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この所 立て続けに 壊れていく or 壊れてしまった女性をヒロインにした
話題の作品見ました
「8月の家族たち」と「ブルージャスミン」
メリル・ストリープ&ケイト・ブランシェット どちらもアカデミー主演女優賞にノミネート
結果はケイトが獲得しましたが どちらも熱演!! 上手いですねぇ 当り前だけれど
昔から男女共に 身心を病んでいる人を演じると受賞することが多いように感じますが
役者にとっては演じ甲斐があるし 見る方も見応えがあります
まず「ブルージャスミン」 原題も同じ
ブルーは爽やかで美しい色だけれど「ブルーな気持ち」というように「憂鬱」な状態や
未熟なことも表す色
「ジャスミン」の花ことばは「温順」「柔和」「愛の通夜」「喜びに夢中」
「別離」「肉欲」「好色」だそう 「ジャネットなんて平凡だもの・・・」とジャスミンにした主人公
色彩学や花ことばの先進国アメリカならではの題名でしょうか?
内容的にはシリアスなのですが そこはアレン監督のこと
シニカルな笑いの要素も多く 自身のこと(年若い子との恋とか)「ネタ」にしているようで
自虐的かつ傍観者的視点がそこかしこに見られます
【解説】
ウディ・アレン監督が初顔合わせとなるケイト・ブランシェットを主演に迎えて贈る
シニカル・ドラマ。富豪との結婚生活が破綻し、妹のアパートに身を寄せてどん底からの
再出発を図る中年女性が、セレブ生活が忘れられず惨めな悪あがきを重ねては身も心も
すり減らせていくさまを辛辣に描き出す。共演はアレック・ボールドウィン、
サリー・ホーキンス、ピーター・サースガード。
ニューヨークでのセレブ生活が崩壊し、妹の住むサンフランシスコへとやって来た ジャスミン。質素な生活を送る妹の厄介になりながらも、虚栄心が捨てられずに
周囲にまるで馴染めない。おのずと精神もますます疲弊していく。
それでも華やかな生活を諦めることができず、再びセレブな舞台への返り咲きを期して
躍起になるジャスミンだったが…。 〜all cinemaより
オーストラリア在住のブロ友さんが随分以前にご覧になって
ジャスミンが持つバッグのことに言及なさっていました
家庭崩壊していく中での彼女の最後の牙城!ブランドが彼女のプライドを支えているのか?
確かに人の心は掴んでいられないけれど バッグはヒシと抱きしめていられる?!
シャネルのジャケット&アクセサリー エルメスのバッグ&スカーフ ダイヤモンドに時計
元夫もブランド物で固めていたし・・・女性だけではないですよね
(金色ピカピカだったりの時計してる男性 日本でも欧米でも多いし
シスコで最後の望みとなった外交官ドワイトだって
パーティーで「エルメスのバッグとシャネルの洋服 何とかの靴」とまず褒めてますもん
中身ではなくて見た目かい・・・です 嘘も見抜けなかったわけだし
あまりに自身の世界を作り上げて その中だけしか見ないようにしていると
少しでもはみ出した時に 生きていくのは辛いですね
女性の自立なんて今更な感がありますが
自立できなかった 大人になれなかった女性のお話・・・
ジャスミンから見ると不幸に見える妹ジンジャー(名前もピリッとしてます)
早々に家を出て自力で生きてきたパワーがあります
貧乏で不幸な人が益々不幸になるのは見るに忍びないけれど
金持ちで鼻持ちならなかった人が不幸になるのは蜜の味?という
見る側の心理をうまく突いたアレン監督ならではの作品でした
最後に更なる種明かしをするのも上手いです
あ 自身もクラリネットを吹くアレン監督 「ブルームーン」はじめ
音楽も良かったです
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