窓から名古屋城が見える

名古屋在住の管理人が書き綴る日記、読書・映画・岩崎宏美等に関するメモです。

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 過日、ここで書いたように、このブログの読者の方からドラマ「ひまわり」の録画を送っていただいた。
 有難いことで、謹んで開封し、すぐに観た。
 感想を一言で表すと、思ったよりは良かった。
 夏目雅子の半生をここまで真正面からドラマ化したのはこれで初めてなわけで、こういうものはアラを探したらキリがない。
 まずは、夏目ファンにとって喜ばしいことであったわけだ。
 
 笑ってしまったのは、“三角関係”報道のシーンで、桃井かおりまでは出なかったこと。
 ここで実名出されたら、桃井かおりだったら「ちょっとお、冗談じゃないわよお、そんな昔のこと蒸し返されて勝手にドラマ化なんかされたら、たまったもんじゃないわよお」と、かったるそうなあの口調で文句言うのかね。
 あと、ドラマではあまり踏み込んで触れていなかったけど、僕の記憶では、夏目と付き合っていた時期、伊集院静はまだ前妻と正式に離婚が成立していなかった気がする。

 まあ、そんな下世話な話はさておき、冒頭から思ったのは、物語の構成が昔放映していたTBSドラマ「美空ひばり物語」(1989年)と同じということ。
 深夜に娘の危篤を知らせる電話で起こされる夏目雅子の母が登場するけど、「美空」では同じく深夜、美空ひばりの訃報(危篤か?)の電話に岸本加代子が起こされる場面から始まる(僕の記憶では確かそうだ)。
 そこから時が遡り、娘と母の親子の物語が進んでいく。
 オーソドックスな構成だけど、ここで変に奇をてらう必要はないので、これはこれでよかった。
 山本学、武田鉄矢、田中好子などかつての夏目の共演者・縁者を出演させたのも、「美空」と似ていて、ファンはこれだけでも楽しめるだろう。
 堺正章、西田敏行、武田、田中のインタビューの挿入もよい趣向だった
 仲代達矢のインタビューがなかったけど、かつて仲代は夏目の死去直後、彼女のことを、“一癖あったり、個性的な女優が増える中で、少なくなった正統派の美人女優。大輪の花のようだった”と振り返った。
 そう、単なる美人というだけでなく、花(華)のある女優。
 とりわけ銀幕の世界では何者にも代え難い財産だ。
  
 父親役は岸部一徳だけど、やっぱ、岸部シローでは、あかんのかね。
 最近はドラマでちょくちょく出たり、バラエティ番組にもカオを見せることあるんだけど。
 でも、あの娘思いの真面目で温厚な父親像は、やっぱりシローじゃムリだね(^^;) 

 で、最後に、やっぱり気になるところを一つだけ記す。
 ドラマで仲間が再現した映画「鬼龍院花子の生涯」の土佐弁で啖呵を切るあの名場面。
 今年6月にこのブログでも指摘したけど、仲間の声は、やっぱり腹の底から出ていないんだよなあ。
 「・・・いかんぜよ!」の部分、全然、ドスがきいていない。
 (http://blogs.yahoo.co.jp/aneye21/archive/2007/6/25) 
 って言うか、この場面に限らず、僕は終始、あの仲間の台詞回しに表れる独特の抑揚というか、イントネーションが気になった。
 これは彼女の話し方のクセというか特徴なのだろう。
 だけど、それは夏目雅子の話し方の特徴ではない。
 ドラマの全体の印象を左右する部分と思うだけに、残念だった。


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