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諸事物の断片(247)
子供のとき、田舎に住む親戚の家に行くたびに昆虫を見るのが楽しみだった。 親戚の人が山から採取してきたカブトムシのさなぎや成虫を子供の私は強い興味を持ってながめたものである。 カブトムシの角というのは、二股に分かれた角先がさらに二股に分かれているのが普通だが、個体によっては角が二股にだけ分かれているものもいて、私はそうした小ぶりの個体をコカブトムシと呼ぶのだと勝手に思い込んでいた。 ところが最近コカブトムシがどのような昆虫なのかを初めて知った。 それは私の大誤解で、本当のコカブトムシはずいぶん違うものだった。 それは私が小さい頃田舎でみたような小ぶりのカブトムシではなかったのだ。 本物のコカブトムシの実物を見たことはないが、それは子供のときにファーブル昆虫記の挿絵で見た甲虫に似ているので驚いたのである。 熱中症対策 経口での対策としては、各種飲料水、場合によっては飴でミネラル分と水分を補給することにあるとされる。 熱中症対策で好まれるのはスポーツドリンクと経口補水液であるが、これらの服用の是非は使い方によりけりである。 スポーツドリンクはブドウ糖が多いため、消費カロリーの少ない人や血糖値の高い人には向かない。 経口補水液はナトリウムが多いので、やはり塩分摂取を制限されている人の服用には医師と相談する必要がある。 健康な人にとってもこれらの飲料は食事が十分に摂れていない場合に必要となるのであって、バランスの良い食事を十分に摂っている場合には不要である。 イッセー尾形の一人芝居で、家族旅行の団欒でご馳走を食べながら子供がポカリスエットを飲むのを親たちが見咎めないでいるという作品があるが、こういう食習慣は危険である。 命の危険にかかわりかねない熱中症であるのに、こうした商品はコマーシャルな事情によって過剰にアピールされている傾向にあることは否めない。 自分の身を守るためには自分の生活習慣に合った熱中症対策が望ましい。 コーナー 原語の corner(英)には、角(かど)と隅(すみ)の両方の意味がある。 つまり、直角(あるいはそれに近い角度)に曲がった箇所の外側と内側の両方を指しているということだ。 アングルの原語である angle(英・仏)が外側の角の意味が強いのに比べて corner には外側・内側で同じ比重がある。 ※ 余談だがフランス語では coin が corner に該当する。 外側である「かど」は可視性が高く、社会的には交通の要所・流通の盛んな場所となり、内側の「すみ」は可視性が低く、衆人環視の行き届かない場所となるのである。 cornerも角も、このような相反する意味を持っているということだ。 cornerは転じて、すみっこ・秘密の場所・人目につかない場所などの意味をもつ。 日本語化された「コーナー」には曲がり角の意味もあるが、むしろよく使われているのは、そのような可視性の低い場所という意味である。 「コーナー」は展覧会やTV番組などにおいて、メインにはなり得ない副次的な出し物を指す言葉である。
昔放映されていた「お笑いマンガ道場」には「だん吉・祐子のおまけコ〜ナ〜」なんてものがあった。 まさにコーナーはおまけなのであるが、むしろそうした扱いの地位が逆説的に可視性の高いモノにもなり得るのである。 隅(すみ)ではあったものが角(かど)に転化するのだ。 以上 |

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コカブトムシはわたしも知りませんでした(雌と見間違えてたかも)。
たしかにフンコロガシっぽい。
でもカブトムシも堆肥の中でよく育ったりして清潔な昆虫とは言えない。
むしろカブトムシの細菌に対する耐性の強さを研究する科学者がいるそうです。
思えば食物の消化排泄のメカニズムと体内菌の使い方において、シデムシやフンコロガシは人の摂取排泄の回路と逆向きというだけで清潔不潔のレッテルは人の勝手なのでしょうね。
生き物の世界はFair is foul, and foul is fair(マクベス)の流転だなあと思う。
[ poposan ]
2019/8/7(水) 午前 0:10
そうそう、フンコロガシです。
子供の私はファーブルを読みながら家畜のフンで食べ物をこしらえる様子を想像してなぜだか美味しそうだなと思ったものです。
Fair is foul, and foul is fair が伝える意味には変わらぬものの定めと変わってゆくものの定めという両義性があります。
それにしても、popoさん、たけし軍団のダンカンの古い芸名からマクベスの王に結び付けたお話しの展開はさすがお見事ですね。
[ エイミ ]
2019/8/7(水) 午前 1:00