。今回初めて「群馬医療と言語を考える会」の原美雪代表と行動を共にしました。医療通訳を広めようとする原さんの見事な通訳には本当ありがたく思うと同時に、医療だけではなく通訳者の存在と必要性を多くの人に理解されることを願います。

腰痛のペルー人の診察が残っています。一人づつ丁寧に対応して行きたいと思いました。
 
現在は612日の太田会場の無料健康診断会の準備と総会資料作りに追われています。

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医療相談会備忘録

皆様へ

417日、普門院診療所の報告会が終了してようやく2015年度が終わったような気分です。最後は疲れ果てたということが実感でした。私自身は埼玉県への進出が大きな収穫でした。新しい仲間との協働と多くの信頼関係がつくられたような気がします。茨城県へと進めようという意識もたかまりました。もう少し考えなければいけないのは仮放免者という人々への関心です。医療相談会への関心が高まると同時に仮放免者と呼ばれる人々への関心はどうも別なブレーキがかかっているようにも思えます。415日(金)午後1時に西川口で人身事故がありました。私は同僚と東京へ打ち合わせに行くことになっていたので慌てて自家用車でいきました。思い変えずによらぬ速さで現地に着くことができました。所要時間は50分たらずだと思います。打ち合わせもスムーズに行きかえって来て電話がありました。支援者のV人が亡くなったのだと言うのです。それは私がのった電車の時間帯に飛び込み自殺をして影響があったのです。彼が飛び込み自殺したのです。彼は私が支援し、薬物依存から脱出させ生活支援でお米を持って行っていました。私は、何も言えませんでした。依存症の後には鬱病が待っていて、時として忌避行動を起こすのです。もう少し頻繁に彼に会っていたらと思いました。自分が関心が低かったように思えます。仮放免者は、いろんな病気を抱えている人が沢山います。治療費が払えない、薬物依存の後遺症、膠原病、ヘルニア、糖尿病、etc皆お金がかかる病気です。彼もダルクに行けば良いのではと思うですが、制度の壁があってダルクは生活保護を申請している人が主体の会で仮放免者のように在留資格のない人にはハードルが高いのです。仮放免者の多くはお金が無くて病気の治療ができない人が多数います。お金さえあれば、お金を出し合い生活費にすることは聖書の中にもあります。使徒行録の中には書いてあります。聖書の世界のお金を出し合うのは余裕があるからお金を出すのではありません。お金が無くてもそのお金を寄せ合い、仲間に渡すのです。医療相談会の根本は、無いお金を出し合い、仲間のいのちを助けることにありました。助成金に奔走することが医療相談会ではないと思います。 お金がなければ救えません。しかし、皆が抱えている微々たるお金が有効になるような集め方をしなければならないと思います。          彼の死は何かそういうことをもう一度見直しをしなければならないような気がします。 合掌 

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皆様へ、
第37回医療相談会も終了しました。55人の受診者が関東中から来ました。今回も東日暮里フードバンクから沢山のお米を寄付していただきました。また東京からT先生、矢島先生が駆けつけてくださいました。支援団体は仮放免者の会、栃木県弁護士会、東京都の弁護士が2名参加しました。いろんな失敗もありましたが皆様の心地よいカバーで楽しく過ごしました。最後は住職が豚汁を振舞ってくださいました。紹介状は数えていませんが10枚くらいは書いてくださったと思います。参加者地域は栃木県、茨城県、千葉県、群馬県、神奈川県、東京都まで関東一円でした。今期は5回の医療相談会、ほとんどが仮放免者といった国内で一番困イメージ 1窮した人々です。交通費はできるだけ漏れることなく支払い感謝されました。250Kgのお米は全部無くなり安心しました。必要なところに行くのだとあらためて思いました。帰ると早速次のメールが来てましたので一読ください。

カトリック以外の人にとってはつまらない話だと思います。

『この働きを商業新聞が時々取り上げるのにカトリック新聞はなぜ取り上げないのでしょうか。仏教系診療所が献身的に協力してくださるのにカトリック系医療施設はなぜ沈黙しているのでしょうか。「小さな人々の一人ひとりを見つめよう、一人ひとりの中にキリストはいる」と唱えながら、なぜカトリックはこの働きに無関心なのでしょうか。曽野綾子を破門にせず、口先ばかりの綺麗事を言うのはやめて欲しいと思います。今日、私が診た何人かの人は「お金のことは心配しなくていい」と言うと本当に安堵の表情を浮かべます。「神と私たちのグループはあなたを決して見捨てない」と話すと泣き出す人もいました。孤独と不安の中にいる人たちの気持ちを現実に感じ、それをなんとかしようとする仲間たちに巡り合えて、私はいろいろ学ぶ機会を与えられました。感謝ですが、一方で患者の話を聞けば聞くほど日本政府とカトリックの姿勢に怒りを覚えます。すべての人へ愛をとのことですが、アベは愛せません。

どうか、この働きを神が祝福して下さり、共にいて下さり、全国に広がることを、そしてやがては難民と呼ばれる方々が人として扱われることを切実に祈らずにはいられません。』

今回も、おおくの仲間が結集しての集まりでしたので感謝です。次年度以降はもっと多くの知らない人が駆け込んでくることを祈ります。またメールにあるように市民でも手を取り合えば健康診断会を柱に地域連携しながら貧困に立ち向かえることができるとあらためて確信しました。4月になれば「外国人のための医療相談会」から結成20年になります。本当に長い道のりを歩いてきたなと思います。聖書の話で恐縮ですがモーセも荒れ野で40年かけてイスラエルを築きました。医療相談会も40年荒れ野を耕して地域の健康と安全、安心を貢献した後の次の段階に入るのだろうかと思います。

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医療相談会備忘録

皆様へ
2月もあっと言う間に過ぎ3月の到来です。
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221日の医療相談会の結果報告会が終りました。受診者は72名、男性41名 女性31名 国別14か国(トルコ、ベトナム、ミャンマー、日本他)都道府県では埼玉県(50人)、東京都(14人)、千葉県(5人)、神奈川県(2人)、群馬県(1人)、埼玉県では市町村、川口市(37人)狭山市(4人)、日高市、越谷市、川越市(各2人)草加市、蕨市(各1人)でした。仮放免は54名、実習生15人、日本人無保険者3人でした。
病気を抱えての相談は、肝癌、腹壁鼠径ヘルニア、当日判明は心肥大、糖尿病、高コレステロール、CRP高値、BMI高値、肝機能障害、高血圧、高尿酸値、婦人科要精査でした。
数値に関してはこれからまとめたいと思います。印象的なのは県内の男性、手術後に入管に収容され安静にしていなければならない時期を入収容して悪くなり仮放免となって借金となっていると言うのです。
結局痛がっているのですが無保険なので次の手術と考えても、お金がかかるので病院も本人も躊躇しています。
彼の件は、現在元の病院に少しづつ返済し、現在の病院は高額な治療費を支払っているので別な病院も視野に入れて対応を検討することを考えています。
 
癌患者は、病院の方で治療をおこなうことが決定しました。また今日連絡がきましたがT人の連れ合いが日本国籍を取得しているので社会保険を会社にお願いしていましたが、会社も協力して申請することになりました。
従来、曖昧であった日本国籍者への適用は私が行った範囲では2例目となりました。
 
その他の相談については今後直接連絡を取り合い実施していきます。
 
さて以前から気に行ってきた甲状腺の男性については、仲間の病院に行き再度方針を検討しました。結果、すぐに手術するほど悪くはないが、本人が苦しければ手術をした方が良いと言う判断となりました。
連れ合いが、会社で長い時間働けるので社会保険に入ることができると思います。そこでも連れ合いを社会保険に入れるように対応してもらうようにお願いしました。現在、調整に入りました。
 
昨日、関連団体からの報告です。
埼玉県H市に住むC人・Kさん(男性)が、昨日(27)に自宅アパートで亡くなりました。前日にはN人の友人が電話で話したとの事ですが、当日、本人が電話に出ないので、C人の友人が訪問してみると、亡くなっていたそうです。救急搬送し、病院で死亡が確認されました。警察が検視等しているそうです。
当会の同国リーダーによると、昨年10月頃から、「胸が痛い」「お金がなくて病院に行けない」と言っていたそうです。リーダーからは支援団体などに医療費を頼むから一緒に行こうと誘っていたのですが、実現に至らないままだったそうです。C大使館も事実の掌握に動いているそうです。
Cさんは2010年9月に入管収容施設から仮放免になりました。5年以上の仮放免生活のなかで、健康診断、痛みなどでの受診の機会はほとんどなかったのだろうと思います。今回も、腹痛があったのはわかっていますが、何の病気か、身近な友人も知りません。
 
『私は、驚きと悔やまれる思いでいかの文章を出しました。
多くの人へお知らせをしてこのような痛ましい案件にならないようにしてきましたが
私たちの努力不足としか言いようがありません。
 
ゴメンナサイ
 
 メールを流すと反論される方もありますし、国内では難民はヨーロッパの問題としてでしか取り上げていただけません。
 

 現実に、仮放免者が死んでも明日の告知板にはでることもなくひそやかに闇の中に報じられるだけです。

一体このような事態はどうして起きるのでしょうか。
誰も、知ろうともしません。
 
メールで流し、一人でも危機的状況の人間に届いてほしいと言っても、面倒だと言って嫌われる社会とはどういうことでしょうか。
 
「闇よ、お前の正体は知っているぞ、無関心という実態なんだ。」と
叫んでもかえってくるのは何もない世界だけだ。
自分が肯定される社会だけが正しいとばかり一人死んでも誰も困らないのさ
 
再度、多くの皆様へ
聞いてください。
 
仮放免者が無くなっても歯車は止まらない
止めてください。その君の歯車を』
 
仮放免者とは、なんだろうかと思います。
皆様へ次回は下記の予定です。
日時 2016年313日(日)12時〜16
場所 普門院診療所 栃木県益子町 

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