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「 友ありし 髭を生やした 白衣の天使 」 虚空 愛犬、神が寄越した白衣の天使、いや女だから天女、だが髭を生やして いた。 まあいいや。 行く末 会いたい奴。 天国か極楽に居ると察するが、私はまず地獄に赴くだろうから、 這上がれれば会えるかなぁ〜 いつも金魚のフンのように、私に 付いて来た。 魚釣りも一緒、タモ代わりになる役目が 好みだった。 竿に掛けた50センチものニゴイを、水辺まで行っては、逃がして たまるものかと、小さな姿態で必死に小高い砂利の上まで引きずり 上げた。 そして、やった〜 というような顔をしていた。 でも、バイクで運び 山散歩の時に 一度だけ俺を裏切ったぞ。 首輪なく先行してて、大型犬に出くわし パニック、 大型犬の 前に立ちはだかり 守ろうと 抱えようとした俺の腕を 掻い潜り遁走、短い脚で転げるように逃げ去った。 バイクで、隠れていないかと 茂みを睨みつ追っかけ、団地上の池付近で発見、 追い抜き待つ俺を認めても無視。 帰らなくっちゃ〜 の 一心。 家でハァハァしていた。 足を痛めた上 老衰に瀕しても、俺に訴え媚る素振りも見せず、外で 庭の草むらの中で過ごす。 散歩は、好みの場所まで 抱いていき おしっこ させた。 すっかり 悪くなり、玄関内で寝むらす も ついに 毎夜に失禁。 ある朝、大きなおならと背伸びをして、気を失った。 俺は メタメタになり、自棄酒をあおって二階の自室へ篭もる。 こんな時、一番損な役をするのは、いつも 二の姫。 どれくらい経ったろうか、呼ばれて、 「もうすぐ硬くなるから、今の内に リッキーの頭を撫でてあげて」 と、毅然かつ優しい言葉で、駄目親父を叱ってくれた。 白衣の天使は、部屋の座布団の上に 北枕で寝かされていた。 |
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寒い時期に、リッキーちゃんを亡くされたんですね。
ウチの愛犬も、シニアの仲間入りをしました。
ボチボチ、食べる物も考えてあげなくてはなりません。
2008/8/25(月) 午前 11:46
そうですね。
食べてくれ と 願いを込めて 向き合っていた日々が 思い出されます。
2008/8/25(月) 午後 1:39 [ ang*a*ugen ]