石の思い

ヤフーブログおわっちゃうんですね。あわててFC2にお引越しししました。

伊坂幸太郎

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今日は伊坂デー。

朝から乳ガン検診を受けて。

(おかげさまで異常なし)

待ち時間があったので、『砂漠』を読んだりして。(まだ途中♪)


大学生のお話です。砂漠に雪を降らせるお話です。中国語と確率のお話です。

仙台と練馬の物語です。


西嶋、好きです。かなり、好きです。



 「目の前で、子供が泣いているとしますよね。銃で誰かに撃たれそうだとしますよね。

  その時に、正義とは何だろう、とか考えててどうするんですか?助けちゃえばいいんですよ」



ごめんなさい、好きなんです、こういう人。


おまけにすごい日本語を、使います。


 「おい、北村、俺、凄いことに気づきましたよ」


びっくりしたー。


東堂、好きです。かなり、好きです。

美人で、頭がよくて、ブアイソウで、でも、何気にけなげで、好きです。

合コンの尾行してるシーンで落とされました♪(カワユイ)

・・・・

そのあと、池袋に映画を観にいって。

『陽気なギャングが地球を回す』

響野さん役の、佐藤浩市のキュートさにノック・アウトされました。

てか、可愛すぎ。

佐藤浩市に「カワイイ」という表現を使う日がくるとは、つゆとも思いませんでした。


なに下唇突き出してすねてんのサー。

「人殺しだけはイヤァー(><)」

とか、医者に泣きついてんのサー。

(↑そういうシーンがあった)


キュンときちまうわい。


あと、鈴木京香のあまりの色の白さにも、キュンときてしまいました^^

美人をみると、心がなごむねぇ・・・。


・・・

とても、楽しく観ました。

でも、私はやっぱり久遠くんが、一番だーい☆

そのあと、

サンシャインで古本市をやっていたので、ちらちら覗く。

あっ、坂口安吾の『不連続殺人事件』だぁ☆

角川文庫の旧版。

買う。

ほかに、小林秀雄を2冊。

(読むかどうかは、置いておいて^^;)


外はあいにくの雨でしたが、(お財布以外)はうるおった一日でした^^


☆☆☆

『陽気ギャングが地球を回す』 
原作:伊坂幸太郎
監督:前田哲
出演:大沢たかお(成瀬)、佐藤浩市(響野)、鈴木京香(雪子)、松田翔太(久遠)・・・
<全国松竹系の映画館にてロードショウ中>

『砂漠』伊坂幸太郎 著 (実業之日本社 1524円・税抜)

『不連続殺人事件』坂口安吾 著 (角川文庫 300円)

『ドストエフスキイの生活』小林秀雄 著 (創元文庫 80円)

『地獄の季節』 ランボオ 著 小林秀雄 訳 (岩波文庫 定価不明)

退屈と終末

会社帰りの本屋さんで、「総力特集・伊坂幸太郎 解体全書」という大きな見出しを発見!

きゃー☆

買って帰る。

「小説 すばる」という雑誌でした。

パラパラとめくってみたら、未読の作品の解説があった(←そりゃそうだ)

読めない(;;)

あとで、口惜しい思いをするのが分かっているから。

その雑誌を、部屋の隅の、なるべく目立たない所において、存在を忘れるように努める。


忘れた。


よーし、いいぞー。

鼻面のニンジンをかわしてやったぞー。

勝った!(何に?)

新刊も出ていました。『終末のフール』

誘惑だー。我慢、我慢。

スタコラ、あわてて別のコーナーに。


翻訳本のコーナーに行ったら、トーベ・ヤンソン(←ムーミンの作者さん)の挿絵の「不思議の国のアリス」が売っていました。

そういえば、不思議の国のアリスって、どんな話なんだろう?

猫とが、卵とか、きちがい帽子屋とか、トランプとか、三月うさぎとか。

クイーンとか。

そういうのが、出てくるというのは、うっすら聞いた事があるけれど、まともに読んだ事がありませんでした。

そのうえトーベ・ヤンソンの挿絵だもの☆


パラパラとめくってみたら、出だしがとても素敵でした。


「アリスは、だんだん退屈でたまらなくなってきた。」


うーん、素敵!!

迷わず、購入。

読むのが、楽しみです。

(どうか、積んでおくだけになりませんように!!)


☆☆☆

『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル 著 村山由佳 訳 トーベ・ヤンソン 挿絵
                      (メディア・ファクトリー 税抜 1500円)

『小説 すばる』4月号 〜総力特集!伊坂幸太郎 解体全書〜 
                      (集英社 税込 820円)

        「俺達は奇跡を起こすんだ」


                            『チルドレン』 伊坂幸太郎 著



「陣内様、大爆走。」

伊坂幸太郎氏の短編集、『チルドレン』読了。

ミステリも、からくりも満載の作品なので、物語の筋はお話しできませんが、

とても素敵な作品でした☆


登場人物は、

陣内(大明神)、 鴨居(陣内の親友)、 永瀬(全盲の青年)、 優子(永瀬の彼女)、
ベス(永瀬の盲導犬)、 武藤(陣内の後輩)・・・、


陣内というトンデモ野郎を軸にして、銀行強盗、少年犯罪、ちいさな恋のメロディ、離婚調停、ライブハウス、etc・・・と、自由自在に移動する時間と空間。

場所も時間もいっさいお構いなく、いつでも、どこでも、大暴走なのは陣内大明神。

時に害ある大学生、時に家裁の調査員。

そして、パンク・ロッカー。

ただただ、やりたい放題の大明神の足跡をぼんやりたどりながら、

もしかして、

ひょっとしたら、

人生は、わりと「甘い」のかもしれないぞ?

なんて、フトドキにも思ってしまうような、心地の良い「からくり」。

ふと、青空を仰ぎ見たくなってしまうような、そんな作品群でした。

たとえ、仰ぎ見た空が曇天であっても、けっして落胆しない心もちでいられるような。


「くもってるけど、まあ、いいか」


くらいの、気持ちでいさせてくれる。

そんなキラキラとした、ちいさな物語たち☆

・・・・・

春の夜。アーケード街、一本這入った裏道。下ろされたシャッター。
ボブ・ディランを原形を留めないくらいに速弾きする陣内。(でも、うまい)

パンクを自称する陣内。

それを実行する陣内。

結果、周囲に甚大な迷惑をかける陣内。


「手を自由にしろ。ギターを持たせろ。俺にギターを弾かせろっての」

銀行強盗にムリムタイな要求。(しかもえらそうだ)

その要求は通りません、御大。

ふれくされて、ポールにそっくりの声で、『ヘイ・シュード』をくちずさむ陣内。

何故だか、(陣内のせいで)銀行強盗に巻き込まれてしまう鴨居。出るのは溜め息ばかりだ。


<鴨居による証言>

「陣内はいつだって思い付きで行動し、周囲に迷惑や被害が及んでもやむなしと考えている節がある」

確かに。



飛んで、10年後、とある町のドン詰まりで、

「うるせえな、ガキが」

気弱な少年の顔面を殴りに掛かる陣内、推定31歳。(きちんと、顔面にヒット)

家裁の調査員。日々、犯罪を犯した子供達を相手にしたり、している陣内。

同行の後輩・武藤は、あっけにとられるばかりだ。

「適当でいいんだよ、適当で。人の人生にそこまで責任もてるかよ」

武藤、いったい何をどう信じていいのか、分からない。


<武藤による証言>

「けれど、僕が出会ってきた調査員の中で、陣内さんほど少年たちに慕われている人を見たことがなかった。」

武藤、ご愁傷様。


「そもそも大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」




害ある大学生の陣内。

ちいさな恋のメロディ。

「これは『絶対』にうまくいく片想いなんだよ」

レンタルビデオ屋の店員に突如告白する陣内。

あざやかに、フラれる陣内。

以後、「借りたビデオを巻き戻さずに返却する」という地味な復讐にいそしむ陣内。

世紀の告白の目撃者たるべく、ムリヤリ陣内に同行を命じられた永瀬と優子。


『絶対』なんて、あるのかな、と遠まわしに説得を試みる優子。


「『絶対』と言い切れることがひとつもないなんて、生きている意味がないだろ?」


「なるほど」

力技で納得させられてしまう、永瀬と優子。



<永瀬と優子による証言>

「陣内は世の中の面倒なことを飛び越しちゃっているのかもしれない」

「誰も許可していないのに、勝手に、飛び越しちゃったって感じだよね」



永瀬と陣内との会話。

「でも、陣内はケンタウルスではない」

「いや、俺は近い」

「特別な存在なんだ。だから、野次馬は、俺を見ているんだ」



失恋した自分のために「世界が止まった」と豪語しつつ、
彼をいぶかしげに(遠巻きに)見つめる群集の視線に、自らの「特別性」をますます確信する陣内。

とどまる事を知らない、その自信。その確信。



「いいか、これだけは言っておくけどな、俺は生まれてこの方、ダサかったことなんて一度もないんだよ」


・・・・

ざっと抜き出しても、このくらいの名言はお手のモノだ。

「名言」の総棚卸、大決算セール。売切御免。返品は、不可。


(「いや、俺は近い」って何さー?びっくりしました。近いか?だってケンタウルスだよ?
  神話の中にでてくる、アレだよ?)

心の中で、そうつっこみつつ。


職業 家裁の調査員、というのは仮の姿で、実はフェアリーでした。

と言った方が、まだ納得できる。

たまに、ごくまれにだが、「奇跡」を起こすし。

それだって、フェアリーだの、ケンタウルスだと思えば、なんら不思議ない。

人間だと思うから、間違っているんだ。

もし、人間だとしたら、近いのは・・・、


うーん、


「ジャイアン」。


本名、剛田 武 。



ジャイアンが、そのまま大人になったらこんなふうになるのかな?

強引で、好きなことしかしないで、パワフル。そして、たまに、いい奴。(映画の時だけ)

ジャイアンではないか!


存在自体がロマンチック。

ケンタウルスとか、フェアリーとか、ちょっと人外なもののような。

ジャイアンのような。

こんなのが、いたら、さぞや人生は騒々しく、活気に満ち、そしてちょっとばかり甘いだろうと。


「絶対」だの「奇跡」だの、

気恥ずかしくて、もうずいぶん長いあいだタンスの奥に仕舞い込んで、ホコリくさくなってしまっていた言葉達が。

きらきらと、てらいなく、図々しくも、

ばら撒かれた宝石や、オモチャのごとく、

惜しげもなく放り出された。

放り出されてしまった。

そんな、ものがたりたち。




外は、さむいさむい、冬景色。

たとえ見あげた空が曇天でも。

いま頁を閉じた本が、こんな本なら。

こんなロマンチックが、いま自分の手の中にあるのなら。

人生は「甘い」のではないかと。

そう、思わないではいられない、冬まっさかりの午後でした。


☆☆☆

『チルドレン』 伊坂幸太郎 著 (講談社 1500円・税抜)


※「ジャイアン」…本名 剛田 武。「剛田雑貨店」の長男。弱点、母ちゃん。
  国民的マンガ『ドラえもん』に登場するガキ大将。 歌が好き。

     「ロマンはどこだ?」

                   『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎


銀行強盗の、お話です。


盗難車のセダンにすっぽりおさまる4人組。

公務員。フリーター。喫茶店の店主。派遣社員。

「はじめから分かってしまう」
人の「嘘」を見抜く超能力を持つ男・成瀬。(リーダー)

犬好きで、お人よしでおせっかいなスリの天才・久遠。(手仕事担当)

退屈な人生の穴埋めを、「ほんのささやかなでまかせ」で贖う演説狂・響野。(演説担当)
 (よって彼の人生の大部分は「でまかせ」で終始する)

「クリフ・ジョーダンのソロは七十一秒後。ウィントン・ケリーのソロは二百三十三秒」
正確な体内時計を持つシングル・マザー・雪子。(配車・逃走担当)

陽気なギャングたちが、アルバイトの無い日や、喫茶店の店休日や、休日出勤の代休などを調整して、銀行を襲う。
(彼らは立派な社会人なので、休みのヤリクリにはそれなりに気を使う。)

お目当ての銀行で、4000万円の現ナマを頂戴した4人組。
ドロンの最中に、わき道から飛び出してきた車とドカン。
対向車から飛び出してきた男達(←こちらは現金輸送車ジャック)に、いきなり銃口を向けられて。
「バッグと車をよこせ」
「両方とも!?」
車と現ナマを奪われ、まんまとトンズラされてしまった彼ら。

「現金輸送車襲撃なんて、ダサいぜ、マナーがないぜ、野蛮だぜ」

美意識とロマンの無い襲撃に、ムッとするギャングたち。
(↑自分たちのことは、とりあえず棚上げ)

「盗まれた金を取り返してやろうか」とちょっぴり見せたやる気に応えるように、死体登場。


(あの車の接触が、仕組まれたものだったとしたら?)

明らかになる「裏切り」

「林さん」の死体の来し方行く末。

忍び寄る、超極悪人「神崎さん」の魔手。

成瀬は、臆病者で卑屈な小男「地道さん」を本当に仲間に入れるつもりなのか?

「地道さん」と雪子の関係とは?

はたして「裏切り者」はだれなのか?

そうして、結局彼らは4000万円を取り戻せるのか?


ギャングたちは、もののついでのように、陰湿ないじめっ子達をガムテープでグルグル巻きにしつつ。


グルーシェニカー。フラッシュレス・カメラ。巻き戻せないビデオ・デッキ。とかげのシッポ。偽警官。制服マニア。

カラマーゾフ。ボストンバッグ。シューベルトの『アヴェ・マリア』

いじめ、自閉症、シングル・マザー。離婚・・・。


重く考えればとことん重いさまざまな事情を抱えつつ、陽気にかろやかにステップを踏むギャングたち。

明日になれば、仕事が始まるのだ。無遅刻無欠勤。休日出勤までこなす出世頭なのだ。


深夜のショッピング・モール。広場。屋台。ガス灯。パラソル。

プラスチック製のテーブル。ベンチ。

缶ビールを片手にテーブルで、頭を寄せ合い、強盗の計画を練るギャングたち。

バック・ミュージックは「うすっぺらいサクソフォン・ジャズ」…。


ギャングたちはロマンを探す。

ついでに、裏切り者をあざむく。


・・・・・

さて、

「正義の味方」の醍醐味が、

「強きを挫き、弱きを助く」だとすると、


「悪漢小説(ピカレスク・ストーリー)」の醍醐味は、

「強きを挫き、弱きは激無視」だと思うのですが。


そりゃあ、つい、うっかり、「弱き」を助けてしまうこともありますが。

それは、あくまで「成り行き」でなくてはいけない。

流れ上、「強気を挫く」最中に、たまたま「助かったふう」なってしまうのが好ましい。

これぞ、ロマン。

あくまでさらりと、風のようにかろやかに。

悪漢どもは、陽気に驀進するのみなのです。


今回のギャングたちは、わりと子供と動物には親切なので。

かしこい子供の、精いっぱいの正義心には、『おとなげなく生きる』というポリシーのもと、
助っ人に入ったりも、します。
(↑大人の場合は無視もしくはスルー。ジブンデヤレヨ)


雪子の息子・慎一(←かしこくて、かわいい子)。

足の不自由な友達「薫くん」が、陰湿ないじめっ子たちの標的となって、「尋常でない暴力」をふるわれそうになっているのを助けようとする中学生。

あまりの自分の無力を承知して、大人(響野と久遠)に助けを求めるシーンがあるのですが。

そこの一節が、好きです。

もちろん、ピカレスク・ストーリーの本筋ではありませんが。

わき道、番外編、みたいなもの。

自分の無力を知り、人の助力を仰ぐ、という素直な魂をもった子供。

無力に気づかずに、「何でもひとりで出来てしまう」かなしい大人になってしまった母親をもつ子供。


そこで、

「響野さん、僕たちが慎一を助けなければ、誰が助けるんだ!」

平気でこんなセリフをのたまう久遠くん。

好きだったりします(^^)



「久遠は不思議な青年だった。青二才を代表するかのような暢気さと優雅さを備えていた。

 林檎を齧るような自然さで、他人に同情し、世話を焼き、青年らしく未来を嘆いたりする。」



お気に入りの、一節☆

・・・・・

「90分くらいの映画のような、小説」

作者あとがきのままの、そのようなお話。

とても、爽快、痛快に読めました。

爽快なんですが、やっぱりどこかでホロリ、とさせられてしまう作家さんです。

続いて同じく伊坂氏の「重力ピエロ」を購入。

図書館ではクリスティの「パーカ・パイン登場」を借りてきたので、

どちらを先に読むか、

秋の長雨。月のない夜の唯一の悩み事は、それだけなのです。

豊潤な人生。



  「ロマンはここだ。」




おやすみなさい、よい夢を。

ギャングにも、子供にも、そしてかなしい大人たちにも。


☆☆☆

『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 著 (祥伝社 838円・税抜)

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「自分のしたことが、良いのか悪いのかも判断できなくなって、  
          飛び降りようとする男がいたら、どうしますか?」

「さあ」

「助けるんですよ」


「もし、そういうことがあれば助けなくてはいけないんです」

     
                      「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎 著



「オーデュボンの祈り」読了。

おもしろかったです。

朝の電車の中で、はい、ふいに泣きました。

いえ、ぜんぜん泣かせ系の小説ではないのですが。(ミステリだし)

うわー、電車混んでるしハンカチだせないよー。

と、がんばりましたが。

お婆さんのシーンで。

うえー。

別に、給料日あとなのに、財布の中に300円しか入っていないとか、

「12月はシークレット・シフトで3日間だけ、休みやるよ☆」

とか、上司に言われたこととか、関係なくて。

(シークレットって何よぅ?それってシフトっていわないじゃん(;;))

そういうことではなくて。

よい作品でした。

あっ というまに、読んでしまいましたー。



ミステリなので、詳しい説明できないのが残念ですが。

何を書いてもネタばらしになってしまう・・・。

こんな感じ。


勤めていたシステム会社を辞めた、僕・伊藤。

なんとはなしに、ケチなコンビニ強盗(未遂)を犯す。

警察に連行される最中逃げ出した「僕」は、いつのまにか、不思議な島にいた。

突然訪ねてきた日比野の案内で島と関わる「僕」。

不思議な島での、現実とちょっとだけ、ずれた経験。

祈りの記憶。百年の孤独。


・・・・・


仙台の南にある「荻島」

地図に無い島。忘れられた島。

ほんのすこし、仙台とはすこしだけちがう島民たち。奇妙なルール。

未来を予知するカカシ、優午(ユーゴ)。(←彼は喋る)

ただひとり、殺人を許された美しい男・桜。

おおきな犬のような日比野。

「反対ことば」の、狂った画家、園山。

運び屋、轟。

妻を信仰する郵便局員、草薙。

死にゆく人の手を握るのが仕事の、百合ちゃん。

市場の「ウサギ」さん。


丘。

田圃。

詩。

拳銃。

花のたね。

リョコウバト。

「パトスキーの虐殺」


オーデュボンの、祈り。

・・・・・・


カカシが、殺された。

未来を予知できるカカシは何故、自分の「死」を防げなかったのか?

深夜に徘徊する狂った画家。


僕の「何故」

島民の「何故」

桜の「何故」

優午の「何故」


たくさんの「何故」が、ちらばり、組み合わされ、また、分解する。

バラバラにされた、カカシ。

「何故」カカシは、バラバラにされなければならなかったのか?

そうして、仙台から「僕」を追ってきた、殺人鬼・城山…。


☆☆☆

解説の「何よりレイプといじめと人類の傲慢を憎む。ぜったいに許さない。」

という吉野仁氏の文章が、とても好きです。

花をきれいだな、とおもう心とか、ちいさなものを殺してはいけないな。

とか。わりと簡単なことが。

かっこ悪い、とか。価値観はさまざま、とか。

いろいろごたくは並べるんですけれど。

「これだけは、だめ。」

と、きっぱりした「自分律」みたいのがあって。

そういう芯みたいなものがあって。

だから、ドキドキしても、安心して読める。

あたたかい、不思議で素敵なミステリ(?)でした。

・・・・ミステリなのかなぁ??

☆☆☆

「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎 著 (新潮文庫・629円)


追記:さっそく、伊坂氏の「ラッシュライフ」買っちゃった☆
   明日から読むんだ〜♪

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