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「 ターレガの トレモロ 遥か 雪を追う 」 虚空
夢と悩みに満ち満ちた青春の地方都市、 田舎者には目新しい
粉雪が舞う窓辺で 想いが さすらう
ものばかり、 ヤマハ、河合と楽器のメッカ、 なんとかギターを得 終日 弾いていた。 夜も 女体をイメージしたギターを抱いて寝た。 「禁じられた遊び」 「アルハンブラの想い出」 「月光の曲」 「アメリアの姫の想い」 等 すべて暗譜で弾けた。
だが女性より短い指では 音を間引かなければ ならなくなった。
これは作曲者、編曲者への冒涜。 方法もあるが と 言われた時、ピアノに興を失した気持は痛い ほど分かり、反対できなかった。 あの気の強い娘も、テクニックでカバーできる限界があること を、長年の練習で気付いていたよう だったから。
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