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人には、独自の人生での やり残し感に基づく 思いがある
その一つに 老人の徘徊がある
私の亡父は 晩年、母がお互いの手を紐で縛り合って寝てやっていたのに、
ある朝 その紐を外し、大人の足でも1昼夜はかかる山村の生れ故郷へと
向った。
低学年教育者 と 詩歌人であって 地元の知名者だった ので
警察には 知らさず
自治会の多くの人々の協力にて、幸い 山に入る道の寸前に見つけて貰った
隣家で住んでいた亡兄が、「何故 そんな事 するんだ!」
と 怒りながら 問い詰めたら
夢でも見たのかな〜
それで 居ても立っても いられなく なったの だろう
「弟が 帰って来た」 と ぽつり と
学徒徴兵で出兵に狩り出された愛弟が異国にて戦死して、軍から届けられた
遺影もあるのに
戦争の悲劇は 人の心の中で トラウマとして
大人でも 何時まで 続くのだ!
(追感)
斯くの如く 傍観視してる私自身にだって 戦中生れの秘めたるトラウマ が ある
童謡の「海は 広いな 大きいな ・・・ 行って見たいな よその国」
少年心では 敵国だから行っちゃイケナイんだ と 捉えて いた もん!
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