|
遠くの高い山々が目の前に映るような、すばらしく見晴らしのよい 丘に出る。 芝生のように柔らかな草が、一面に生えている。 腰を掛けてみる。 雪解けの水も吸っていない。 赤頭巾ちゃんも、直ぐに真似をする。 やゝ冷たい風が、頬を撫でる。 寝っころがってみる。 微かに、枯れ草の匂いが漂う。 赤頭巾ちゃんも、直ぐに真似をする。 「 太陽は、誰のもん? 」 「 リカ ノ〜 ! 」 「 パパに、呉れる ? 」 「 ダメ ! 」 「 じゃ、貸してくれる? 」 「 アカンノ 〜 !、パパニハ、オヒサマガ、アルデショウ 」 太陽が好きで好きでたまらない女の子。 何故か、自分のことを、「太陽の男の子」だと言い張り、太陽は、自分 のものだと言う。 そんな時、「お日さま」と言えば、許して貰えることになっているので ある。 「 お空、きれいだね 」 「 ウン、ママガ、アラッテ、クレタノ 」 「 お空、誰のもん?」 「 リカ ノ〜 !」 「 パパに、半分くれる? 」 「 ウン 」 今日は、気前が良い。 きれいな、山の空気のなせる技であろう。 わーい、貰っちゃった。 大きな青い空を、半分も。 開放感が、身にしみる。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2007年03月28日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]






