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「 失せものに 感動しろよと お巡りさん 」 虚空 勤め時代に唯一度、勤務中に妻から、来て〜! と呼び出された。 一の姫の小学運動会、二の姫が消えた。 母の手を かい潜り 迷子に。 校内は騒然、 校長は職員で探すからと、担任は、いいから警察に連絡しよう と。 私は学校の事は妻に任し、ホームベースに帰り、ひたすら電話を 待つ。 見付かった。 湖畔の陸橋で、歩き疲れたように 雨を受け 眠る子が居ると、 他級の先生に知らせてくれた 人がいた。 受け取りに行った駅前の交番、若いお巡りさん。 飴を含んだ どろんこ顔と もう一つの顔、 仏頂面 二つ。 この対応に不満気で、「もっと、ひしと抱いたれや」と なじられ た。 我が子の受け取りの領収書を書かされ、自転車のけつに乗っけ 一目散に帰宅した。 |
娘たち
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愛されている実感を感じて 俺の生きざまは 、不純な動機を源泉としている。 己をねじ伏せる事象を渇望して、色んな事に挑戦した。 俺から引き千切がれ 欠損した部分の心情を 回復させる 技を探す旅。 俺に欠落している部品を探し廻り 完成品にすべく 修復する旅。 物心つき、ただ我慢し 耐え 誤魔化し 人を愛する振りをし続けた。 父母の強烈な個性、 エゴのし列なる闘いの中で右往左往し続け、 良い子ちゃんを演じざるを得なかった子供 時代 。 そのトラウマが蝕んだ欠陥商品。 ただ 独りで 闘い 疲れて、 崩れ落ちそう だった。 虚しく 悔しいけれど 余力は無く、俺の 限界だった。 だが 、お前達みんなからの 本当のの愛に気付き、今になって やっと 青い鳥の尻尾が くっきりと見えた。 |
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「 母の手に 花咲き分けて 七五三 」 虚空 三の姫の時だったか 近所の神社に七五三参りした時 両の手に おべべ着た娘達を携えた母親を観て 妙な感慨に打たれ創った句 子供は 神様がそれぞれの親に 配ったものなんだ 決して私物化するもんじゃない 加えて 親の役目は それぞれの子供の個性に応じて 咲き分け させなくてはいけない 神様は 同じようなものを配る訳はないのだから ねばならない 子らは 「 おのが花を おのが手で 更に 見事に咲かせて欲しい 」 これが人生の目的だと思う。
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