阿蒙のつぶやき

精神満腹 。器量を広げたいと願うなら、目の前のことをとことん命がけでやることだ(鉄舟山岡鉄太郎)

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3月20日(日)
出典:ヴァールミーキ編著,中村了昭訳『新訳ラーマーヤナ』(平凡社東洋文庫,2012
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<概 要>
  古代インドの大長編叙事詩で『マハーバーラタ』と並ぶインド2叙事詩1つ。原典はサンスクリットで書かれ、全7巻。詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話と古代英雄コーサラ国ラーマ王子の伝説を編纂したものとされる。紀元前6世紀ないし8世紀には主要部分は存在していたとの説があるが、全7巻分の梗概と同じ内容が『マハーバーラタ』に登場したのが紀元2世紀で、そのころには成立していたと考えられる。(本書「訳者まえがき」より引用)
<物語の伝播性>
  ラーマーヤナはインド文化の及ぶ全東洋に普及して大きな影響を及ぼしている。とくに日本とのかかわりでは、12世紀末、平康頼の「宝物(ほうぶつ)集」に「仏陀の前生である天竺の王が后を盗まれ、猿軍の協力で竜宮城に攻め入り、竜王を射倒し、后を取り返し、七宝を奪って凱旋する」という趣旨の内容が収録されている(本書「訳者まえがき」)


  なお本書に限らず、先般取り上げたマハーバーラタにおいても、登場人物の高貴な道徳的性格(たとえどんな約束であろうとも、必ず守る。憎い敵だったとしても、死者には敬意を払う)といったクシャトリア(武人階級)の道徳観が随所にちりばめられており、インドのフォークロアの特性に感じられ、非常に印象深い。
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<物語の梗概>
1巻(少年の巻)
  コ―サラ国を治める正義のダシャラタ王には世継ぎの王子がなかった。その頃、天界の神々は魔王ラーヴァナの迫害に苦しんでいた。魔王ラーヴァナは厳しい苦行によって梵天(ブラフマー)から神々、怪物、野獣などによって傷つけられない特権を授けられていた。神々はヴィシュヌ神に人間界に生まれてラーヴァナを退治してくださるように懇願した。ヴィシュヌ神は承諾し、ダシャラタ王の王子として降誕することにした。
  徳性と雄々しさで傑出した若者に成長したラーマ王子は、ヴィデーハ国のジャナカ王の王女シーターと結婚する。
2巻(アヨーディヤー都城の巻)
  ダシャラタ王は年老いたので、長男ラーマ王子を王位継承者に据えようと決心した。ところが、第3王妃カイケーイーは、邪悪な召使に唆され、自分の息子バラタ王子を王位につけたいと画策するのだった。
  バラタ王子を王位につけること、ラーマ王子を森林生活に追放することを王に迫った。かつて王妃の看護によって奇跡的に命を助けられた王は、妃の願いを2つは果すとの約束をしていた。ダジャラタ王は、王妃の懇望を無視しえず苦悩していた。
  真実を愛するラーマ王子はこのことを聞くと、自ら追放の生活を送ることを申し出た。こうして妻シーター、弟の一人ラクシュマナ王子を伴い、ラーマ王子は都城アヨーディヤーを離れ旅に出た。まもなく王は苦悩のうちに死去する。
  バラタ王子は即位を求められたが、それを拒否。兄王子が帰還するまで摂政として政務を執り行うことを誓う。
3巻(森林の巻)
  隠遁生活を送るラーマ王子らの一行に、受難の日々が待っていた。魔女、怪物が登場し、愛妻シーターは魔王ラーヴァナに奪われてしまう。ラーマはラクシュマナを伴ってシーター奪還の旅に出る。物語はこの巻から幻想の世界に入るが、冒険の数々は紙幅を必要とするので、残念だが細部は割愛する。
4巻(猿の王国キシュキンダーの巻)
  兄弟はパンパ―湖畔にやってきて、そこで猿王スグリーヴァに会う。スグリーヴァは兄ヴァーリンに妻と王国を奪われ追放の生活を送っていた。
  ラーマとラクシュマナは彼が領国を取り戻すのを助けた。ラーマの援助によって王位を得たスグリーヴァは、全軍を動員し、シーターの探索を命じる。スグリーヴァの信頼する臣下に、風の神の息子ハヌマトがいた。ラーヴァナがシーターを海を越えてランカーに運んだことを知ったハヌマトは、父譲りの飛翔力と勇猛さで、敵情偵察のため海を飛んで渡ることになった。
5巻(優美の巻)
この巻は風の神の息子猿のハヌマトの冒険の数々が描かれる。ランカーに到着したハヌマトは、長い間シーターを見つけることができなかったが、ついにアショーカの森にいるシーターを見つけ出す。彼女は2か月のあとには殺されることになっていた。ランカーの街の様子を十分観察したハヌマトは、ふたたびラーマのところへ飛び帰り、シーターを発見したこと、2か月後には殺されてしまうことを報告する。
6巻(戦争の巻)
  ここは、ラーマの軍団と魔王ラーヴァナの羅刹軍との大戦闘の模様が描かれている。ラーヴァナとラーマとの激しい一騎打ちが始まり、ラーマは梵天(ブラフマー)みずから製作した武器でラーヴァナを倒す。憎むべき敵ではあったが、ラーヴァナは厳粛に葬られる。ラーマは都城アヨーディアーに帰還、バラタ王子らに迎えられ王位に就く。
7巻(後続の巻)
  一時は敵の手に渡ったシーターの貞節に疑いをかけられたラーマとシーター。ラーマも動揺する。あらぬ疑いに、シーターは大地の女神にかけて純潔の誓言をする。すると大地が裂け、大地の女神が現れ、シーターを抱えて大地の深みに姿を消した。
  ラーマがこの世に降誕して11千年後、カーラ神(時の神)が現れ、天国へ帰るべき時であることを思い出させた。彼はふたたびヴィシュヌ神の姿にもどるのだった。(本書「訳者まえがき」より抜粋引用)
イメージ 1イメージ 2ラーマ王子(wiki)

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こんにちは。
ランダム・ブログより勝手ながら訪問させて頂きました。
貴方のブログを拝見致しましたが、とても素敵なブログですね。
実は私もブログを公開しています。
貴方のブログほど素敵ではありませんが、もしよろしければ見に来て下さい。
内容は四コマ漫画で、タイトルは「ボクら川越の警備員でーす!」と言います。
きっとストレス解消になることと思います。
どうかよろしくお願い致します。

2016/3/20(日) 午後 1:56 [ kei***** ]

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訪問いただき、ありがとうございます。またお褒めの言葉感謝です。
貴ブログ拝見しました。漫画のアイデアを生み出すのは大変だと思いますが、今後のご健闘をお祈りします。

2016/3/20(日) 午後 2:48 amonotsubuyaki


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