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「 蜘蛛の子ら 何処の天地で 住みなむや 」 虚空 春の気配を見つけてこよう と 朝の散歩 「山で転んでドブに落ちたら 助けを呼ばんなんし 携帯忘れなや」に 「家出してくる」 と 安心させ 家を出る ネコヤナギが 春の柔らかさの 予告編を見せてくれる 不断桜(四季桜)が 今は梅の番 次は わたしたちなの と 白い花で つつましやかに アピールしている でも 私の散歩のメインテーマ は いつものように 蜘蛛たち 野の壺が 刈り取られたススキの足もとに 横たわっている ナガコガネグモの 卵のう だ 有精卵だったのだ 壺の首付近に 孔が開けられている 孵化した子グモの内 一番歯の強い奴が穿孔作業に取り掛かり 後は共同作業をしたのだろう 数回の脱皮をするまでは まどいの時 仲良く過ごし ある風の吹く日に できるだけ高い所を選び 突き出したお尻から 糸をたなびかせ 強い風の瞬間を待ち 手や足を離す 空中飛遊して あとの行き先は 風任せ 雲のように集団になって飛び 成層圏に近い高空で見つかった 他種での例も あるという それでも 夏のおさまるころ ナガコガネグモは 野に ジグザグ模様の コシキで飾った 円網の真中で姿を見せる いけない 春を探す話だった |
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2007年02月15日
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