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娘たち

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黄色いカーネーション

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   「 母と娘の 想い咲かせる カーネーション 」  虚空
 


  語学習得と異文化探索とかで 海外で放浪中の三の姫から、

 母の日に一週間も早く、鉢植のカーネーションが届いた。


  今年は黄色いカーネーション、名前は「レモンソフト」 とか

 書いてある。



 「着いた ぞ」 と メールを打つ、 返事が来た。
 
 
 「 黄色いカーネーション やんな?

  今年はちょっと変わり系にしてみたんやけど、かわいい?

  実物見てみたいわ〜

  お母さんが気に入ってくれたらいいんやけど 」


 
 「 こんなのだ  photo 添付

  黄色いカーネーション 」



 「 画像ありがとー!

  めっちゃ かわいいな〜!

  つぼみもいっぱいあって 育てがいありそうで良かった☆ 」 



 「 ママごんは 4,5日したら郷里から帰ってくると思う

  水をやっとくのか? 」
  



  ここまでは よい。



 「 それで お願いやねん

  ネットで買うたし 現物見られへん   

  ほとんど つぼみ のと 注文しといたけど

  お父さん! 内緒で育てて ほどよく咲かせて 母の日の前の日

 ぐらいに見せたげて 」
 


  これからが 専業祖父と兼務してる専業親父の いつもの業務。

 
  育て方カードには、屋外の直射日光がよく当たる所で、水やりは

 毎日たっぷり、花には かからないように、雨にも当たらないように

 して下さいと。



   また悩む。

  たっぷりとは 大さじに何杯くらいなのか、

  雨の日には 黄色い傘を 差し掛けてやらねば ならないのか。



   玄関で育てる。


 
  帰ってきた女房に見せたら、一寸 観てから

 「 元気にしているようで よかった、 メールしとくけど 今 

 あっちは 何時なの ・・・ でもきれい 」   
 
  だけ。



  娘に結果を メールしたら

 「 ありがと 」

  との 辺メール。
  
   だけ。


  一字を打つ暇もないほど 多忙なのだろう。




 花を介しての、時代差を感じる 母と娘の会話、わずかに 

  ずれている。

  
  それにしても 私の立場は 一体何うなっているのだ〜〜




   黄色いカーネーションの花言葉
 
 
  ・・・「美」「嫉妬」「愛情の揺らぎ」「友情」「軽蔑」
 

 
    なんとなく 何れもが 合ってるようだ 



     人間だもの ウン!
 
  
   

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 「 食卓で 大きいのを捕り 子は育つ 」  虚空
 
 
  貧乏神にやけに好かれていた頃の、食卓での争奪風景。
  
 それでも、何とか育っていくものだ。 




  三の姫は、スポーツ系から文学(含コミック)系、技術系へと

 変貌して行った。

 

  粗雑な行動に満ちた幼稚園前時代、 団地公園のジャングルジム
 
 トップの突起部で仁王立ちしってオシッコし、靴を濡らし足を滑ら

 して、真ん中の空洞部を 上手に落っこちた。

 顎を五針程縫うだけで済んだ。

 
 外科医には、落下途中に引っ掛かっていたら、体がバラバラに

 なったろうと 脅された。

 

  幼稚園初めての遠足、川辺の公園でブランコを想定外まで大揺ら

 しさせ、飛び出し落下、 呼び出されて血だらけの頭の奴を また 

 馴染みの医者へ。

 
 「 先生 、フアスナーにしておいて 」と言ったら、

  子に「 早くしてよ 」と睨まれた。



  エンジニアになり、やっと落ち付いたと思ったら、今また無所属系

 に変身。

 異文化を知りたいとかで日本を出奔、ブログ更新で安否を知るの

 み。

 

  その内、抱いた 碧い瞳の女の子に 「 グランドパパ! 」

 なんて言われることも、心づもりにしておこう。

 

 一の姫に言ったら「 それも、面白いじゃない 」 だけ。
 
 

  とても 付いて行けな〜い。


  これからの事を思えば  嗚呼!

     
   

男は狼なの

 

  二の姫が幼少でご受験前、トレセンに毎週通った。

 父母何れかの同伴が条件だったのかは失念。


  娘は、室内運動場にて4、5人で手を繋いで走るメニューの時、

  数週間は涙を流しながら駆けていた。

 
  それほど嫌がる素振りは見せないていないのに。


 「何故泣くの?」に、頑として答えなかった。


 でも、機嫌の良い時を見はからって聞き出した。

 「オトコはオオカミなの、テをツナグのがコワかったの」と答えた。

 
  さもあらん、母のお供の時も、姉の友達も全て女の子、男の子と交わる

 機会なく育った弊害に加えて、

 ピンクレディーが、「男は狼なのよ」と、盛んに歌ってた。

 

   子供の言動には、全てに意味があるようである。


    

お友達は妖精たち

 
   昔々 わが城の玄関には 毎朝のように 二の姫を訪ねて、

  チャッキー、えびらせん、オジーヤ、あじーや、みよこさんらの

 妖精が 遊びに来ていた。


  奥方は、生協の立ち上げ活動に参加、だから母の背に居るか 

 布団の中に居るかの毎日。


  それゆえ 妖精を次々と増やし 挨拶しながら迎え みんなで遊ん

 でいた。 



  それでもある日、寝覚めて 急に淋しさに耐えられなくなった

 のか、謀反を企て 脱走に成功。

 
  ピアノレッスンのため京の都へと出かけた一の姫を慕い

  大人に紛れて バスに乗り近隣の駅へ。


  電車に乗る瞬前、駄菓子屋のおっちゃんに保護された。



  その時の いいぐさだよ

 「そろそろ おうちに かえろうとしてたの」
 

 
  都市の街の中まで行っていたら ミコは発生してなかったね。
   
    
   

笑った赤鬼

 
 
   広介童話 「泣いた赤鬼」、置き手紙シーンを軸に今も心酔。


  三の姫が幼少、友情や他の為という感情理解に対し未発達、未消化

 な頃、同じように読み聞かせ、接した。


   しかし三姫三様、反応は異なった。

  一の姫は 理解せんと必死な顔で、目を丸くしていた。


  二の姫は 涙を、堪えていた、父の顔を見ながら。


  三の姫は 涙を見せながらも、とんでもない行動に出た。


 感性的には早熟、友情心が解らないまゝ、覚えだちのヒラガナのみ

 の作文を チラシの裏に書いて来て、見せた。
 

  「わらったあかおに」

  後日談で、青鬼が赤鬼に会いに来た。

 赤鬼は居留守を何度も繰り返し、家の中で笑った という内容だっ

 た。


 手紙を読んで泣いたのを、「会いたいのに行ってしまった!」と 反応、

 その仕返し心。

 
 父にもある心。



  童話という文学の深さ、与え方の難しさを感じた。  



   でも、それぞれの姫らの性格は、今も、そのまんまである。



  

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