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メランコリック な 秋 思い出す のは 石亀との日々 も あった こと 私の かなしい 胸の内 聞いて やって 下さい その昔、ホウネンエビを求め 小川に接した田んぼの畦を散策していて なんか 石を踏んだ 気がした よく見ると、銭亀を脱したばかりのような 小さな 石亀 だった 手を差し伸べる も 動きが 危うい 逃げられない 仕舞い遅れた 左足 を 私が 踏んづけたらしい 引っ込められない左足が 痛々しい やや 迷った後、家に持ち帰り 様子を見る ことに する 洗面器に水を張り 小石や藻を入れ 小さなミミズを与え 世話 する ことに 決める でも 臆病で警戒心の強い石亀は 私が居る時には 餌を口にしない それでも 徐々に 足が癒えると ともに 私が居ても 餌を食べる ように なる 足を踏ん付けた私を 恨みもせず やがては 警戒心を仕舞い 懐いてきて 仲好しに なって きた 情が移って もう少しだけ と、いけないが もぐりで 飼う ことと なる 庭の小池にて 鯉や金魚と 同居させる 食事の時 鯉の餌を投げ与えるが 泳ぎも のろま で、鯉らに 煽られて ままならず 滑稽 パンの耳を 千切って 近くに 投げてやって も 咥えて 安全地帯に 逃げようとしては、鯉らに 見つかり 強奪されっちまう その内 鯉らとも 仲良く なったけれど、やがて 餌は 小池の縁石の 平たい石盤の上で するように なる そして やがては 私の手の平の上で するのが 好みに なる 掌の窪みに鯉の餌を盛り差し出すと、先ずは指先を餌と間違い噛み付いてくる 細かい歯だから 痛くはないが 一本噛んでは 他の指に手を沿え 突っ張り、首を引き 千切ぎろうと するから 気色の好いいものでは なかった ここ ここだ と 餌を指差すと のこのこ と 掌に乗っかって来て やっと お食事 餌がなくなると 指の隙間に入ったヤツを 取ろうとして また 指の付け根を 噛む かめへん けど 随分と 噛まれた 陽が出ている時には 鋭い爪 短足で重心が低い位置にあることを武器にして、首を目一杯伸ばして は 池の縁の 不可能と思える勾配の所からでも よじ登って来て、石の上で 甲羅干しをする そんな時 私が傍を歩いても そのまま居るのに、女房が歩くと 池に ぽちゃん〜 何故なのか 知りたく、足音だと仮説して 女房のヒールを失敬して歩いて見 たが そのまま 微動だに しなかった 何か 別のものが 二匹を 惹きつけ合って いたのかも 知れない そして 或る日 愛亀は 外出する私の後を追って 門の石段を降り 道路に出て 交通事故にあった これ以上は 言いたくない 湖岸を 歩いていて 水辺で 亀を 見つけたとき また 反省の気分が蘇り 胸が 篤く 疼く |
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2010年10月06日
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