窓から名古屋城が見える

名古屋在住の管理人が書き綴る日記、読書・映画・岩崎宏美等に関するメモです。

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 先日は「週刊現代」で木村佳乃のグラビアしか紹介しなかったけど、記事としては、「『イラク出兵』自衛隊員 戦死者(自殺)5人」に注目。

 同誌によると、イラクに出兵した延べ5500人の自衛隊員のうち、5人(陸自4人、空自1人、すべて男性)が“自殺”したという。
 いずれも初期に派遣された隊員で、日本政府はこれらの情報を隠蔽していると指摘している。
 また、自殺の原因として、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の可能性があったを強調している。

 僕がこの記事に注目するには、伏線があった。
 1日付け読売新聞(朝刊)の国際面に、ロンドン駐在の飯塚恵子記者が書いた「イラク取材記(下)」という興味深い記事だ。

 2004年4月、サマワの陸自取材は日本政府の退避勧告に従って撤収。
 勧告理由は、イラクが危険であること。
 それ以降、陸自の活動は邦人記者の直接取材では報じられていない。

 そこでこの飯塚記者は、イラク南部に部隊を派遣している英国の外務・国防両省にサマワ行きを申請し、許可を得た。
 英軍警護下で取材をすれば、安全だと考えたのだ。
 日本の防衛庁にこの話を持ち込むと、最初は困惑したようだ。
 しかし、飯塚記者が「英軍警護下で行動する」と、安全上の問題がないことを繰り返し説明するにつれて、庁内からも「イラクでの活動について、最後は一度はきちんとした報道があっていい」という声も出たようで、最終的に、「陸自のサマワ宿営地に記者が宿泊する際は、英兵を同伴すること」との条件で取材OKとなった。

 しかし、6月1日の午前5時。
 出発の20分前になって、東京の首相官邸の高官から衛星電話が入り、「取材は受けない。安全の問題ではない。一社の単独取材は認められない」とダメだしをくらい、すべては徒労に終わる。
 英軍高官は、この話を聞いて、「なぜだ。現地からの報道は本国では好意的に受けとめられ、それが部隊の士気高揚につながるのに」と、日本政府の判断に疑問を呈し、憤っていたという。
 こうして、サマワ駐屯の陸自の様子は、国民にほとんど実態が知らされることなく、撤収に向かうことになった。
 この報道管制の徹底振りは何なのだろうか?
 見えないところで何が起こっているのだろうか?
 

 以下、僕の推測。
 
 イラクでの陸自の活動を詳しく報じられると、政府にとって都合が悪かったことは間違いあるまい。
 例えば、自衛隊の活動が、現地ではあまり役立っていない、とか。
 例えば、現場で必要な救援行動は、自衛隊でなくてもできることばかりだったんじゃないか、とか。
 例えば、やっぱり現地は戦争地域さながらで危険極まりない場所だった、とか。

 もっと穿ってみれば、時おりしも、防衛庁が「省」昇格(=利権拡大)を狙っている今。
 その大義が「国際平和への貢献」である以上、「役に立たなかった自衛隊の活動」「民間でも可能だったイラク復興支援」なんて空気は、絶対に流布したくないところだ・・・などなど。

 ・・・ところで。
「首相官邸の高官」とは、やっぱり飯島勲なのかな?

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