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諸事物の断片(11)

 
血 税

税金に含まれると幻視される血のこと。

実情は税金だけでなく健康保険というあやふやであまりにも不公平な上納金制度の負担によっても流されている。

もともと国民皆保険制度のなかった米国で始まったオバマケアはトランプが唾棄したように悪法であったが、我々日本の社会においてはもっと質の悪い"オバマケア"が蔓延っているのである。

健康保険などないほうがいい。

国民皆保険制度などもはや害悪でしかないからやめるべきである。

こんな不公平な制度で年間70万ものお金をタダどりされるくらいならばその分を貯蓄して、いざという時のために充てたほうがよほどいい。

中所得層は富裕層と同額の負担を強いられるが低所得層・無所得層の負担とは雲泥の差がある。

日本の場合、このような血は主として中所得層によって流されているのである。



保育園

私にとって保育園が身近な存在であったことはない。

家族も親戚にも保育園に子供を預けたり預けられたりしたことのある者がいないからだ。

子供時分には保育園という場所を見た記憶はあまりない。

今ではビジネス街にも保育園があって毎朝通勤時に子供を連れて電車に乗り、オフィスの最寄りの保育園に預ける会社員がいる。

朝会社に行く道すがら二人の保母さんと手押し車に乗せられた幼児達に会うことがある。

木製の素朴な車の上部は四方に板に囲まれて六人くらいの小さな子の顔が並び、その後ろにはもっと大きな子供達がひょこひょこ歩いてついてきている。

こうした光景を川崎や幕張で私はいくどか見かけたことがあった。

私が一番に信じられないのは0歳児や1歳児が保育園に預けられているということである。

これはニグレクトではないか。

赤ん坊が一日の長い時間の大半を母親ではなく他人と接して過ごすというのは信じがたいことだ。

1歳児未満の子だけではない。

そもそも小さな子供が母親や祖母のこしらえたものではなく他人が作った食事を与えられて育つということじたいが私にはわからない感覚である。

保育というものは行政の問題である以前に家庭の問題であるはずだ。



東京の土地

東京という土地空間はいくつもの区分けによって分割され認識される。

23区や住所を構成する町名・番地のような行政上の区分とは異なる区分けもある。

そうした区分けは厳密な規則のあるものではなくてただ慣習によるものである。

御茶ノ水は文京区の湯島から千代田区の神田を覆う地域であるが正式な行政区分としては存在しない。

水道橋は文京区の水道という住所地域に隣接するが両者が示す領域は重なっていない。

赤坂付近にある溜池は今は町名としては存在していない。

このような事例の地名も我々の東京の生活で欠かせないものである。

もっとも我々は東京の空間を移動する際にそうした区分けの位置関係をあまり意識せずにいる。

移動の起点と着点だけ(場合によって中継地点も)を把握してさえいれば事足りるからだ。

銀座で買い物している時に資生堂まで行ってもその先は新橋の近くだということをあまり意識しないし、神谷町の駅を下車して虎ノ門へと向かう途中でどちらの方角が赤坂なのかすぐにはわからないし、慣れ親しんでいるはずの赤坂御用地周辺の位置関係もよくわからなくなることもある。

鉄道の隣接する駅と駅の間は実際に歩いたことのない箇所では具体的なイメージを思い浮かべることは当然ながら出来ないのである。

私は上野界隈まで行くのにあえてわざわざ鶯谷で降りてから行くことがあるが、駅から公園へと歩くことで初めて土地観を把握することが出来た。

生まれてからずっと東京に住んでいてもよく知っている場所は限られるのである。


チャック・ベリー

数あるヒットチューンの中で筆頭に挙げられる曲と言えば「ジョニー・B.グッド」であるがこの曲を聴いたのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観てからであったのはビートルズのスタジオ版がなかったからである。

チャック・ベリーの作品が主としてビートルズによってカバーされることで知名度が上がっていったことは有名だ。

チャックの粗削りなリフを洗練させたジョージ・ハリスンのメロディアスなリフ・コピーがかなでられる「ロール・オーバー・ベートーヴェン」のビートルズ・カバーは私のお気に入りの一曲である。

「スウィート・リトル・シックスティーン」はレノンのソロ作品でも録音されたが、ビーチボーイズの「サーフィン・U.S.A.」の原曲であるという点でも有名である。

「メイベリーン」はサイモン&ガーファンクルがカバーしている。

ロックの元祖はビル・ヘイリーあるいはチャック・ベリーだと言われている。

チャック・ベリーが他のミュージシャンのカバーによって広まっていったことはディランがカバーされていったさまにも似ている。

今週は世界中のロッカーが彼の死を悼んでいるであろう。

私もその端くれとして彼の冥福を祈る。

Pray for the rock'n soul .


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